まとめ

過去ログ186 2014/12/17 10:39

★日曜日 G1C
阪神11レース
朝日杯

コスモナインボール
メンバー中唯一の3連勝ですが、その内容は薄く、大きな価値はありません。
新潟未勝利戦は降雨で全面的に渋った馬場状態。
直線は内目が有利で外差し不発の状況となりました。
距離不安や馬場不安の馬が多かったため、先頭はすぐにペースダウンしているのに馬群はバラける展開で、2、3番手の馬が抜け出して、後続もほとんど同じ上がりしか使えず、隊列そのままの前残り決着。
騎手が手探りで進ませすぎて、直線で脚を余した馬が多発し、能力差の関係ない、内容の薄いレース内容。

2走前はレース直前で強烈な雨が降り、馬場が急激に悪化。
内枠の馬がレース展開を先導し、コーナーで大きくペースが緩むも直線に向いて再度加速する流れとなり、悪化した馬場で先頭が外に寄せる形で、最後は全馬が内ラチは避けて進んでいました。
短距離路線から臨んだ馬がいましたが、左回りのマイル戦を戦ってきた馬が上位を独占する結果となりました。

3連勝目の前走は、適度に荒れて差し有利の馬場状態。
少頭数の2歳オープンという事もあり、道中攻めて動く馬がおらずスローの単騎逃げの展開となり、縦に長い隊列なのに途中で楽に息が入り、逃げ馬が速い上がりで粘る形となりました。
ヨーイドンの競馬を避けるため、早めにコスモナインボールが仕掛けて坂上でレッドルモンドは脚色一杯、2番手から同馬が凌ぎ切っての勝利となりました。
後ろの人気勢がお互いにマークしすぎて脚を余した格好で、恵まれての勝利となりました。

★日曜日 ブラスト
阪神11レース

朝日杯FS
ブライトエンブレム

クラリティスカイとは真逆のタイプで、この馬の武器は最後までバテないポテンシャルとなります。

新馬戦の東京芝1600m戦では強烈な雨が降り馬場悪化が顕著で、どの馬もあまり進出に積極的ではなく、牽制しあうスローペース。
13.0 - 12.7 - 12.2 - 12.2 - 12.2と中盤少し緩んで直線12秒前半を連続させるポテンシャル勝負となりました。
この流れでほぼ最後方列から進めて行くと、3〜4コーナーでは大外から仕掛けて押し上げながら後方で直線に入り、直線序盤外からしっかりと伸びてくるとL2では2列目を射程圏に入れ、そこからL1でバテずに伸び切っての完勝となりました。
切れ味はありませんが、最後まで脚色を衰えさせずに一番いい脚を見せており、典型的なポテンシャルタイプと言えます。
ラップ推移的に落とさない中での差し切り勝ちという点から、底は全く見せていません。

前走の札幌2歳Sは、例年と変わらずやはり時計が少し掛かる馬場状態。
ペースも48.8-48.8でラップは12.4 - 12.2 - 12.1 - 12.2 - 12.3と全く淀みない平均ペース。
その流れで出負けし、そこから最後方に下げると向正面で外に持ち出し3〜4コーナーでは大外から押し上げながら中団で直線に入る展開。
4コーナーで仕掛けて6頭分の外を回らされましたが、最後まで伸びてレッツゴードンキやマイネルシュバリエらを一気にとらえて突き抜ける強い競馬。
このL1の伸びはかなり破格で、札幌のコース形態上3〜4コーナーと緩く長いコーナーを終始大外を回しながらも直線最後まで伸び切ったというのは世代では2枚抜けた高いポテンシャルと言えます。
現時点で来年の菊花賞候補のナンバー1と言えます。