まとめ

過去ログ277 2015/3/12 7:42

★土曜日 ブラスト
中京11レース

中日新聞杯

デウスウルト

3走前の大原Sはスローペースでの4F勝負。
仕掛けが早くコーナーで速いラップを刻む競馬となり、後方で折り合いに専念して脚を溜め、3〜4コーナーで外々を押し上げながら後方で直線を向くと、しっかりと伸びてきて突き抜ける競馬。
開幕週の馬場で12.2 - 11.6 - 11.3 - 11.3 - 11.8というラップで外から追走しながら勝ち切ったのは高いパフォーマンスで、トップスピードの持続力の高さを示した1戦となりました。

2走前のチャレンジCは平均ペースで淀みない競馬。
ラスト1ハロンははかなり落ち込む厳しい流れとなり、トップスピードの持続力が問われての消耗戦となりました。
中団の内目から3〜4コーナーを立ち回り、直線では迷わず内に進路を取り、ラスト1ハロンではトーセンスターダムに外から差されましたが、フルーキーと同着2着。
このレースはかなりのハイレベル戦で、アズマシャトルやダイワマッジョーレ、スマートレイアー相手に先着できた点は大きく評価できます。

前走の中山金杯はスローからの4F勝負。中団内目でロスなく立ち回り、直線序盤からしっかりと伸びてきての3着。
コーナーで速いラップを刻みつつ最速地点でしっかりと伸びてきていたのは評価できます。
ただ、ラブリーデイに2kg貰っての着差で、一線級相手には少し見劣ります。

今回のハンデ55kgはかなり恵まれた印象で、このメンバーでは力上位だけに条件的には面白い1頭です。

★土曜日 共通
中京11レース

ミトラ
距離延長でパフォーマンスを上げてきている1頭ですが、今回は中京2000m戦。
中京2000は坂スタート戦でペースも上がりにくい傾向があり、レース序盤がスローになると3コーナーの下り坂からロングスパートになる可能性もあるコースです。
中京は馬場が軽ければトップスピードの持続力タイプが好走し、重ければポテンシャルタイプの外差しが利きやすいコースなため、下り坂でこの馬の持ち味である要所の反応が削がれるリスクはあります。
坂スタートでペースが上がりにくいという点もスピードが高いこの馬としては武器を一つ封じられることになります。
AJCCのようにかなり早い段階で前がペースを引き上げるような展開なら問題ありませんが、中京2000m戦では難しそうです。
中京は開幕週での馬場が非常に読みにくく、特に軽いときと重いときの差が非常に激しいコース。
中京改修初年度はズブズブの馬場になっており、ここ2年は徐々に軽くなってきている傾向にあるため、どの程度影響してくるかがカギとなります。
福島記念、AJCCの時は馬場も軽く、どちらもエクイターフでした。中京の馬場は読めませんが、傾向通り考えれば高速馬場は考えられません。
その点は不安材料と言えます。
スピードやポジショニング、そしてそこから仕掛けの遅い流れでスッと出し抜く競馬に持ち込んでいることからも、中京の3〜4コーナーの下りをどういうポジションで迎えることができるかが大きなポイントとなります。
ハンデも57.5kgとトップハンデを背負うだけに、今回は狙いづらい1頭です。

★土曜日 研究 
中京11レース

中日新聞杯

ミトラ
近2走は中距離戦でパフォーマンスを上げてきた1頭。
2走前の福島記念と、前走のAJCCともにL2最速戦。
福島記念はスロー気味の平均ペースからのL2最速となり、近年の秋の福島記念らしい競馬となりました。
このペースを楽に先行しながら2列目ポケットで脚を溜め、3コーナーでは最内から進出し、4コーナーで一つ外に出して逃げるメイショウナルトを目標にして直線序盤で捕えると、最後は伸びて来たフラアンジェリコを完封しての勝利となりました。
このレースはCコースで内有利な馬場状態でしたが、中距離での総合力勝負で高いパフォーマンスを見せました。
息を入れての緩急に対応できていたため、距離延長でもと思わせるレース内容でした。

前走のAJCCでは更に1ハロン延長の2200m。
超スローペースで流れ、11.9 - 12.1 - 12.0 - 11.4 - 11.2 - 12.0と先行集団が中盤からペースを引き上げて、そこからの2段階加速戦。

ゲートで立ち上がっていましたが発馬は五分に出てサッと2番手を確保。
2コーナー過ぎでは少しハミを噛んでいましたが、その後は折り合いがついて超スローの先行ペースに乗っていました。
ペースアップする地点で3番手に下がり、3コーナーでは2列目外から追走している間に最内からクリールカイザーに出し抜かれる展開となりました。
2列目以降は引き離しましたが、クリールカイザーには1馬身以上離されての2着。
内容的には勝ち馬と差はなく、仕掛けのタイミングの差だけのレースでした。
ペースアップ戦でも反応でき、機動力の高さが中距離で生きてきたように思えますが、2走前は内枠有利なCコースで最内枠からの競馬。
前走は展開が向いた面も大きく、恵まれていた面も否めません。
今回が試金石の1戦となります。