まとめ

過去ログ252 2015/2/18 16:53

★土曜日 研究
東京11レース

ダイヤモンドS

フェイムゲーム
この馬はステイヤー色が強く、ステイヤータイプの中でもトップスピード戦に強く、トップスピード持続力、ポテンシャルが高い印象です。
昨年のダイヤモンドSはタイミングが合わずに出遅れて最後方からの競馬となりましたが、最初の1F以外13秒台のラップが無い珍しいケースでややスローでそこから12.1 - 12.3 - 12.6 - 12.3 - 11.6 - 11.9 - 12.5とL3最速戦となりました。
このケースの場合はL3最速で11.6とそこまで極端なトップスピードは要求されず、L1かなり落としていることからもポテンシャル勝負となりました。
2週目の3コーナーでジワッと動いて直線入り口で先頭に立つとそこから渋太くジリジリ突き放し、L1は迫られましたが早仕掛けを考えると強い競馬だったと言えます。
このレースは早めに動いてねじ伏せる、ステイヤーらしいポテンシャルの高さを見せつける1戦でした。

2走前のアルゼンチン共和国杯では、後のAJCC馬クリールカイザーを2馬身半突き放す圧勝。
レースは中団で進めていましたが、12.4 - 12.6 - 13.1 - 11.4 - 11.3 - 12.0のラップで最内からジワッと押し上げながら直線では好位まで押し上げ、直線ではうまく馬群を捌いてL2で外に持ち出すとそこから1頭違う伸びを見せての勝利。
この馬としてはコーナーで上手く脚を使わずに押し上げられたこともありますが、それでもL1での突き抜けは素晴らしく、ここではトップスピードの持続力の高さをしっかりと見せました。

ステイヤータイプのこの馬としては今回の距離は競馬がしやすく、ポテンシャル勝負、トップスピード持続戦のどちらにも高い適性を秘めているため、大きく崩れる可能性は低いように思えます。

★日曜日 共通
東京11レース

ローマンレジェンド
この馬は流れてくれた方が良いタイプで、マイルのスピード戦に対応できるかどうかという不安はありますが、インカンテーションよりは適性は高いように思えます。
極端なペースダウン、アップが生じると厳しくなります。
ここまでのレースから見ても明らかにギアの上げ下げに苦戦しており、スローからの後半総合力勝負になってしまうと総合力の王者ホッコータルマエはもちろんの事、前にいながらナムラビクターにも差されるレベルです。

ペースが緩んでしまうと勝ち負けまでは厳しく、淡々と流れる競馬が理想です。
この馬の最大の武器はポテンシャルで、エルムS2勝の内容的に見ても平均的に流れてくれる方が良いのは間違いありません。

芝スタートも初めてで課題は山積みです。
マイルはかしわ記念で経験済みですが、1周コースでタフな馬場と条件は全く異なります。
かしわ記念では得意の消耗戦でホッコータルマエやエスポワールシチーに完敗しているということを考えても強気になれる距離ではありません。
ただ、良い展開とは言えなかった中で3着に粘ったチャンピオンズCやエルムSの勝ち方からも一時期のスランプからは脱却しているように思えます。


カゼノコ
どう考えても東京1600mは合うとは思えない1頭。
唯一の望みは芝スタートで一気にエンジンが掛けられる点です。
スピード色が強いメンバーが集まった中で、二の脚がつかないこの馬としては条件は悪いように思えます。昨年のような中弛みが起こった時に迷わず外から押し上げていくという競馬が出来れば可能性は残されていますが、ある程度の平均ペースでの総合力勝負では加速に手間取るタイプだけに、最後方から直線で前が加速する流れでは厳しくなります。
逆にハイペース戦になったとしても、それについて行くだけのスピードを備えていません。
ペースの緩みで取り付いていくレベルの馬なため、どう見ても長距離型です。
チャンピオンズCの内容からも、全てにおいてこの条件下ではワイドバッハに勝る要素が見当たりません。