まとめ

過去ログ219 2015/1/21 9:26

★日曜日 121
中京11レース

東海S

ナムラビクター

前走のチャンピオンズCは8番人気で2着に好走。
これは結果的にコパノリッキーら先行勢が出負けしてしまい、前に行かなかったりで50.4-48.7とこのクラスのダート1800としては異例ともいえる1.7もの超スローとなった点が好走できた要因です。
11.9 - 12.2 - 12.4 - 11.7 - 12.4というラップを見てもコーナーでもそんなにペースが上がらずにL2最速戦という競馬になっていました。
4番枠でペースも遅くポジションも好位に楽につけられ、3〜4コーナーではもう楽な手ごたえで2列目に取り付き直線で外に出すと、最速地点でローマンレジェンドを射程圏に捕えL1前に出るがホッコータルマエはコンマ1秒捕えきれずに2着となりました。
スローでポジションを取り、馬込みで我慢させてそのまま加速の流れでしっかりと反応して抜け出すというこの馬らしい競馬だったと言えます。

5走前のアンタレスS勝ちもペースは49.3-49.5と平均ペースから12.7 - 12.5 - 12.1 - 11.9 - 13.0と徐々に加速してL2最速のトップスピード持続戦。
ここで中団から3〜4コーナーで大外一揆に押し上げつつニホンピロアワーズを目標に2列目で直線を向くと、そこからしっかりと最速地点で前にで先頭。
最後は抜けだした後にソラを使って遊んでしまい、トウショウフリークの強襲もあって僅差の勝利。2走前のみやこSでも同様に平均ペースから勝ちに動いたところで甘くなってインカンテーションやランウェイワルツの強襲を受けて3着。
この馬は元々1800mでスピードが要求される形になるとどうしても最後に甘くなっており、本質的には1800mは短い印象があります。

★日曜日 ウイナーズ
中京11レース

コパノリッキー
地方交流GI路線でも結果を残してフロックではないことをしっかりと証明した1頭。
5走前のかしわ記念では出負けしながらも好位から追走し、タフな馬場でスローからL3最速戦の中で外から押し上げながらねじ伏せる完勝。
3走前のJBCクラシックでは超高速の馬場でペースを引き上げて直線入りで突き放す圧倒的な競馬での完勝。
ただ、一方で大井の2000m戦では甘くなっています。
4走前の帝王賞ではワンダーアキュートにスローからのL2最速トップスピード戦でL1で差されてしまい、前走の東京大賞典でも同様にL2最速戦でホッコータルマエに突き放されての4馬身差の2着。
フェブラリーSでは平均ペースでも緩急つけて出し抜いて良さを出せましたが、2000mだとゆったり運べるホッコータルマエやワンダーアキュートに後半の総合力で見劣っていました。
3走前のJBCではペースを引き上げてパフォーマンスを上げており、2000m戦ではスピードをもっと生かして後続に脚を使わせる競馬方が良かったように思います。


今回は中京1800m戦となり、2走前のチャンピオンズCの12着惨敗の舞台となります。
中京1800m戦は直線の上り坂からスタートする坂スタートのコースで、ここで出足がつかずに前に進めなかったのが決定的な敗因だったと言えます。
出遅れた上に他馬に寄られてしまった事で、レースの流れに乗れていなかったため、そこからの競馬ではバテず伸びずという競馬でポジション差で完敗。
ペースそのものもかなり遅かったこともありますが、それはこの馬が本来ペースを作る立場だったことも大きいように思えます。
出負けしながら巻き返したかしわ記念は、小回りかつスパイラルカーブの船橋コースで、中京ではそれは難しいコース形態です。

坂スタートが影響しての出負けなら今回も不安材料となりますが、今回は逃げて出して行くのが上手い武豊に替わります。
その辺りはプラス材料となるだけに、スタートの坂がカギとなります。