まとめ

過去ログ271 2015/3/4 11:21

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阪神11レース

コンテッサトゥーレ
この馬は距離はマイルになった方が良さそうなタイプです。
前走はペースがそこそこ早かったとはいえ、スローの流れで出負けして押っつけながら緩みに対応し、そこから早めに外目から仕掛けて長く脚を使ってきたことからも、この馬はトップスピードの持続力やポテンシャル面を出し切った方が良いタイプです。
この馬はゲートが悪いながら、一定の速いペースでもリカバーしていける脚を持っている点はプラス材料です。
マイルならもう少し取り付けるため、取り付いてからペースの緩みにある程度合わせられるという点、長く脚を使える点を含めてもマイルへの延長は歓迎です。
クルミナルと同馬は、同じ出負け癖がある馬ですが、単純に速い地点でのリカバーができるこちらの方が狙いやすいタイプです。
まだ底を見せていないという点は同じですが、トップスピードの質に関してはクルミナルの方が上位となります。
それでもエンジンが掛かってからの持続力はこちらも全く見劣りません。何より前に取り付ける率が高く、スピードそのものも高くて、このレベルのマイルのペースに対応できるという点ではこちらが上位となります。
超スローの場合は厳しくなりますが、今の時期のマイル戦ならある程度は流れるため、47〜48秒ぐらいで流れてくれるならこちらの方を狙いたいところです。
切れ味では見劣っても早めに動いてラスト1ハロンで確実に脚を使ってくれるのは魅力です。
この時期の阪神のタフな馬場がどうかという点も不安は多少ありますが、クルミナルと違って紅梅Sは少し雨が残った良馬場でパンパンではなかったところで強い競馬ができており、大きな心配はありません。
今回は阪神JF組が強敵ですが、ここで台頭してくるチャンスは十分にあります。

クルミナル
色々な条件下で高いレベルでのトップスピード持続力を発揮してきたレッツゴードンキに比べると、レース序盤で見劣ってしまいます。
レッツゴードンキも出負けはしがちですが、同馬ほどではなく、阪神JFやアルテミスSのようにある程度のペースでリカバーできていることを考えても、まだ800mで49秒台の競馬しかしていないこの馬としては序盤は非常に不安が残ります。
ただ、トップスピードの持続力は底を見せておらず、大きな魅力です。マイルでスピードを要求される競馬になるとやや不安があるため、本質的にはもう少し距離があった方が良さそうです。
素質そのものは高く、少なくとも前走のエルフィンSの内容はクラシックを意識するだけの能力を見せていますが、レース序盤のポジショニング、スピード面での課題をどうクリアしてくるか。
ここをクリアしてくれば、大きなところを目指せるだけに、レース序盤に目途を立てて良い競馬を期待したい1頭です。