まとめ

過去ログ180 2014/12/10 9:58

★土曜日 見解
阪神11レース

第65回 チャレンジカップ(GIII)
施行時期や条件が12年に変更されたばかりでデータが少ない重賞。
06年から11年までの鳴尾記念を足した過去8年間を参考データとする。
1番人気は(3-1-1-3)と連対率50%でそこそこ信頼できる。

近2年の馬の位置取りから考えると、勝ち馬2頭はともに4コーナー8番手以下からの差し切り。
馬券になった6頭のうち、5頭は4コーナー8番手以降の馬で、決め手勝負になっている。

スマートレイアー
脚質的にみて、この舞台に合っている1頭。
前走のエリザベス女王杯では5番人気ながら10着に大敗したが、外枠に入ってしまい、向正面では行きたがって鞍上が抑えるのに苦労していた。

今回は4戦4勝得意の阪神。
このコースでは春先にディサイファを撃破するという強烈なパフォーマンスを見せていて、ここに入っても当然主力の一頭。

エリザベス女王杯はペース的に見れば60.3-59.2とさほどでもなさそうに感じるが12.9 - 12.2 - 11.5 - 11.3 - 11.3というラップを見れば一目瞭然で脚を出し切れないスローのトップスピード戦となっている。
昨年に続いて2年連続でスローからのトップスピード戦で、位置取りや動き出しが問われる競馬になっていた。
この流れで後方から大外を追走し、更にディアデラマドレの外から4角の11.5の地点で外に張らされる形にもなった。

この馬の強さはポテンシャルにあり、大阪城Sではディサイファを蹴散らした。
初春の阪神らしく時計はかかっていたが、1:45.7と好時計勝ち。
ペースも46.6-47.3とややハイ気味の平均ペースで11.8 - 11.8 - 11.4 - 11.5 - 12.6というラップが示す通り極端なトップスピードを問われず比較的単調な競馬でL1をかなり落としている。
この流れで中団馬群の中を追走しながら直線で外に出すとそこからは一完歩ずつしっかりと伸びて先頭争いに取り付いてくると、L1でばてずに突き抜けてという形での完勝。
ディサイファをスピード戦での正攻法で撃破したというのは大きく評価でき、この一戦からも脚を出し切ればかなり強いパフォーマンスを見せられることが分かった。

今回のメンバーは流れる可能性が高く、脚を出し切れる可能性が高い。