まとめ

過去ログ195 2014/12/25 13:52

★土曜日 ウイナーズ
阪神11レース

コパノリチャード
3走前の京王杯スプリングカップの負けと阪急杯の圧勝がこの馬のタイプを如実に現しています。
京王杯スプリングカップは東京の芝1400m戦。スタート後に上り坂があるこのコースはペースがそこまで上がりにくいコースですが、ここでハナを切ってハイペースを刻みました。33.7-35.0と厳しい流れで11.0 - 11.3 - 11.4 - 12.3とコーナーで11.0とありえないほど速いラップを刻んでの消耗戦。
このオーバーペースで58キロを背負い直線では接触してバランスを崩してしまい7着。

一方、阪急杯では阪神の芝内回りの1400m戦。
ここで刻んだペースは33.8-35.8と2秒以上の超ハイペース。
同じように11.1 - 11.2 - 11.8 - 12.8とコーナーでかなり速いラップを刻んで直線ではもう失速しているラップを逃げて刻んで4馬身差の圧勝。
後続はタフな馬場でこのペースを追走して脚を使わされてしまいました。
この馬は20秒台に突入しましたが、2着以降は21秒台半ばがやっとの馬場状態、ここで前半にこれだけ速いペースで追走させられ、コーナーでも動かざるを得ないコースだと各馬そこから脚を引き出すことはできませんでした。
この馬はスプリント勝負に持ち込むならタフな馬場で後続に脚を使わせる形で高いパフォーマンスを見せました。

今回は条件的に見れば確実に良くなります。
後続の脚を使わせることができれば阪急杯の再現可能です。

★土曜日 研究
阪神11レース

ミッキーアイル
この馬は3歳時からトップスピードが要求される競馬で高いパフォーマンスを見せてきました。
シンザン記念ではウインフルブルーム相手にスローから12.4 - 11.8 - 11.3 - 11.0 - 11.8のラップでL2最速地点でしっかりと抜け出す鋭さを見せました。
アーリントンCではタフな馬場で途中で緩めての11.5 - 12.1 - 11.6 - 11.1 - 12.5とL2最速11.1と馬場を考えればかなり速いラップを刻んで抜け出していました。
この馬は最速地点で良さを見せるタイプの逃げ馬で、ペースをコントロールして初めて良さが出ます。

逃げ切る勝ちが非常に難しい東京マイル戦のNHKマイルCは、46.6-46.6の平均ペースを刻んでの逃げ、12.0 - 11.8 - 11.3 - 11.5 - 12.0とL3最速戦で早仕掛けの流れとなり、要所でいい脚を使って抜け出すも最後は際どい内容となりました。

前走のマイルCSでは内から逃げたホウライアキコを追いかけてしまい、明らかにハイペースで脚を使わされてしまいました。
45.3-46.2と1秒近いハイペース、11.6 - 11.4 - 11.5 - 11.3 - 12.0と馬場は軽かったのでラップ的には11秒半ばを連続させる競馬。
ここでハナを切り、4コーナーで手応えが悪くなり、L2最速地点でいつも見せている出し抜く競馬が出来ませんでした。
今回の阪神内回りの1400m戦はディープ産駒が苦手としている条件だけに、過信は禁物です。