まとめ

過去ログ188 2014/12/18 11:14

★日曜日 共通
阪神11レース
朝日杯FS

ナヴィオン
新馬戦、新潟2歳S2銭ともにトップスピードの持続力を見せてきていた1頭。
新馬戦はスローから12.7 - 11.5 - 10.5 - 11.8のラップでかなり後方から直線大外に持ち出して内に寄れつつもL1で伸びてショウナンアデラを差し切っています。
先週のショウナンアデラのJFでのL1の伸びを考えると、この馬をL1で差し切っているというのは非常に高いパフォーマンスだと言えます。
2戦目となった新潟2歳Sでは47.1-46.3と平均ペースで11.9 - 12.0 - 11.3 - 11.0 - 12.0というラップ。
レース序盤は最後方でしたが、L1まで伸びての6着。
ハーツクライの仔でマイルでもここまで前が流れた競馬に持ち込んでしまうと良さが出なかったという印象を受けました。
近2走はゲートも安定しており、後半で無理をしなければトップスピードの持続力はかなり高いモノを持っています。
福永騎手に替わってここ2走安定した競馬ができており、ゲートに関しては幾らか改善してきた点もプラスです。
今回の阪神外マイル戦への適性は、レース序盤で無理をしなくていいという点では問題無さそうです。
ペースは上がるかもしれませんが、前の馬が厳しい流れを作って押し切るのには難しく、後方からでも十分届くコースなため、今回は終いを生かす競馬が出来そうです。
前走のデイリー杯は超スローからのトップスピード勝負でインで前が壁の状態。
外から押し上げてきた2頭が脚を出し切るという点で良い競馬になった事もあり、ゆったり進めてゆったり仕掛けてL1まで確実に伸びてくるというのは大きな武器となりそうです。
この馬はL1バテ差しタイプなため、京都コースから阪神外回りコースに替わるのは確実にプラスと言えます。
新潟2歳Sではスピード面見劣っていたため、タフな馬場に替わるのもプラスです。

★土曜日 共通
中京11レース

ディアデラマドレ
今回は中京2000m戦になりますが、今の中京の芝は思った以上に軽い印象があります。
ただ、軽いと言ってもあくまで中京比較で、ペースが上がるとズブズブになり、スローになればかなり速いラップを刻むこともあるため、非常に難しい状態であると言えます。
この馬としては高速馬場実績が多く、タフな中京ではトップスピードを引き出せない可能性もあり、軽い芝はプラスとなります。
それでも今の中京の馬場が絶対的にプラスとは言えません。
この馬は高速馬場で11秒前後を問われて良さが出てきた馬で、クイーンSでもそうですがポテンシャル勝負になってしまうとスマートレイアーに完敗を喫したように甘さが出る可能性は高くなります。
その点でも、できれば仕掛けが遅い展開が理想となります。
このレースは過去2走でともにL2最速戦の2F勝負のラップとなっています。
これが馬場が軽いという意識でペースが上がる、もしくは仕掛けのタイミングが早くなってポテンシャル勝負になってしまうと微妙な感じがします。
基本的にはペースが上がりにくい中京2000m戦なため、終いに徹してトップスピードに乗せてまとめて差し切るイメージ。
スムーズな競馬になれば今の中京なら届く可能性は高い1頭と言えます。


フーラブライド
エリザベス女王杯では10番人気で4着に健闘し、片側チークピーシーズの効果が見られました。
12.9 - 12.2 - 11.5 - 11.3 - 11.3のラップで中団内からラキシスの直後を突く形で完璧に立ち回り、直線も完璧なポジショニングで4着を死守。片側チークピーシーズの効果でモタれる面がマシになり、狭い所にも入って行けるようになっていました。
ただ、この馬は高速馬場だと良さが出にくいタイプな印象があます。

今回は中京の舞台で例年に比べると軽い芝になっていますが、京都のような極端な高速馬場という程ではありません。
昨年の愛知杯で見せた要所での動きの良さからもペースが落ちる分には問題ありません。
また、ペースがある程度上がったり、ポテンシャル勝負になったとしても今年の中山牝馬Sで強い競馬を見せています。
この馬は良い脚を長く使えるタイプで、12秒前後のポテンシャル戦にも強く、今回は悪くない条件だと言えます。
完全な一貫ペースでスピードが問われる競馬になった場合に不安は生じますが、ケイアイエレガントが飛ばした中山牝馬Sで対応できており、現時点では一番信頼度が高い1頭と言えます。