まとめ

過去ログ170 2014/11/28 23:46

★日曜日 ウイナーズネット
東京11レース

3ジェンティルドンナ
ムーア騎手という事もあり、ポジションを主張していきながら内ポケットを確保できそうなため、この枠は好都合と言えます。
右回りでは動き出しが早い方ではありませんが、府中なら対応できており、昨年のこのレースでは前に行った中で踏ん張ったのはこの馬のみでした。
前走の天皇賞では直線で狭い所に入ってしまいましたが、広い所へ出していれば勝っていたレース内容でした。

今回も外に出すにはレースが流れてくれないと難しいため、その点からもできれば早い段階でポジションを取る事が重要です。
スローからのロングスパート戦になってもいい枠なので、その点でも不安材料は少ない1頭です。
極端なスローのギアチェンジ勝負になることは極めてまれなレースなため、そういう意味でもロスなく運べるこの枠プラスと言えます。


1ジャスタウェイ
この馬にとっては最高の枠並びと言えます。
前にジェンティルドンナという目標を作りながら動けるのは大きな材料です。
ただ、最内枠だけに外から前に各馬が切り込んで入ってくる形になってポジションを下げ過ぎないかどうかがカギとなります。
最内枠なので前との間にスペースを置きながらになるとそこに割って入られて下げる、またスペースを空けて割って入られてしまい気づけば最後になるというのは避けたいところです。
ジェンティルドンナと自身との間にもエピファネイア辺りが入ってくる可能性が高く、器用なイスラボニータはジェンティルドンナの前に入り込んでその外からサトノシュレンやトーセンジョーダンを行かせる形になりそうです。
そうなるとさらに下がってしまうため、ジェンティルドンナの直後にポジションを取った方が良さそうです。
今週は重い坂路だったとはいえ、ローブティサージュに遅れて4F53.7秒-1F13.6秒は少々気になる材料。
同じ海外帰りの安田記念では馬場状態こそ違えど、4F52.3秒-1F12.4秒を記録して先着していただけにデキに関しても不安があります。


10ワンアンドオンリー
イスラボニータが器用にポジション取りをする中で、スローで最内のスペースを狙うとなると難しい枠となります。
前に壁を作れなければ菊花賞で折り合いを欠いたという点からもその辺を嫌う意識が働きそうです。
積極的に出して行くにはリスクがある枠で、どういう位置取りをしてくるかがカギとなります。
外から勝ちに行く形になると、今回のメンバーではトップスピードの持続力で神戸新聞杯から見ても強気にはなれません。
インで脚を溜めてイスラボニータを目標に直後につけられればベストですが、イスラボニータがポケットに入り込んだ時にその横で2,3列目の内目を立ち回ることができればチャンスはあります。


9イスラボニータ
ワンアンドオンリーと同枠で、ワンアンドオンリーよりも内枠となりました。
この馬のポジショニングならジェンティルドンナの前につけて2列目ポケットで仕掛けをコントロールする形が取れそうです。
今回の場合、スロー濃厚で外の出方を見ながらでないと難しい面もありますが、ジェンティルドンナの前につけることに拘って外の2頭トーセンやサトノが行かなかった場合にはハナという可能性もあります。
ジェンティルドンナの少し後ろから馬群の中目というポジションは器用なこの馬としてはプラスで、前走で仕掛けが早かったことからも前で目標になるよりはジェンティルドンナに蓋をしながらレース全体の仕掛けを遅らせつつ反応の良さを活かす競馬に持ち込む競馬を選択する可能性もあります。
この馬のポジショニングがレースの流れを左右しそうです。


6ハープスター
いつもより前ポジションを取るなら外枠の方が良いはずで、エンジンの掛かりが遅いタイプだけに、内外から凝縮する形でポジションを主張できそうにない今回は、早い段階で最後方に下げて道中緩い地点でじわっと押し上げながら外を進む中で目標を探す方が合っていそうです。
仮に中団ぐらいでポジションを取れたとしても要所でのギアチェンジの鈍さはネックとなります。
オークスでの反応の悪さ、加速が問われると動けないリスクをカバーするなら仕掛けのリズムを優先した方が良さそうです。


16フェノーメノ
このレースは仕掛けが早くなりがちなため、その点から考えてもトップスピードの持続力がそんなに高くないフェノーメノの立場で考えるとやはり内枠でポジションを取りながらロスなく進めたかったところだと思います。
逃げ馬2頭の外になるため、ダービーで見せたスピード、ポテンシャル面を担保にこの2頭を突きつつスペースを広げてそこに入り込むような競馬ができれば面白い1頭です。