まとめ

過去ログ173 2014/12/3 12:11

★日曜日 研究
中京11レース

コパノリッキー
近4走で中央、地方のGTレース4つに使われて(3.1.0.0)と抜群の成績を残している1頭。
3走前のかしわ記念ではワンダーアキュート相手に完勝していますが、緩い流れの中で進められたこ事が勝利の要因で、ワンダーアキュートにとってはマイルは距離的に短く、中長距離路線でどこまでやれるかという点ではまだ未知数な1頭でした。

2走前の帝王賞では2000m戦となり、試金石の1戦となりましたが、不良馬場で時計も出やすい状況で62.3-61.2とスローペース気味から12.2 - 12.7 - 12.5 - 12.4 - 11.5 - 12.1と仕掛けが遅い展開となりました。
コーナーがきつい大井らしくコーナーでは少しラップが落ちて出口から直線入りでのギアチェンジが要求される流れとなり、この流れで番手を確保しながら、ワンダーアキュートにマークされる競馬。
向正面でインから入れ替わってハナに立つと3コーナーではワンダーアキュートが外からプレッシャーをかけに来ましたが、4コーナーでも我慢して先頭で直線に入ると最後はワンダーアキュートの持続力に屈して2着。
内容的にはフェブラリーSに近い形となりましたが、2000mでの優位性をワンダーアキュートが示しました。
結果としてマークされてトップスピードの持続力をでねじ伏せられた形
前走の盛岡のJBCクラシックでは距離不安を一蹴しての勝利となりましたが、このレースは全体ラップがなく判断が難しくなります。
走破時計は2:00.8はレコードで、時計が出やすい軽い盛岡で道悪と条件も揃いましたが、逃げ切ったこの馬の3Fのラップ34.7-35.7を考えると、前半ハイペースから少しだけ緩めて仕掛けが遅かった形に持ち込めたように思えます。
外枠からハナを主張してペースを作っていくと、そのまま厳しいペースを作りながら縦長に持ち込んで3コーナーの下りでも手綱を絞って動かず、直線入り口で仕掛けるとそこから反応して一頭突き抜ける脚を見せました。
そのまま後続を寄せ付けずの3馬身差の圧勝。
帝王賞ではスローで前半に持ち味のスピードをコントロールしながらの競馬になりましたが、逆に2000mならスピードを殺さずにポジションを取れるワンダーアキュートに楽にマークされてしまい、ワンダーアキュートの土俵で戦うことになってしまいました。
2000mでも飛ばしてこの馬の持ち味の一つのスピードをしっかりと生かして後続に脚を使わせ、そこで早仕掛けができなくなるように展開し、3コーナーの下り坂で動かずに各馬にブレーキを踏ませながら直線で最大の持ち味であるギアチェンジと一瞬の脚を上手く活かす競馬となりました。
良馬場でそこそこ時計がかかるダートになった時にこれまでと同じような競馬が出来るかどうかがカギとなります。