まとめ

過去ログ258 2015/2/24 13:28

★日曜日の 研究
中山11レース

ステファノス
セントライト記念は馬場の悪い所で脚を取られてしまい、その瞬間に手応えが急に悪くなってしまい4着。
レース序盤の先行争いで窮屈になり後方に下がってしまい、平均ペースで12.0 - 12.1 - 12.3 - 11.6 - 12.1とL3で緩んでL2で再加速するという競馬でギアチェンジを少し要求される流れ。
イスラボニータが出し抜くと競馬になった中で、後方馬群の内目で前を捌けず、直線を向いて加速の段階でタガノグランパの直後の進路は取れて、そこから強襲するも4着まで。
着差を考えても2着はあったレースで、エンジンを掛け切れない展開になってしまいポジションも良くありませんでした。

このレースではイスラボニータの競馬になっており、その中で動き出せなかったことを考えるとこの内容は悲観するものではありません。
トゥザワールド相手にここまでやれたという点で大きく評価できます。

皐月賞ではややスローでのL3最速戦でレース全体の仕掛けのタイミングが早い競馬。
その中で中団馬群からイスラボニータを見ながら向正面で進めながら、3〜4コーナーではイスラボニータの直後に進路を上手く取れていました。
L1で詰められなかった点が不満でしたが、セントライト記念での脚色を見ると皐月賞時から対イスラボニータという観点でもパフォーマンスを上げてきいますが、少なくともこの段階ではイスラボニータにポテンシャル勝負でも見劣っていたように思えます。
対イスラボニータでは総合力では見劣りますが、トップスピードの持続戦なら2キロ差を生かして対抗可能です。

★日曜日 ウイナーズネット
中山記念

イスラボニータ
この馬の武器は後半の総合力で、特にギアチェンジ能力が優秀です。
共同通信杯では超スローから12.9 - 12.5 - 10.9 - 10.9 - 11.6のギアチェンジ戦で2列目のポケットから前を向けずにと苦しい競馬でしたが、サトノアラジンが上がって行った時でも慌てず馬場の真ん中に持ち出して直線半ばで持ったまま先頭に立つと、最後はしっかりと抜け出しての完勝。

緩い流れで前を向けなくてもそこからすぐにトップスピードに乗せられるギアチェンジは非常に高いレベルだと言えます。

これは3走前のセントライト記念でも同じで、59.8-60.1と平均的な流れながら12.0 - 12.1 - 12.3 - 11.6 - 12.1と新潟内回りらしくコーナーではペースが上がらず、4コーナー出口からの仕掛けでしたが、ここでも好位馬群で前を向けずに直線に入ると、一気に伸びて楽にトゥザワールドを捕えてL1で抜け出す勝利となりました。

ポジションを取ってしっかりとコントロールし、そこからのペースアップで前を向けなくても瞬時に抜けだせる脚が武器で、崩れる要素が非常に少ない1頭です。
ダービーでは奇襲策と言えるワンアンドオンリーにトップスピードの質で敗れてしまいましたが、前々で一気に動く判断ができずに持ち味を生かせなかった感もあり、悲観する内容ではありません。
天皇賞秋では稍重馬場で60.7-59.0とここでもスローで12.1 - 12.3 - 11.4 - 11.3 - 11.9とトップスピードの持続戦。
ここでも2列目外からスッと反応して先頭に立つ反応の良さを見せましたが、最後は甘くなって差されてしまいました。
崩れない要素は、要所での反応が良いためで、かなり高いレベルの総合力を持った実力馬です。


 ジャパンカップの敗因をどうとるか。東京芝2400m戦、ややソフトな馬場で時計はちょっとかかっていたわけだが、ペースとしては59.6-59.4と平均ペース、これはエピファが千切ったからで実際は少し早い流れだった。11.9 - 11.8 - 12.4 - 11.9 - 11.5 - 11.8のラップ推移でペースも早く中団からの競馬。3〜4角で外目から手応え良く勅撰を迎えたが追い出されてからの反応がなく最速地点で伸びあぐねた。最後は甘くなっての完敗。まあ内を立ち回った馬が上位には入っているのである程度ロスがあったことは確かだが、この2400mのタフな競馬でいつもの反応が見えなかったことからもちょっと距離が長いのかなという感は否めなかった。