まとめ

過去ログ226 2015/1/28 10:10

★日曜日 1鞍
東京11レース

根岸S

ポアゾンブラック
ダートではスピードが勝ったタイプで、2走前のエニフSでワイドバッハに勝った時もハイペースで逃げ切り勝ちとなりました。
34.3-36.5と2秒以上のハイペースでラップは11.7 - 11.8 - 11.7 - 13.0という12秒を切るラップを連続させて最後は13秒台の消耗戦。
このペースを好発から逃げて3〜4コーナーでも最内で楽な手ごたえで直線を向くとリードを徐々に広げての完勝。
芝スタートからスッとペースを引き上げて、そのまま緩めず全体のペースを引き上げ、スピードの高さを生かして後続の脚を使わせることが出来ました。
このレースでワイドバッハをスピードで封じ込めたというのは大きな材料ですが、このレースは阪神1400mらしいスピード特化戦でした。

前走のマイルチャンピオンシップ南部杯は距離延長となりましたが、単調なスピード勝負だけでなくスピードをコントロールできたという点がプラス評価できます。
盛岡の軽いダートで、入りの3Fが35.3の速さでこれまでのこの馬のスピード一辺倒の競馬から考えるとコントロールしながら向正面が長いコースでしっかりと主導権をとって進める事が出来ました。
3〜4コーナーの下りでもしっかりと我慢してベストウォーリアのプレッシャーを受けつつ2着に踏ん張りました。
前走はスピードの高さをコントロールしながら3〜4コーナーの下りでも我慢して直線入りの坂でスッと反応できていたという印象で、要所で良い脚を使えるベストウォーリアにしっかりと途中まで食い下がっていた点は大きく評価できます。
ベストウォーリアにプレッシャーを受ける展開ながらも踏ん張ってアドマイヤロイヤルに1馬身の差を付けている点もプラス材料と言えます。

★日曜日 ブラスト
京都11レース
シルクロードS

流れは、09年が『前傾』、10年・11年・13年が『加速』、12年が『一貫』の流れとなっており、近年の流れの傾向から、比較的『加速』の流れになりやすく、テンは緩めになりますが好走馬の位置取りからは、先行・差しに展開する馬が有利な傾向があり、『加速』の流れでも差しが好走しやすく、上がり重視で考えて良いレースとなります。

血統の傾向は、フジキセキ産駒やマンハッタンカフェ産駒が好走しており、マイルGT好走のサンデーサイレンス系向きと言えます。
この場合、差し馬が好走しやすい傾向にあり、差し馬には注意が必要です。
血統で見ると、大系統ネイティヴダンサー系(=ミスプロ系、レイズアネイティヴ系、ネイティヴダンサー系)や大系統ノーザンダンサー系(=ダンチヒ系、ストームバード系)なら先行馬。
また、芝1200m重賞ながら、サクラバクシンオー産駒は以前は不振な傾向にありましたが、近年では好走馬も増え、以前ほど割り引く必要はありません。

ステップの傾向は、前走淀短距離S(=京都芝1200m)好走馬が走りやすい傾向(=06年3着アイルラヴァゲイン、07年2着タマモホットプレイ、08年1着ファイングレイン・3着ステキシンスケクン、12年2着エーシンダックマン、13年3着メイショウデイムなど)。
近年の好走馬の多いステップは、前走阪神Cからのステップ馬。
着順が悪くても好走する馬が多く(=阪神C→シルクロードS:07年8着→3着ビーナスライン、09年13着→2着ソルジャーズソング、10年5着→2着ショウナンカザン、11年16着→2着アーバニティなど)、穴で期待できるステップとなります。
また、前走京阪杯からのステップ馬も、近年好走が多く0.5秒差以内の馬が期待できます(=京阪杯→シルクロードS:10年8着→1着アルティマトゥーレ、10年4着→3着シンボリグラン、11年3着→3着モルトグランデなど)。