まとめ

過去ログ253 2015/2/19 0:50

★土曜日 共通
東京11レース

ラブイズブーシェ
前走の中山金杯はかなりの高速馬場で12.0 - 11.6 - 11.5 - 11.4 - 11.9と後半ラップを見てもコーナーで加速するという競馬となり中距離での総合力勝負。
このレースの内容からも2000m短いように思えます。
目黒記念の内容からもハイペース適性を見せた札幌記念、函館記念の内容からもレース序盤はもう少しポジションを取ってもいいはずです。
天皇賞秋のようにスローならポジションを取れ、そこからのペースアップ戦で反応そのものは鈍かったものの最後までしっかりとトップスピードを持続させていました。
今回のダイヤモンドSの条件ならもっと前目を狙える事が可能で、前々から正攻法で早め仕掛けからのねじ伏せというのも選択肢としてあり得ます。
フェイムゲームを目標にして進めていくことも可能ですが、フェイムゲームの方がトップスピードの質、持続力、ギアチェンジを総合的に見て上なため、これを破るなら前々から早め仕掛けでねじ伏せる競馬が理想です。
実際、総合力面でもクリールカイザーはアル共のL1で甘くなってフェイムゲームに抜け出されたわけですが、ラブイズブーシェの場合は長く脚を使えるポテンシャルが魅力です。
余力を残したままの直線勝負ではフェイムゲームには見劣りますが、ある程度早めの競馬でリードを作っていけばワンチャンスあります。

★土曜日 共通
東京11レース

ダイヤモンドS

ファタモルガーナ
昨年のダイヤモンドSはスローから中弛みがあって13.2 - 12.3 - 12.0 - 11.8 - 12.0 - 12.5と再加速の流れでのL3最速。
このレースはトップスピードを問われないポテンシャル勝負となり、ある程度縦長の流れで後方からの厳しい競馬にはなりましたが、3〜4コーナーで外々を回しながら直線へ入ると直線序盤で伸びずに徐々に馬群から抜け出して6着。
この馬は東京コースになると新潟で見せない要所での反応の悪さを見せており、ダイヤモンドSに関してはL3最速戦でコーナーでもそこそこ速い流れだった事からロスもありましたが、直線での伸びに不満が残りました。

東京コースでは直線入りから半ばにある坂がこの馬にとっては良くないように思えます。
恐らく坂の地点でギアチェンジが問われると良くないように思えます。
2走前のアイルランドTで4着に食い込んだ時はエイシンヒカリの大逃げで各馬の仕掛けが早かったことも大きく、最後方から3〜4コーナーで必死に押しながら直線で外に持ち出す事が出来ていました。
この馬としては脚を出し切るトップスピード持続力、ポテンシャルは高いものの、ギアチェンジに不安があります。

長距離適性、ポテンシャル面では間違いなく上位の力を持っていますが、東京競馬場においては要所での反応で見劣るケースが多く、ここをどうフォローするかが課題となります。
今回は前走と同じ戸崎騎手騎乗で、前走を見る限りではポジションをとってくれる可能性は高いように思えます。
エンジンの掛かりが遅くても最後まで脚を使える馬で、これを引き出すには後方から捲るぐらいのイメージが欲しいところですが、府中だとなかなか難しいという面もあります。
それなら一番最初に仕掛けるぐらいのイメージで脚を出し切る競馬ができれば要所では反応がひと息でもL1でしっかりと粘りこめそうです。


ステラウインド
この馬のベストパフォーマンスは東京2000mのジューンSで、クランモンタナを正攻法でねじ伏せるたレースです。
このレースは単騎逃げ馬がハイペースでラップを刻み、番手馬は59秒ぐらいで平均ペース。
11.8 - 12.3 - 11.6 - 12.0 - 12.2の流れで後方集団の後ろから外々を押し上げながら直線序盤で好位列に取り付くとそこからしぶとく伸びてクランモンタナと併走し、最後まで前に出させずにねじ伏せました。
東京2000mでスピードをある程度問われる競馬の中、後半のトップスピード持続戦で良さを引き出してきたと言えます。
強函館記念ではラブイズブーシェに完敗しましたが、ハイペースから11.7 - 12.0 - 11.8 - 12.3 - 12.7の流れで中団の中目から直線序盤では前が壁で待たされ、L1ではそこからしっかりと伸びてきました。
この馬としてはトップスピード勝負もそれなりにやれ、反応も良いものの、基本的には脚を出し切って良さが出るタイプです。
目黒記念や緑風S、日経新春杯と立て続けに2400〜2500mの競馬で結果が出せなかった点、特に目黒記念は比較的楽なペースをポケットで競馬をして理想的な展開でもラスト1ハロンで甘くなっていました。
12.3 - 11.8 - 11.9 - 11.8 - 11.4 - 12.0とそこまで極端なラップではなく、5F勝負で結果が出なかったことは2500m以上で比較的早めの仕掛けになりやすい舞台は合わない印象がありました。
前走の万葉Sでは距離適性で勝ったというよりも、超スローからのトップスピード勝負でしっかりとコントロールして要所でのギアチェンジの良さを対ステイヤーで見せてきたというのが正しい判断です。
東京でも3400m戦のダイヤモンドSではそこまで極端なギアチェンジ戦で、L1落ち込まない展開はまずないため、これまでの傾向的に見てもL1甘くなる可能性はかなり高そうです。