まとめ

過去ログ264 2015/2/26 22:45

★土曜日 
阪神9レース
ケイティープライド
前走は硬い荒れ馬場で超スローから3コーナーで捲りが入りペースアップする流れ。
中団で行きたがるのをなだめながら4コーナー手前からジワッと動き出してしっかりと脚を使いましたが二枚腰を使うタマモベストプレイをハナ差捉えきれずに2着。
休み明け2戦目で攻めを強化した事でレース内容が一気に良化しました。
阪神コースは現級を勝っている舞台で、スローのトップスピード勝負の阪神外1600m戦で番手外につけてそこからしぶとく抜け出して勝利しています。
12.0-10.9-11.4-11.5とL3最速戦でしっかり対応できていますが、一定のペースが上がった時にどこまでやれるかとなると五頭連峰特別でも2列目から反応できておらず、500万下戦でも2着でしたが番手から12.3 - 12.3 - 12.6 - 11.1 - 11.9のラップ推移で中弛みに対応しながらも粘りこめませんでした。
前半からそこそこのペースについていくと甘くなるため、スローペースが理想となります。
今回は逃げ馬不在のメンバーで小頭数となり、好走の要因は満たされそうです。

レッドジゼル
人気先行タイプで、昨年の5月に左球節捻挫の放牧明けからは7戦して2,1,1,1,1,2,1番人気。
しかし結果は4,2,10,4,1,4,7着と人気通りの好走は1度のみとなっています。
この馬が人気をする理由は、6走前のオーストラリアTでスローから 12.1 - 11.6 - 11.1 - 11.5のラップで、好位から直線序盤の最速地点でスルスルと伸びて先頭に立ち、サンライズピークにはクビ差で差されましたが3着以下は完封していました。
最速地点での切れ味が良く、それを好位馬群の中で前を向けずに進めてできているというのも大きな評価材料でした。
この馬はタキオン産駒らしい軽い馬場でのトップスピードの持続力の高さは見せており、そこまでペースが上がり切らない想定の今回はコーナー最速になる可能性が高く、そういう競馬でハイパフォーマンスを見せているだけに、今回は勝ち負けが期待できます。
前走はスタートから出して行って前半3F35.5秒で走っており、この馬の特性を理解しきれていない丸山騎手のミスだと言えます。
今回は乗りなれた四位騎手だけに、叩き3戦目で人気に応えられそうな1頭です。


サウンドデューク
前走でケイティープライドにコンマ2秒先着。
2走前は明らかにキレ負けしていたという内容。
ペースが遅く12.6-12.0-11.6-11.0-11.4という流れでも伸びてきており、休み明けとしては上出来だったと言えます。
ただ、この馬は平均ペースでポテンシャルを生かして突っ込んでくるタイプだけに、スロー想定の今回は条件的には厳しくなります。
昨年に現級勝ちを決めた京都でもペースが速い中で11.5-11.8-11.3-11.8とコーナーで少し前が緩める流れを中団からしっかりと追走し、中団馬群をさばいて直線ではジリジリと伸びてくるとL1で馬群を捌いて抜け出してきました。
リグヴェーダやサンマルクイーン、プレミアムブルーといった強敵を抑えての勝利は評価できますが、ペースが上がってそこまでトップスピードを問われないポテンシャル勝負で強さを見せた形です。
スロー想定の今回は前走のように前々でレースも可能ですが、そうなると直線ではジワジワと脚を使うものの前との差が詰まららない競馬となりそうです。