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過去ログ27
2014/7/15 6:43
★土曜日福島9レース
エターナルムーン
降級戦となった前走は函館に使われて9着に惨敗しましたが、美浦から輸送して間が無かった事や、陣営が「馬場が悪いと全く駄目」と話すように道悪が苦手で洋芝も向かなかったようです。
1000万クラスの2走前は新潟で5着となりましたが、内枠を引いてしまい内の荒れた馬場を気にして最後はひと押しを欠いていました。
今回の福島は現級勝ちのコースで、1000万クラス時の3走前でも2着に好走している得意コースとなります。
3走前の2着時は、「前走の中山で悪い馬場を走っていたせいか下を探るように走っていましたね。その分追走に余裕がありませんでした。最後は坂が緩い分渋太く伸びてくれましたけど、この馬本来の走りではなかったですね。もっと走れる馬ですから。」との事。
今回は降級2戦目で得意の福島コースとなり、確勝級の1頭となります。
★注目馬グリッターウイング
初障害となった2走前は京都コースで5着となった1頭。
平地時から左回りが得意で、初障害時は右回りで2週目からずっと内にモタれており、水濠や他の障害でスムーズさに欠ける面を見せて直線でも内にモタれるのを矯正されながらの競馬となりました。
前走の阪神では息の入りが良くなり、ハミをリングハミに替えてモタれる面が解消されて真っ直ぐに走れていました。
外に振られるロスが無ければ勝っていた内容で、今回は終始左回りの中京コースとなり確勝級の1頭となります。
★日曜日 見解福島12レース
アナザーバージョン
クロフネ産駒にしては珍しい1400〜1600mでのスピードタイプで、黒竹賞では良さが出ず、昇竜Sでは12.6 - 12.7 - 11.8 - 12.3と中京らしい緩んでからの2F戦でギアチェンジを要求されて馬群の中で進めて窮屈になって進路確保できず最後は内にモタれてしまい参考外の1戦。
平均ペースでもポジションを取ってもペースを引き上げられて最後まで粘り込むといったレース序盤のスピードを生かす競馬に持ち込めればチャンスは十分。
4走前の重馬場の東京ダ1600m戦ではかなり強い競馬をしており、800通過は47.6と平均的なペースを刻むんで12.2 - 12.5 - 12.2 - 11.8 - 12.2と、そこまでペースの緩急がない平均ラップで、スピードの高さとそこから一脚を使えるかどうかという前半の総合力を要求されたようなレースとなりました。楽にハナを窺うとそこから下げる形でしっかりと番手を確保すると3〜4コーナーで楽な手ごたえで2列目で直線を向いて、直線序盤で楽に反応して先頭。2着馬ジャッカスバークもついてきましたが、ラスト1ハロンでしっかりと抜け出して寄せ付けず完勝。道悪で質の高いスピードを要求された形になりましたが、抑えるぐらいの余力を見せており、直線での反応と言う点ではクロフネ産駒らしい優秀な動きでした。全てにおいて上回っており、2着のジャッカスバークが昇級初戦、道悪でのレコード決着に正攻法で僅差の2着に入ったように、このレースのパフォーマンスは高く評価できます。
オリオンザジャパン
東京ダート1600メートル戦の成績は、(2)(2)(2)(1)(6)(5)(1)(2)着で(6)着時は休み明けでレース前(発走地点)で左前脚を落鉄していたレースで集中力が切れていたため参考外です。(5)着の時は、休み明けの不良馬場での高速決着で参考外です。芝スタートでダッシュがつかないコースですが、ペースの緩んだ地点で上手く押し上げて流れに乗るのが合っているようです。前走時もですが、中間はゲート練習を熱心に行われており、2走前の中山ではスタートを決めて好位から力でねじ伏せる強い内容での勝利。右回りはスムーズではないだけに、中山で勝利できたのは大きな成長と言えます。ここ2、3走前は2連勝を遂げて完全に軌道に乗っており、降級して同条件となる前回はアタマ差の2着。
人気確実の1頭ですが、右回りはスムーズに走れておらず、本質的には広いコース向きです。以前に福島で入った時には小回りの流れに乗るのに苦労しており、4着に敗れています。
あまり過信は出来ない1頭となります。