まとめ

過去ログ236 2015/2/4 9:16

★日曜日 共通
東京11レース

東京新聞杯

フルーキー
この馬は阪神外や京都外といった比較的トップスピードに乗せやすいコースでしか走れておらず、平均ペースで安定していることやトップスピードの持続力の高さを見せている点からも、仕掛けそのものは早い方が良さそうです。
そのう上で、ギアチェンジ戦への目途はまだ立てていません。
東京の場合、3コーナーの下りではペースが落ちる地点で仕掛けのポイントにはなりにくく、L3でペースが上がることが多い中で直線入りの上り坂がギアチェンジ面で足りない馬にとっては重くのしかかります。
トップスピードに乗せて良さを出したいディープ産駒が伸び悩むことが多いというのもこれが原因だと感じます。
この馬もトップスピードに乗せてそこから維持させたいトップスピードの持続力タイプであるため、今回のメンバー構成的にもペースが落ち着いてギアチェンジを要求されるような競馬になった時には不安が生じます。
スローでも内に拘って前を向けないまま直線に入る展開なら厳しくなります。
ただ、先週の馬場を見ると時計がそこそこかかっており、完全に良馬場になったとしてもそこまでの高速馬場になる可能性は低いように思えます。
前走のような高速馬場ではトップスピードや動き出しでの甘さがそのまま結果に直結しますが、今の府中なら最後に食い込める可能性はあります。
初の関東遠征でもあり、不安材料の方が多い1頭ですが、まずは外枠に入る事が条件です。

マイネルメリエンダ
この馬はシャイニープリンスと近いような総合力を持っており、適応できる幅が広いというのは魅力です。
前走は4コーナーからエキストラに進路をあげてしまうなど、やや不満は残りましたが、その流れで最後にで食い込んできました。
スローならトップスピード持続力を引き出せており、平均ペースなら最後甘くなるもののしっかりポジションをとってある程度のペースを追走してもそこからの一脚を引き出せます。
ただ、キャピタルSの内容的に見てもシャイニープリンスの方が上位となります。
シャイニープリンスの場合は溜めた時の爆発力も魅力ですが、この馬がこの舞台でどういう競馬をしてくるか。
今回は逃げ馬不在で、ここでハナを切り、スピードを軸に遅すぎず速すぎずのペースにコントロールしてギアチェンジ面での勝負に持ち込めれば十分勝負になります。
今回も主導権を握って進められれば面白い1頭。

サトノギャラント
トップスピードの質で勝負するタイプで、一瞬の速度で見ればトップクラス相手に互角にやれています。
これを引き出す競馬ができれば行勝負ですが、後ろからの競馬になってそれが生かせていないというところが勝ち切れない要因です。
この馬の場合はペースが上がっても東京新聞杯では一定の脚を使えていますが、前半にゆったり入り、中盤で緩んだところで押し上げたという点も大きな材料で、前走のようにラップ的に見ても単調に11秒半ばを刻み続けてL1で落ち込むような競馬では良さが出ません。
ペースそのものはある程度上がっても自身がトップスピードを引き出すだけの余力を持っていなければ難しいように思えます。
その点では東京替わりは明らかにプラス材料です。
トップスピードの質に関してはここでは最上位の1頭で、新潟のマイル重賞戦でも直線入りから最速地点での切れ味は目立っていました。
L1は甘くなる傾向なため、できればポジションを取って仕掛けを遅らせられる立場になることが理想です。
トップスピード勝負なら安定して末脚を引き出してきますが、勝ち負けまで加わるには色々と恵まれないとと厳しい1頭です。
内でスルスルという形がベストですが、先週の馬場を見る限り内外で見れば外の方が伸びてきていた印象で、今回は厳しそうです。