まとめ

過去ログ164 2014/11/26 0:28

★日曜日 共通
ハープスター

今回はオークスで伸びあぐねた東京2400m戦。
距離不安に関しては解消されたわけではなく、特に札幌記念ではハイペースのポテンシャル勝負で良さを引き出してきただけに、この馬としてはできればある程度流れてタフな競馬でこそという感じもあり、2400m戦で緩急が生まれた場合に対応できるのかどうかが焦点となります。
ただ、前述のとおり、どちらもジョッキーが上手くハープスターの脚を引き出すための順序を踏めなかった感じでもあるため、そのあたりをしっかりと進めて上手くトップスピードに乗せられればチャンスはあります。
単調な札幌記念や、4コーナーから直線入りに加速装置がある阪神外回りに比べると、3コーナーの下りの地点では早仕掛けになる府中では基本自力での加速が問われます。
前を向いて多少ロスがあっても早くエンジンを点火させてやるような競馬が理想です。
ポジション取りに関してはそこまで意識せず、極端に後方にさえならなければ問題ありません。
中途半端にポジションを取ったことで加速スペースを作れずに要所で動けない状態で直線に入る展開が最悪で、そういった競馬になるぐらいなら後方から進路を確保した状態で早めの競馬をした方が良さそうです。
ハープスターの末脚を陣営がどこまで信じるかにもよりますが、脚を引き出すことを優先するのであれば、ポジションよりも仕掛けどころが重要です。
この馬は器用さが全くない馬で、奇襲的な競馬は見込めません。
トップスピードに乗ってしまえばすさまじい競馬ができているのは新潟2歳Sや桜花賞で証明済みです。

ワンアンドオンリー
この馬の武器は質の高いトップスピードを長く維持できる点で、東京2400mは合います。
この馬の適性面以外で不安なのが前走ソロっと出して掛った事で不、ポジションを無駄に下げ過ぎてしまう事です。
ペース自体がスローになれば途中で上げて行くという選択肢も取れますが、ある程度流れて縦長でポジションが動きにくくなった時に最後方グループとなるとかなり苦しくなります。
ダービーの勝因は目標を作れたことで、イスラボニータとのポジション差がない状態で直線でトップスピードの質の高さを生かして差し切ったこ事です。
折り合いに意識が強くなってポジション取りが甘くなってしまうと厳しくなります。
神戸新聞杯の内容からも正攻法でねじ伏せるには今回の相手は強力過ぎます。
トップスピードの質は素晴らしいものを持っていますが、持続力に関してはジャスタウェイやジェンティルドンナには及びません。
この馬が持ち味をしっかり引き出す競馬をするためには、レース序盤でリスクを背負ってでもポジションをとっていく必要があります。