まとめ

過去ログ178 2014/12/9 9:52

★日曜日 121
阪神11レース

 近年の流れは、08年・09年・10年・11年と4間年で『中弛み』が複合しており、08年・09年は『一貫』、12年は『前傾』、と比較的厳しい流れも内在しており、底力と完成度の高さを競う流れとなります。

そのため07年1着トールポピーはオークス1着、08年1着ブエナビスタは桜花賞1着・オークス1着・秋華賞2着、09年1着アパパネは桜花賞1着・オークス1着・秋華賞1着とクラシック牝馬3冠達成、09年2着アニメイトバイオは秋華賞2着、10年2着ホエールキャプチャは桜花賞2着・オークス3着・秋華賞3着、11年2着アイムユアーズは桜花賞3着と、クラシックで好走できる能力を秘めている事が証明ができるレースとなっています。
昨年は1着レッドリヴェールが桜花賞2着、2着ハープスターが桜花賞1着、オークス2着となっています。

逆に言えば来年のクラシックで狙いたい馬を素直に評価するレースと言えます。

血統の傾向は、スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多く、スペシャルウィーク、アグネスタキオン、ネオユニヴァース、ゼンノロブロイ、ディープインパクトと東京芝2400m好走血統が好走しています。
またタニノギムレットやジャングルポケット、キングカメハメハなどの好走からも、東京芝2400m好走血統は要注意。
グレイソヴリン系やニジンスキー系などスタミナ型血統も好走が多く、持続型の流れに強い特性があり、厳しい流れに向いています。
特に母父として存在感が大きく、好走馬の血統ポイントとして重要です。またファルブラヴ産駒(=07年2着レーヴダムール、11年2着アイムユアーズ)も好走馬を輩出しており、好相性。
09年はヴァイスリージェント系を父や母父に持つ馬が1〜3着を独占。10年・12年も2着にヴァイスリージェント系を持つ馬が好走しており、ヴァイスリージェント系は、仕上がりが早いので2歳戦では完成度が高く、鮮度や勢いを活かせる状態なら要注目となります。
   
ステップの傾向は、黄菊賞(=京都芝1800m)好走馬が06年・07年と連続して1着馬(=06年1着ウオッカ、07年1着トールポピー)を出しているステップ。牡馬と対等に戦えるだけの力の証明と対戦ストレスが少ないことが好走の要因と思われます。また好走した2頭はともに東京芝2400mのGTを勝つことになる馬。
ダービーやオークス好走血統ならば堅軸と考えられます。
また、赤松賞(=東京芝1600m)好走馬も08年・09年と好走馬(=08年2着ダノンベルベール、09年1着アパパネ)と好走馬を輩出。東京芝1600mの赤松賞を好走した2頭とも最速上がりで好走していたことから、速い上がりを繰り出して好走している馬で、こちらもダービー・オークス血統ならば要注目と考えられます(→赤松賞は12年より、同条件で重賞格上げでアルテミスSになったので、アルテミスSには注目)。
またファンタジーS好走馬は、好走馬も多いものの、2・3着になりやすい傾向(=06年2着アストンマーチャン、07年3着エイムアットビップ、09年3着ベストクルーズ、10年2着ホエールキャプチャ、11年2着アイムユアーズ、12年1着ローブティサージュなど)。