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過去ログ2
2014/6/24 13:41
★宝塚 ウインゴールドシップ
前走はゲートで係員に触られたことで馬が暴れてしまい、3馬身も出遅れる大きな不利がありました。
2走前の阪神大賞典では鞍上を岩田騎手に替えて、これまでにない程の先行力を見せました。
前半3Fが38.2とかなり遅く、タフな馬場だったことも影響したように思え本番ではやはり後ろからのレースとなりそうです。
阪神大賞典はスローで進み、12.4 - 12.7 - 12.6 - 11.8 - 11.3 - 11.9のラップを刻み、ここで離れた番手にいたゴールドシップが後続の動きだしを待って4コーナーへ入ると、これまでなら押して簡単に進んで行くことはなかった馬が、この時は後続を待って追い出すと驚くほどの反応を見せてスッと引き離し、そのままぶっちぎって3馬身半差の圧勝となりました。
この反応の良さで出し抜く形での完勝にはこれまでのゴールドシップからは想像できず、天皇賞は2人気に推されながらも出負けして、高速馬場でリカバーできず最後方からの競馬で7着に敗れました。
この馬の好走パターンは力のいる馬場での消耗戦で、厳しいペースを刻んでくれそうな逃げ馬が今年はいないので、緩い展開になった時に対応できるかどうか。
それでも早めの仕掛けにはなるのは間違いなく、この馬の持ち味であるポテンシャルを活かす形で早めの仕掛けをこの馬が先導する形で進められれば問題ありません。
外枠を引いていつでも動いていけるポジションを取ることができれば崩れる事はありません。
★宝塚 研究過去10年のデータ
京都で開催された2006年を除く、連対18頭中16頭に阪神芝でVか重賞2着があり、うち12頭は重賞を勝っています。
春の天皇賞組が最多の9連対で、10年中8年で連対しています。
一昨年から宝塚記念の3週前に行われるようになった鳴尾記念から参戦した馬は12年3着、13年2着。
それ以前に同時期に同距離で行われていた金鯱賞組は
11年アーネストリー1着
10年アーネストりー3着
09年サクラメガワンダー2着
08年インティライミ3着
04年タップダンスシチー1着
6年連続で馬券になっています。
連対16頭が前走3着以内で、4着以下から巻き返した4頭は全て前走が天皇賞・春組です。
連対した牝馬3頭には全て牡馬相手のGIで連対実績があり、今年の牝馬ヴィルシーナ、デニムアンドルビー、ジェンティルドンナ、メイショウマンボで当てはまるのは
デニムアンドルビー(ジャパンカップ2着)
ジェンティルドンナ(ジャパンカップ1着2回、天皇賞・秋着、)
ゴールドシップ
前走はゲート内で立ち上がり、大きく出遅れたのが響きました。
「係員にお尻を触られて、プライドを傷つけられたままゲートに入ってしまった。プライドの高い馬だから、アレが良くなかった」との事。
今回はシャドーロールを調教段階から着用しており、「集中して走れていたね。『マイナスには作用していない』との事です。
この馬のこれまでのベストパフォーマンスは相手関係から考えても宝塚記念。
3歳時に勝った有馬記念で高いパフォーマンスを見せましたが、結果的にみると出遅れたルーラーシップ、ロングスパート戦では力を出し切れないのエイシンフラッシュぐらいしかいませんでした。
昨年の宝塚記念は阪神芝内2200m戦で少し渋っていてタフな馬場状況で、前半1000mの通過が58.5とハイペース。
そこからは12.0 - 12.3 - 12.4 - 12.7 - 12.7 - 12.6と消耗戦の流れとなり、その流れで前半かなり押して積極的にポジションを取って行き、離れた好位でジェンティルドンナを終始マーク。
3コーナーから強引に仕掛けて押し上げ、直線で手応え以上に突き抜けるといったこの馬の持ち味であるポテンシャルを最大限に引き出す競馬となりました。
先週の雨の影響で、日曜はかなり時計が掛かっており、昨年同様タフな馬場で12秒台のラップを連続させる競馬で良さを引き出したいゴールドシップにとっては追い風となります。