まとめ

過去ログ193 2014/12/24 19:06

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中山10レース

有馬記念
トーセンラー
この馬にとって、今回の中山の2500m戦でのポイントは2つあり、一つは馬場状態。
今年の中山の馬場は結構時計が出ており年末にしてはかなり軽くなっています。これは中山の馬場改修のおかげで、秋の福島を一変させたエクイターフ、開幕週こそバーチドレンで馬場を柔らかくした影響は出ていたと思いますが徐々に時計が出やすい状況になっていました。
ただ、ここにきて寒波など天候不順が続いた点が馬場の影響を受けやすいトーセンラーにどう響いてくるか。
もう1つのポイントはポジショニング。
この馬は長距離適性が高く、ポテンシャルはまだ秘めている可能性があります。
ただ、菊花賞も天皇賞春も結果的に勝ち馬の外につけて要所で置かれる形になってしまいました。
また、天皇賞春はレース序盤のハイペースの中で結果的にポジションを取りながら悪くない競馬になったと言えます。
今の中山の馬場でも極端なトップスピード戦にはなりにく、外を回すとロスが多くなります。
有力馬の内につけられるように積極的な先行策がとれれば、面白い1頭です。
エピファネイアやジェンティルドンナを目標にするぐらいの気持ちで前で競馬ができる事、そして馬場が良好な事。
この2点が揃えば馬券圏内の可能性はあります。


ジャスタウェイ
中山2500mという舞台が合うかどうかが焦点となる1頭。
中山適性に関しては、中山記念で2列目ポケットから抜け出す器用な競馬ができているため、ラップ的に嵌った面もありますが大きな心配はありません。
この馬は軽い馬場でも問題ありませんが、重い方が良いという点も今の中山ならプラスとなります。
雨でも降れば更に競馬はしやすくなる1頭です。
エンジンが掛かってから良さがあるタイプで、向正面の下り坂でのペースアップという展開なら恐らくレース序盤がスローでも高いレベルで対応可能です。
エピファネイアとの比較で考えても、ペースが上がって縦長でスピードを生かされるよりは、序盤スローでポジション差があまり無い方が良さそうです。
スローロングスパートの形ならこの馬も現役最強クラスだと言えます。ただ、前走のJCを見てもわかるように、エピファネイアには完敗しており、ジェンティルドンナとの着差比較でも天皇賞ほど圧倒的ではありませんでした。
距離なのか、状態面なのか、その点両方なのか、という懸念は残ります。
もう一点気になるのは流れが淀まないかどうかという点です。
前半が流れ過ぎて中盤に息を入れる形で前が下がってブレーキしながら3コーナーというような形や、前半があまりにスローすぎて内で構えていたら向正面での捲り合戦になってポジションを下げながらの形。
そういった特殊な競馬になった場合に、インで決め打ちするであろう福永騎手というのは不安があります。有馬記念特有の流れならそれほど気にしなくても良さそうですが、今年はJC同様少し読みにくいところもあるため、脚を出し切りたいジャスタウェイとしては目標を上手く作りながらの競馬ができるかどうかがカギとなります。
スローから向正面でのロングスパート戦が理想で、ペースが上がった時にしっかりと動ける位置にいられれば勝機は十分あります。
エピファネイアもスローならコントロールに苦労するため、持ち味のスピードを削がれればジャスタウェイとしては逆転の可能性はあります。