まとめ

過去ログ208 2015/1/9 12:04

★月曜日 ブラスト
中山11レース
フェアリーS

09年から開催が替わり、中山芝1600mで行われるようになったフェアリーS。
以前はこの時期に菜の花賞が同じコースで行われていて、菜の花賞は『前傾』や『一貫』になることが多かった。
09年・12年・13年は『加速・中弛み』の流れ(=菜の花賞の時にも『中弛み』は基本の流れとして存在、多分牝馬限定戦のため『中弛み』になりやすいのだと思います)。
10年は『前傾・ハイレベル』の厳しい流れ。11年も『前傾』と中盤の弛まない流れ。流れを狙い撃つのは難しいですが、09年・12年・13年のように緩めになることもありますが、本来は中山芝1600mは厳しい流れになると考えつつ、厳しい流れでも好走馬の位置取りは4コーナー5番手前後に多いことからも、まずは先行馬を中心に考えます。

血統の傾向は、菜の花賞の頃から4年連続してアグネスタキオン産駒が好走(=06年2着ルビーレジェンド、07年2着ショウナンタレント、08年2着スワンキーポーチ、09年1着ジェルミナル)。
いずれも共通点は母系にボールドルーラー系とノーザンダンサー系の血が入っている点。
器用なサンデーサイレンス系×ノーザンダンサー系・ボールドルーラー系配合(どちらも入っているならなお良い)ならば、適性が向くと考えられます。

また09年はネオユニヴァース産駒、マンハッタンカフェ産駒、10年はゼンノロブロイ産駒とスタミナ型サンデーサイレンス系が好走していて、母父がトニービンやサドラーズウェルズ系とやはりスタミナ型血統配合馬。
10年はジャングルポケット産駒、11年ファルブラヴ産駒とやはり欧州スタミナ型血統が好走していて、スタミナ型血統には注目。
12年・13年はダイワメジャー産駒が好走しましたが、母父はホワイトマズルやフレンチデピュティで大系統ノーザンダンサー系で欧州スタミナ型血統でした。

また上記の種牡馬のほとんどが、東京芝コースGT好走血統でもあり、ネオユニヴァース産駒やキングカメハメハ産駒はダービーやJC好走、ゼンノロブロイ産駒はオークスや天皇賞秋好走、ジャングルポケット産駒はJC好走、アグネスタキオン産駒もダービーやNHKマイルC好走、ダイワメジャー産駒もNHKマイルC好走と東京芝コースのGT向きの血統が好走しやすく、血統的にはこの点もポイントとなると考えられます。

ただ、スローのヨーイドンというようなレースでしか好走していない馬になると、信頼性は落ちます。
中山芝1600mはコーナーはざっくりと2つなのですが、実質的には終始コーナーを回っているようなトリッキーなコースのため、外枠の馬はかなりの不利を背負うことになるので、外枠は割引が必要です。

★日曜日 G1C
京都11レース

シンザン記念
近年の流れは、『前傾』『一貫』といった比較的厳しいペースが基本となりやすく、その上で『中弛み』が複合することがある傾向。
好走馬の位置取りは、4コーナー5番手以内に位置した馬が好走が多く、先行してなだれ込むようなタイプの好走が多くなっています。 血統の傾向は、マンハッタンカフェ、アグネスタキオン、ディープインパクト、ステイゴールドなど、スタミナ型サンデーサイレンス系がよく好走しています。
特に京都コースで速い上がり33〜34秒を使った経験があるタイプは要注意。
地味目のサンデーサイレンス系×スピード持続型血統(=リファール系・ノーザンテースト系)又はミスプロ系も好走していることから、ダートに向く先行なだれ込みタイプならば好走可能です。

ステップの傾向は、朝日杯FSを負けたサンデーサイレンス系の巻き返し(=サンデーサイレンス系又は母父サンデーサイレンス)が目立ちます。朝日杯FS(=中山芝1600m)は、溜めてピュっというような速い上がりとは逆の持続型の適性が必要なため、求められる適性が異なることで負けた馬がここで好走するように思えます。
また、急坂小回りの中山芝1600m→平坦広いコースの京都芝1600mに変わることで、再浮上する馬がいます。(京都芝好走歴にも注目)
また前走は芝1600m以上の距離短縮や同距離からの好走馬が多いのも、京都芝1600mの特徴と言えます。
マイルCSや京都金杯も芝1800m重賞実績馬がよく好走しています。(中距離寄りの適性が必要)

近年の傾向として、内枠の馬の好走が非常に多く、外枠の馬は割引が必要。同じ時期・同コースの京都金杯でも、外枠不利な結果が出ているため、この傾向は非常に重要なポイントと考えられます。