まとめ

過去ログ284 2015/3/18 10:14

★日曜日 121
阪神11レース

トーホウジャッカル

菊花賞の勝ち馬。
今年の菊花賞はこレコード決着となりましたが、12.3 - 12.4 - 12.2 - 11.7 - 11.7 - 11.6 - 11.6と全体を通してみても12秒台後半を刻む事がなかったというのはこれまでの菊花賞のレース傾向からかけ離れた内容だったと言えます。
この流れで内に入り込めず外々を追走せざるを得なかったワンアンドオンリー(9着)やトゥザワールド(16着)は見せ場なく沈んでいます。
トーホウジャッカルは2番枠を生かして3列目の内ポケットで折り合いをつけながら進めていくというような形。
ややスローで進む中で3〜4コーナーで最内から外に上手く誘導し、4コーナーで先頭列に並びかけて直線を向くとL1でロスなく完璧に立ち回ったサウンズオブアースが内から伸びてくるも、凌いでのレコード勝ち。
最後までラップを落としておらず、あの流れから脚を使えたのは非常に大きな材料と言えますが、2周目の3コーナー半ばまで最内をまわれたというのは確かで、終始外々を回された馬とは大きな差が生まれました。
緩い地点がなく終始淡々とした流れでスペースも生まれなかった以上、序盤の枠とポジションニングが大きく影響しました。

2走前の神戸新聞杯はスローペースの流れからの12.2 - 11.9 - 11.8 - 11.3 - 11.6 - 12.4とL3最速で、トップスピードが問われておりトップスピード持続戦と言えます。
中盤でまず最初に動いたのがワンアンドオンリーで、3コーナーからこのラップで外々を押し上げる競馬で、内からついていったサウンズオブアーズで、トーホウジャッカルはその更に内の馬群で立ち回って直線を向く展開となりました。
残り100mあたりで前にいたサウンズがフラフラしてしまい前に入られたため、立て直してからのL1強襲で3着。
着差を見れば、真っ直ぐに走れていれば勝っていたのはトーホウジャッカル。
ただ、ワンアンドオンリーも強い競馬をしており、ぎりぎり差し切っていたとしても最速地点で外から捲るという競馬を敢行したワンアンドオンリーにも大きな評価は必要です。
少なくともこの時点でワンアンドと展開がある程度有利ならば互角以上に戦えるというだけの素質は見せており、菊花賞ではワンアンドオンリーには苦しい競馬、展開になり、この馬にとっては枠がプラスに働いたこともあり、ワンアンドオンリーが崩れ、サウンズオブアースに完勝しました。
完璧な競馬をしたサウンズオブアースの比較で見ても神戸新聞杯より強い競馬ができており、距離や超高速京都といった条件もプラスに働いたか印象があります。

スペシャルウィーク×アンブライドルズソングという配合的に見て、阪神のタフな馬場が合うとは思えませんが、ステイヤー的な要素は世代最強だけに期待したい1頭です。

★土曜日 研究
中山11レース

フラワーカップ過去10年のデータ解析
1番人気は(3-4-1-2)堅実ですが、2番人気が(1-0-2-7)で不振です。

このレースは優勝馬10頭のうち、6頭が重賞・オープン未経験で、2着馬5頭、3着馬8頭がオープン未経験馬となっており、過去の実績は問われません。
ただ、前走初勝利の馬は1着、2着馬に各2頭、3着馬に1頭のみです。
今年の前走初勝利馬はフレンチヴォーグ、ジュエルメーカー、サトノフラリッシュ、カゼルタ、アースライズ、アフェクシオンが登録しています。

クイーンカップ組が(1-1-0-21)で不振。
中山で成績を出してきた馬が他場を使われた馬より成績は良くなっています。
今年は人気しそうなロッカフラベイビーがクイーンカップから参戦。
しかし、2走前には中山マイルのひいらぎ賞で直線で前が捌けないロスがありながら3着の実績があり、当時よりも1ハロン延長はプラスとなります。

中山実績のある馬は
ノットフォーマル(フェアリーS GU2 1着)
ローデッド(フェアリーS GU 2着)


キャットコイン優勝のクイーンカップは1600万レベルの好時計で、4着馬のアンドリエッテはチューリップ賞2着、勝ち馬からコンマ4秒差7着のロッカフラベイビーは距離延長で人気を集めそうなだけに、中山実績のある前述2頭の方が妙味が見込めそうです。

★土曜日 フラワーカップの見解
中山11レース

第29回フラワーカップ(G3)

過去10年間のデータより・・・
1番人気 (3-4-1-2)
2番人気 (1-0-2-7)
3番人気 (2-1-0-7)
4番人気 (0-2-0-8)
5番人気 (1-1-0-8)
6番人気 (2-2-1-5)
7〜9人 (0-1-3-26)
10人以下(1-0-2-65)

1番人気は(3-4-1-2)出複勝率80%、単勝3.9倍以内なら (4-4-1-2)複勝率81.8%で信頼できる。

馬番データ
1番 (1-0-1-7)
2番 (1-0-0-8)
3番 (0-0-1-8)
4番 (2-0-1-6)
5番 (1-0-0-8)
6番 (0-1-1-7)
7番 (1-1-1-6)
8番 (0-1-0-8)
9番 (0-1-2-6)
10番(0-0-1-8)
11番(1-3-0-5)
12番(1-0-0-8)
13番(1-1-0-7)
14番(0-0-0-9)
15番(0-1-0-6)
16番(0-1-0-6)

最初のコーナーまでが200m程しかないため、外枠は厳しい結果がデータに表れている。


前走データ
重賞(2-4-1-30)
├阪神JF(0-0-0-4)
├チューリップ賞(1-0-1-4)
├フェアリーS(0-1-0-0)
└クイーンC(1-1-0-21)

OP特別(0-2-0-8)
500万下(6-4-7-52)
未勝利(1-2-1-20)
新馬(1-0-0-15)

前走重賞だった馬は(2-4-1-30)、前走OP特別は(0-2-0-8)と大きく信頼はできない。


前走500万下からのローテは(6-4-7-52)で、前走500万下だった馬で当日3番人気以内
なら(4-3-3-3)と信頼度は跳ね上がる。