まとめ

過去ログ269 2015/3/4 8:17

★土曜日 ブラスト
阪神11レース

チューリップ賞
近年の流れは、12年は『一貫・中弛み』、09年・10年・11年・13年と4年は『加速・中弛み』の流れで、基本的には『加速・中弛み』と決め打ちしてよさそうなレースです。
『加速』も『中弛み』も逃げが最も有利な流れで、近年では07年2着ダイワスカーレット・08年1着エアパスカル・09年2着サクラミモザ・13年1着クロフネサプライズと好走馬は多い。
また近年の好走馬の位置取りをみても、4コーナー7番手以内の馬が多く、ある程度前にて勝負できる馬が有力となります。
さらに東京芝2400mで好走できる馬(=07年1着ウォッカは07年ダービー1着、08年2着トールポピーは08年オークス1着、09年1着ブエナビスタは09年オークス1着、10年2着アパパネは10年オークス1着)、または秋華賞好走可能な馬(=07年3着レインダンスは07年秋華賞2着、08年1着エアパスカルは08年秋華賞1着、09年1着ブエナビスタは09年秋華賞2着、10年2着アパパネは10年秋華賞1着)も相性が良いようです。

血統の傾向は、アグネスタキオンやディープインパクトや母父サンデーサイレンスが好走していることから、キレが武器のサンデーサイレンス系が得意と考えられます。
キングカメハメハ、ソングオブウインドなどキングマンボ系も近年好走馬が多く、クロフネなどヴァイスリージェント系も含め東京芝1600m好走血統も侮れません。
ロベルト系やグレイソヴリン系が好走していることから、欧州スタミナ型の要素も必要なように思えます。
前述の東京芝2400mGT好走血統(=ダービー・オークス好走血統)や秋華賞好走血統にも注意が必要です。

ステップの傾向は、阪神JF1着馬は好走率が高く(=08年2着トールポピー、09年1着ブエナビスタ、10年2着アパパネ、11年1着レーヴディソール、12年3着ジョワドヴィーヴル、13年1着クロフネサプライズなど)。
同じコースの阪神JFからまだ3ヶ月しか経っていないため、阪神JFを好走出来る完成度の高さと能力がアドバンテージとして生きやすいものと考えられます。

★日曜日 共通
中山11レース

サトノクラウン
新馬戦はレースレベルもそこまで高くない中で、最後にやや詰められていました。
完勝の範囲内ですが、トップスピードの持続力が抜きん出ているという感じではないように思えます。
そして東スポ杯ではトリッキーな競馬になって力を出し切れない各馬の中で上手く進路を作って最後に差し切れたというところからも、東スポ杯のパフォーマンスそのものがあまり、共同通信杯では東スポ杯上位のアヴニール、ソールが揃って完敗している点からも参考にしづらいという面はあります。

前走そのものは出負けもあり、新馬の感じならもう少し前で競馬ができてもいいとは思います。
今回は福永騎手に替わることでポジショニングの意識が下がりそうで、仕掛けの意識も下がりそうな点がマイナス材料となります。
すぐに動き出せるような感じの馬ではないため、包まれてしまったときに対応できるのかどうかがカギとなります。
この辺も含めて総合力で勝るシャイニングレイと比較してもどうかなという不安はあります。
中山2000だと理想はスローロングスパート戦。
動き出しは各馬に比べると見劣り、その中で前に壁を置きながら仕掛けが遅くなってしまうと微妙です。
できれば昨年、一昨年のように仕掛けが早いながれの方が良さそうです。
レースレベルやパフォーマンスで判断しても、動き出しで優位性のない馬で中山での福永騎手ということを考えても、高い評価は難しい1頭です。

シャイニングレイ
この馬の課題はペースが上がった時で、ここまでを見てもトップスピードの持続力の高さは見せている点と、そこまで持って行くギアチェンジの高さがこの馬の武器と言えます。
更にポジショニングの良さも光る馬で、現時点では総合力の高さが武器にり、後半に関してはまだまだ全ての地点で底を見せていないように思えます。
ブラックバゴやコメートも評価できる競馬をしており、その中で一枚上の競馬ができているので現時点で一番安定して力を発揮してくれそうな1頭です。
まだポケットで動けない位置からの競馬はしていませんが、この反応の良さなら恐らく2列目からロスなく仕掛けを待ってという競馬が理想のように思えます。
外からでも番手ぐらいで要所でそんなに外を回さずに相手の仕掛けを待ってから動く、そのレベルの仕掛けでもしっかりと反応できるギアチェンジを持っているように思えます。
要所での反応面で良さを見せている馬にとっては、ラップ的にもメリハリがあった方が良さそうです。
特に新馬で見せた10秒台のラップ連続は高い能力の証明と言えます。
ポテンシャル勝負よりはトップスピード持続力勝負の方が良さそうなため、先週の中山記念のように馬場が渋って時計がかかるとあまり良くない材料になりそうです。
総合力勝負ではクラシック戦線でもトップクラスになれる実力を持っているため、弥生賞でどういう競馬ができるか。
豪華メンバーが揃った中でも中心といえる1頭です。