まとめ

過去ログ260 2015/2/25 9:20

★日曜日 共通
阪神11レース

阪急杯

コパノリチャード
勝利に一番近い1頭。
昨年の阪急杯は内有利が顕著であった事もありますが、それでもあの馬場であの時計を出してきたという点はやはり大きなアドバンテージです。
ミッキーアイルが前走番手で追走しながら伸び切れなかった事からも、今回は積極策は打ちにくい状況で、コパノリチャードとしては自分の展開に持ち込める可能性は非常に高いように思えます。
スプリンターズSは出遅れ、盛岡ダートは馬場が軽すぎた印象があります。
基本的にはタフな馬場でペースを引き上げたいタイプで、そういう競馬に持ち込めれば昨年ダノンシャークやレッドオーヴァルといった強敵を寄せ付けなかったように、圧倒的な競馬を再現可能です。

ミッキーアイル
阪神1400m適性が低い1頭。
NHKマイルを勝った時も46.6-46.6と平均的に刻んで12.0 - 11.8 - 11.3 - 11.5 - 12.0とL3最速とは言え、しっかりと加速で出し抜いて、何とかねじ伏せていますが、レースレベル的に見ても古馬一線級相手にペースを上げてどうこうって内容ではありませんでした。
阪神1400mになるとペースが上がりやすく落ち着けにくく、さらに直線が短くコーナーがそこそこ長いコースになるためポジション争いも激しくなります。
全体のペースが上がれば緩むチャンスがなくなるため、この馬の理想の流れになる可能性はかなり低い舞台です。
前走の阪神Cでも途中で甘くなる難しい競馬になっており、思い切ってハナを主張して行き切れたとしてもパワー型スピード馬のコパノリチャードの脚を使わせるような競馬では自身が潰れる可能性が高くなります。
後方から無理をしなかったとしても、前に馬がいると掛るタイプだけに力を発揮できません。
現時点では直線長いコースで1600〜1800ぐらいでペースメイクできる距離が合っているように思えます。
特にこの時期の阪神は時計が掛りやすいため、その点もペースに緩急をつけにくい要因となります。

★日曜日 121
阪神11レース

阪急杯

ミッキーアイル
3走前のスワンSはこの馬の競馬ができて1番人気に応える事ができました。
アオリ気味のスタートでしたが、スッと行き脚がついて外から主張しながら途中でじわっとハナを取り切ると、序盤スローから11.3 - 11.2 - 11.0 - 11.7とコーナーでペースを上げながら直線入りで最速の流れ。
4コーナーでも手応え十分でしっかり出し抜いて直線序盤でリードを広げ、最後は強襲は受けたましたが半馬身凌いでの勝利。
この馬は総合力は高いものを見せていますが、どちらかというとトップスピードの質が武器になる馬で、シンザン記念で最後にウインフルブルームに強襲されたようにトップスピードの持続力はそこまで高くはありません。
この流れでは前半スローでしたが仕掛けは早く、L2最速戦とはいえL4から速いラップを刻んでいました。

崩れたマイルCS、阪神Cはいずれもハイペース戦となり、前の馬を追いかけてしまう悪癖がもろに出てしまいました。

マイルCSでは45.3-46.2とハイペースで、超高速馬場でペースそのものが45.3と速く、流石に前掛かりになってしまいました。
11.6 - 11.4 - 11.5 - 11.3 - 12.0とL2最速戦という形ですが、前半が速く最速ラップが11.3とトップスピードの質もスワンSほど求められずL1はかなり落としています。
この流れでハナを取り切れず、内のホウライアキコが主張したのでこれを見ながら番手外という形。3コーナーでホウライアキコに迫り、4コーナーで先頭に立って直線に入るも出し抜くどころかすぐに失速。
阪急杯でもペースは34.3-35.2のハイペース。
11.2 - 11.2 - 11.6 - 12.4のラップでここでも無理せず番手から進め直線で一瞬見せ場はありましたが徐々に下がってしまい最後は7着。
この2走はペースが速くてコントロールしきれずに完敗しています。

ペースが上がりやすい阪神1400mの舞台は、序盤にゆったりとすすめたいこの馬にとっては適性的に向いておらず、今回は真逆の適性であるスピードタイプのコパノリチャードの存在も割引材料です。
この馬の理想はペースの緩急をつけやすいコースでの1600〜1800m戦で、今回も苦戦必至の1頭となります。