まとめ

過去ログ165 2014/11/26 12:04

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ヒットザターゲット

2走前の京都大賞典では結果的に離れた2列目がワンツーする競馬だったため、枠が内なら着順はもっと上がっていました。
その京都大賞典は前が平均的に刻み、2列目が結果的にベストな場所にいた競馬の中で、離れた集団でも最後方に近いところ。
そこから12.5 - 12.0 - 11.7 - 11.6 - 11.8のラップで前が引っ張る中、コーナーでそれを詰めに動いているところからも後続の仕掛けのポイントはもう少し速かったように思えます。
その流れの中で3〜4コーナーで外目を追走してロスを作りながら直線を向くと、直線序盤ではトーセンラーに見劣らない脚を披露しました。
京都でインが有利な展開になったことを考えると、トーセンラーの外から勝ちに行く競馬でトーセンラーに速さ負けせず見劣らない競馬での接戦での4着はかなり高いパフォーマンスだと言えます。
前走の天皇賞秋では60.7-59.0とスローペースで12.1 - 12.3 - 11.4 - 11.3 - 11.9と緩急がある競馬。この流れをほぼ最後方列で直線を向き、そこから外に出してL2では絶望的な位置からL1で猛然と追い込んできて高いトップスピードの持続力を見せてきました。
この2戦でパフォーマンスを上げてきており、この内容ならジャパンカップでも怖い存在となります。

昨年はトップクラス相手にはトップスピードの持続力や質で見劣っており、後方で溜めて間隙を突く競馬で早仕掛けを待つ展開待ちの馬でした。
昨年のジャパンカップではタフな馬場で早仕掛けして最後は甘くなっており、それもあって後方一気に徹してきたように思えます。
ただ宝塚記念ではタフなポテンシャル勝負に対応し、京都大賞典ではトーセンラーとの戦いに斤量差は多少ありましたが外を回して僅差での敗戦。
そして前走の天皇賞秋ではスムーズには行かなかった中でL1でのバテ差しの非凡さを見せました。
ここは注意が必要な1頭となります。

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東京11レース

エピファネイア
気性難で掛かり癖があるため、要所の反応は追って加速ではなく抜いて加速、という感じになりそうです。

前走の天皇賞・秋ではパドックから気が入ってしまい、返し馬でも変わらず。中間の稽古では馬の後ろに入れてハミを抜く練習をさせていましたが、ゲート内でも唸っており、突進しそうになっていました。
ゲートで少し待たされ、スタートのタイミングが合わずにアオリ気味のスタート。
2コーナーへの入りから馬込みでゴチャついてしまい、行きたがってハミが抜けませんでした。
ただ、要所の反応自体は良く見えました。
最後はトップスピード勝負になり、そこまで長く脚を使えませんでした。
これまでの傾向的に見てもポジションをとるのであれば距離はあった方が良いタイプで、菊花賞で掛かっても最後まで全く問題なかったように距離適性に関しては不安は全くありません。
掛かるタイプは前に壁を作りたいために壁を作れない外枠はマイナスとなりますが、この馬の場合は掛かるタイプながら内に入るとリズムをつくれないため、外枠の方がプラスに働きます。

今回はスロー想定になりそうなため、まずポジションを取ってそこで折り合えるかどうかがカギとなります。
スミヨン騎手に乗り替わりますが、この辺りはしっかりと抑えこんでもらいたいところです。
菊花賞を見ても12秒前後を連続させるようなトップスピードがそこまで問われないケースなら最後まで脚を使えており、この馬はポテンシャルタイプの可能性が高く、トップスピード勝負では脚が長く使えない可能性があります。
本質的には淡々とした競馬の方が良合っている可能性もあり、それならポジションに関わらず長く脚を使ってくる可能性もあります。
今回に関してはスロー想定で、そうであればポジショニングは必須。
後方からになると使える脚が短いこの馬では苦しくなります。
菊花賞のように雨が降ってしまってトップスピード問われない展開ならチャンスはあります。


イスラボニータ
ジャパンカップでは2つのポイントが焦点となります。
1つ目は有力馬が分散する点。
ダービでの敗戦はワンアンドオンリーが相手をイスラボニータに絞り、イスラボニータを目標にポジションを突けるというような戦略が嵌りました。
ワンアンドオンリーの枠次第ではこれまで通りの後方からの競馬も考えられ、トップスピードの質では見劣っても要所の反応の良さはこちらが上回ります。
今回のメンバー構成はトップスピードの持続力タイプが多く、その点で要所でスッと動けるこの馬のギアチェンジは持続力タイプを破るにはうってつけの武器と言えます。
また、この馬は動き出しが抜群にいい馬で、内からロスなく進められるのもこの馬の魅力です。

もう1点のポイントは不安材料となりますが、この馬の荒い気性をコントロールしながら競馬ができるかという点です。
サトノシュレンが逃げるとしてもペースは落ち着くため、そういう展開でも壁を作りながら進められる内枠の方が良いのは間違いありません。
今回のメンバーで総合力の高い馬は同馬とフェノーメノのみ。
セントライト記念を見る限り距離は伸びても問題ないはずで、極端でない程度のスローペースに持ち込めればこの馬の競馬になる可能性は高いように思えます。