まとめ

過去ログ274 2015/3/9 16:48

★日曜日 研究
阪神11レース

ムーンエクスプレス

前走の阪神JFでは先週のチューリップ賞で1,3着となったココロノアイ、レッツゴードンキと差のない競馬で4着となった1頭。
阪神JFは平均ペースの流れ、12.2 - 12.0 - 11.4 - 11.5 - 12.3とL3最速戦で再加速の流れとなりました。

大外枠からの競馬で3着馬のココロノアイとはコンマ1秒差。枠順が逆なら順位は変わっていたはずです。
レース内容は先頭列から一列置いたところで様子を見ながら3〜4コーナーで前が仕掛けたところで手を動かして2列目で直線に入ると、ジリジリと伸びてきて一旦は先頭に立ちましたが最後は内外から差されてしまっての4着。

平均ペースを積極的に追走して、勝負どころでのペースアップにも反応して直線序盤までは先頭に立つなどの見せ場たっぷりの内容でした。
上位馬その後の活躍を見ても大健闘の4着と言えます。
タフな馬場でスピードを生かしながらもしっかりと要所で動けたという点は大きく評価できますが、ラスト1ハロンのトップスピードの持続力は上位陣には見劣りました。

今回は1400m戦となりますが、2走雨の秋明菊賞では京都芝内1400m戦でレコード勝ち。
ハイペースの流れで11.4 - 11.5 - 11.6 - 11.4 - 12.1とラップ的にも淀みないスピード戦で、ジワッとポジションを調整しながら逃げる3着馬の後ろをついて立ち回り、2列目のポケットから3〜4コーナーでもロスなく立ち回って前のノーブルルージュが抜け出した直後のスペースをしっかりと生かして抜け出しての完勝。
最内枠からスタート良くポジションを取っていい位置を確保できたというのが非常に大きく、コーナーでも速いラップの中でロスがありませんでした。
最後にフワついたものの、このレースではスピードの高さとポテンシャルの高さを見せました。

同じ京都でも外回りでの3走前のファンタジーSでは伸びあぐねての5着。
秋明菊賞とは真逆のペースで11.9 - 12.0 - 11.6 - 11.3 - 11.5とL2最速でトップスピードを要求され、L2−L1は11.3‐11.5でそれほど落ちませんでした。
2列目の外にポジションを取っての競馬となり、3〜4コーナーでは前に対して少し差を広げられるような形となり、直線序盤で置かれてラスト200mでようやくジリジリと脚を使ってくるも5着。

秋明菊賞は上手く内枠と馬場を生かせていましたが、阪神JFの方がパフォーマンス的には高く、マイルの方が合っていそうな印象があります。
1400mでの消耗戦なら力上位ですが、ハッキリとした力差があるわけではなく、どちらかと言うと本番向きの1頭です。

★日曜日 見解
阪神11レース

第49回報知杯フィリーズレビュー(G2)

過去10年間のデータより・・・
1番人気 (3-1-0-6)
2番人気 (1-0-0-9)
3番人気 (3-1-1-5)
4番人気 (0-1-1-8)
5番人気 (0-0-4-6)
6番人気 (1-2-1-6)
7〜9人 (2-6-2-40)
10人以下(1-2-2-64)

人気薄の好走が目立つ波乱の多いレースで、近年は荒れており昨年は175万馬券となった。

前走データ
重賞(7-3-2-42)
├阪神JF(4-2-1-13)
├フェアリーS(1-1-0-5)
└クイーンC(1-0-1-16)

OP特別(2-3-5-27)
├エルフィンS(2-2-4-13)
└紅梅S(0-0-0-8)

500万下(1-4-3-46)
新馬・未勝利(0-0-0-12)

前走重賞だった馬は(7-3-2-42)だが、前走重賞で4着以内なら(5-2-1-12)
前走阪神JH以外の重賞で5着以下なら(1-0-0-20)となっている。

前走OP特別は(2-3-5-27)だが、前走で6番人気以下の場合は(0-0-0-10)で全滅。

前走新馬・未勝利は(0-0-0-12)で全滅。

2年連続で逃げた馬が馬券に絡んでおり、14年は13番人気のニホンピロアンバーが2着、2013年は11番人気のティズトレメンダスが3着となっている。

★土曜日 
中山9レース
マリオーロ
前走はスタートで接触しそこから二の脚で前に行き、その時にハミを噛んでしまい、後ろの馬にも目標にされてしまいました。
最後は内にモタれており、力尽きて4着となりました。
2走前は3コーナーぐらいから進路が怪しくなって内ポケットで待ったまま手応え良く直線を向くも前が壁で追い出しを待たされるロスがありました。
直線で外に誘導している間にほかの馬がどんどん前に行く展開となり、ラスト200mでようやく外から猛追して4着。
あそこまで外に持ち出すまでに時間が掛かってしまうとどうにもなりません。
ペース的にはハイペースでロスなく立ち回っているからこそ伸びてきたとも言えますが、単純にハイペース適性を見せたのは大きいように思えます。
このレースは地味に同日の1000万下より速く、稍重で少し渋っていたことを考えると十分時計的に評価はできます。
それに未勝利勝ちが東京1400m戦でややスローの流れから12.0-12.0-11.4-11.6で追い出したL2で目に見えて反応して突き抜けました。
トップスピード勝負とまでなると微妙ですが、要所の動き出しそのものは優秀なので平均〜ややスローからの3F勝負ぐらいのイメージならこの馬が1番です。