まとめ

過去ログ218 2015/1/20 11:43

★日曜日 ブラスト
中山11レース

アメリカジョッキーC GII

近年の流れは、『加速』や『一貫』が多く、小回りコースの中山芝コースのコース形態も相まって中盤の弛みは少ない傾向となっています。

好走馬の多くは4コーナー5番手以内が多く、コーナーを回りつつ加速していくようなタイプ(=瞬発力型とは対極のタイプ)向き。

過去10年で優勝馬は全て5番人気以内から出ており、極端な穴狙いは禁物です。
09年以降の近6年で前走有馬記念組が7頭馬券になっており、注目のステップレースとなります。

血統の傾向は、大系統ナスルーラ系(=ネヴァーベンド系・ボールドルーラー系・グレイソヴリン系)の血をもつ馬の好走が多い傾向で、馬場状態と流れから欧州型のノーザンダンサー系(=ニジンスキー系・ノーザンテースト系・リファール系)の血も好走しています。
最近の傾向では、サンデーサイレンス系×持続型血統(=ネヴァーベンド系・ボールドルーラー系・ノーザンテースト系など)の好走が多く、暮れの中山コースの重賞好走結果からも中心と考えられます。

また好走馬の多くが中山コースを得意としていた(=好走歴あり)ため、中山好走歴が重要です。
特に芝1800m・芝2200m・芝2500mが比根幹距離で流れが似ていることも多く、この適性は非常に重要と考えられます。
セントライト記念、オールカマー、AJCCと中山芝2200m重賞で過去に好走したことのある馬は、同じコースで再度好走しやすく要注意。

★土曜日 ブラスト
京都11レース

京都牝馬S

流れは、『加速』(=10年、11年、12年、13年)と『一貫』(=09年、12年)とに近年では分けられ、展開の有利・不利に沿って、『加速』なら逃げ・先行が好走し、『一貫』なら差し馬が好走しやすい傾向となっています。
10年、11年、13年は『中弛み』の流れも複合していますが、牝馬限定戦のため弛みやすい傾向にあるのかもしれません。

また流れが『加速』になっても『一貫』になっても、サンデーサイレンス系が非常に強い傾向にあり、サンデーサイレンス系やヘイロー系も好走していることから、大系統ターントゥ系が有利と考えられます。
特にダンスインザダーク産駒の好走が多く(=母父ダンスインザダークも好走)、相性は抜群に良いです(=09年2着レインダンス、08年3着・09年3着ザレマ、11年1着・12年2着ショウリュウムーンは母父ダンスインザダークなど)。
その他にはプリンスリーギフト系(=テスコボーイ、トウショウボーイ、エアジハードなど)、ノーザンテースト系(=アンバーシャダイ)、ダンチヒ系などといった血統が好走していることから、ある程度のスピードの持続能力が必要と考えられます。

ヴァイスリージェント系のクロフネ産駒も好走馬を輩出し(=10年2着ベストロケーション、11年3着サンクレアズール、13年3着ベストクルーズ)、ダート的な持続する流れの対応力も必要です。

このレースのポイントははエリザベス女王杯の結果。
上位馬が出走ならば結果につながりやすく、前走内容度外視で狙えます。(今年はエリザベス女王杯5着のキャトルフィーユが登録)

また近年のステップとしては、愛知杯は好走馬が連続好走しやすい傾向で相性の良いステップと言えます。