まとめ

過去ログ267 2015/3/3 9:18

★日曜日ブラスト
中山11レース

サトノクラウン
現時点ではシャイニングレイの方が一枚上の評価ですが、その理由は前奏の東京スポーツ杯。
このレースは緩んで上がり勝負。
ペースが47.8-47.6の平均ペースですが、12.5 - 12.7 - 12.3 - 11.0 - 11.6と中弛みが激しいうえに仕掛けが遅く強烈なギアチェンジ戦と重賞としては特殊な競馬になりました。
ゲート内で再三立ち上がっており、出負けして後方で脚を溜める形になりましたが、結果的に前半がそこそこ速い中で脚を溜められて中団の緩みで馬群が凝縮した中で後方列で直線を向く展開となりました。
前が仕掛けない中で窮屈な競馬になりましたが、一頭ソールインパクトが出ていた直後のスペースを上手く突きながら追い出しの競馬はできていました。
ラスト100mで前が開くと一気に伸びて差し切る切れ味を見せました。
アヴニール比較で見ると、進路確保できずに下がりながらのアヴニールに対してこちらは外に誘導しつつも差を詰めながらでもあり、直線序盤は緩いラップだったことを考えると少なくともギアチェンジ面に関しては微妙な印象があります。

血統的にはノーザン系なため、トップスピード戦よりはポテンシャル勝負の方が良い可能性がありますが、それでも動き出しは各馬に比べると見劣るため理想は一昨年のように仕掛けが早い流れです。

★日曜日 1鞍
中山11レース

弥生賞

シャイニングレイ
新馬戦は超スローで13.2 - 12.9 - 12.8 - 10.8 - 10.8という2F戦。
3コーナーの下りが終わってからの加速で2秒以上のギアチェンジ、L1を落とさずにこのギアチェンジの質の高さが直結したレースだと言えます。
この流れで行く馬がおらず、押し出される形で道中は2頭並ぶ形で物見をしており、その後は2列目のポケットで進める展開。
外から被せられる形も気にする素振りも無く軽く仕掛けられた程度で終い2ハロンを10.8-10.8でまとめてL1まで他馬を寄せ付けず流しての完勝となりました。
ここではギアチェンジの反応を見せた形ですが、前が空いたという点ではかなり有利な状況だったように思えます。
それでもそこからの伸び、トップスピード持続力の高さも見せ、2Fで10秒台を続けてきたというのは高く評価できます。

前走のホープフルSの馬場は例年に比べるとかなり軽い状況で、ペースが61.5-60.4とややスロー。
11.8 - 12.7 - 12.5 - 11.6 - 11.8の2ハロン勝負。

向正面で前が一端加速して3〜4コーナーで再び大きく緩んでL1もそう落とさずギアチェンジを要求される競馬で、実質的に仕掛けが遅く、この流れで五分にスタートを切って特に出して行くこともなく楽にポジションをとる形で2列目の外で前に壁を作りつつ折り合いを重視。
3コーナーで2列目外から我慢するような感じで仕掛けを待ってから、直線序盤で一気に反応して突き抜ける完勝。
要所での動きの良さはしっかりと見せ、仕掛けられてから直線先頭に立つまで1秒近いレースラップでの加速をしている中で、外から動いて一気に先頭に立てるという機動力、ギアチェンジの高さはかなり優秀だと言えます。
このレースは実質的にはスローでしたが、それでも61秒レベルでコントロールしながらポジションを取れたというのも大きく評価できます。

これまでのレース内容内からは、ポテンシャル勝負よりもトップスピードの持続力勝負の方が良さそうなため、先週の中山記念のように馬場が渋って時計が掛るとあまり良くない印象ですが、総合力勝負ならここでは中心となります。