まとめ

過去ログ163 2014/11/25 23:38

★日曜日 121
東京11レース
ジャパンカップ

ジェンティルドンナ
この馬が高いパフォーマンスを見せているのは、仕掛けが早いレースか、流れが単調な競馬の時で、昨年の天皇賞秋も積極的に前を突いて単調な競馬に持ち込んで強い競馬をしていました。
ジャスタウェイがポテンシャル勝負で強過ぎましたが、この馬も相当強い競馬をしていました。
2400mでのポテンシャル勝負なら歴代牝馬でのナンバー1だと言えます。

この馬の弱点はエンジンの掛かり
の遅さで、桜花賞・オークス後の秋華賞は適性的に取りこぼす可能性が高いように思いましたが、ヴィルシーナが超スローの逃げを選択した点、チェリーメドゥーサが捲ってレースが流れた点。 62.2-58.2とペースでは超スローでしたがラップで見ると12.3 - 11.6 - 11.4 - 11.3 - 11.5 - 12.4と後半は向正面の段階でかなり速いラップをチェリーメドゥーサが刻み、ここでエンジンの掛かりが鈍いジェンティルドンナでもしっかりと外からトップスピードに乗せられて、最後はヴィルシーナをハナ差交わしての勝利となりました。

もう1つの弱点はタフな馬場。
稍重でも昨年の天皇賞秋のように単調な競馬で57秒台の勝ち時計が出るような状況では力は発揮できますが タフな馬場になると今年の京都記念や2年連続宝塚記念での完敗が示しているように良さが出ません。
京都記念ではスローから12.9 - 13.0 - 12.2 - 11.5 - 11.0 - 11.7のラップで、坂の下りでブレーキをかけながらの競馬にもなってしまい直線で全然伸びず完敗。また、今年の宝塚記念と昨年と比較しても流れた昨年はポジションをと取って進められた分頑張れましたが、今年はスロー気味でポジションを取れず、12.1 - 12.0 - 11.8 - 11.7 - 11.8 - 12.1と後半のロングスパート戦について行けずに最後まで良さを引き出せませんでした。

得意の府中ではオルフェーヴルを撃破しただけでなくルーラーシップを子ども扱いにしており、ヴィルシーナ5馬身ちぎったオークスの内容からも府中の高速馬場2400mは間違いなくベストの舞台です。
基本的にはこの馬の持ち味であるトップスピードの持続力、ポテンシャルを発揮することが重要で、左回りなら今のところ要所で大きく置かれるようなことはないため、コーナーで動き出す競馬にも対応してきていることを考えると、現時点で先週のような馬場状態ならこの馬が崩れる要素は考えられません。