まとめ

過去ログ288 2015/3/19 23:19

★土曜日 
阪神11レース

ポルトドートウィユ
前走のきさらぎ賞は怪物ルージュバックから2馬身差の2着。
五分のスタートからジワッと追走して後方で様子を見るポジションを確保し、道中もこのペースで折り合いながら外目をじわっと押し上げて3コーナーへ向かうと、3〜4コーナーで外目からレガッタやルージュバックの列の外にまで並びかける展開。
3ハロン標過ぎから仕掛けてルージュバックとともに2列目で直線へ入ると、直線序盤で追い出されるもトップスピードの質で見劣ってしまい残り300m付近からルージュバックに徐々に離されてしまいました。
結局は1ハロン標過ぎにつけられた2馬身差が最後まで詰まらない完敗。
外から勝ちに行ってアッシュゴールドを問題としなかった点は評価できますが、まだ一線級相手となると大きな武器と言えるものがありません。
大きな武器はありませんが、弱点も器用さがないということを除けば見当たりません。

2走前は年末の阪神で少し時計が掛る馬場状態。
このレースではラップ的にも時計的にも優秀な内容と言えます。
超スローでの上がり勝負となり、12.4 - 12.2 - 11.3 - 10.8 - 11.8とL2最速10.8とこの時期にしてはかなり速いラップを刻んでいました。
その流れで中団の外から直線しっかりと伸びてきて、3着以下を5馬身以上引き離す内容でした。
決して低レベルだったとは思えないその中でトップスピードの持続戦でそれらは千切ってきたという点は高く評価できます。

★土曜日 
中京2レース
エルクンバンチェロ
ラインシュナイダー

前走は同じレースに使われて同タイムで2,3着となった2頭。
締まって脚抜き良い馬場状態で、平均ペースで中盤も緩み前残りの展開となり、1・2番手の馬2頭が渋太く粘って、ラインシュナイダーだけが2着に割って入れた1戦でした。
1,2,3,4番手の馬が1,3,4,5着となる展開でしたが、3着のエルクンバンチェロはトモが緩いため急坂で踏ん張り切れておらず、中京コースの直線の坂が課題となります。
ラインシュナイダーは4コーナーで仕掛けて直線は外に出されましたが、追われてから直ぐには反応せずにエンジンの掛りの遅さが気になりましたが、先行有利な展開を考えると一番強い競馬をしていました。
2走前に比べると外枠からでも折り合いもついていたため、今回も折り合い面の不安は少ない1頭です。


スクワール
ダート4戦して3,3,2,2着と安定していますが、近2走は小倉1700m戦でのもの。
前走は水浮くほどの不良馬場で先手争いが激しく前半が速くなり消耗戦となっていました。
押しての先行争いが激しかくなりましたが、それでもペースは同条件の1Rと同程度。
単純な時計比較でこちらの方がレベルが低く、バテる馬も続出する展開となりあまり評価できない1戦です。
3,4走前は中京の1200m戦ですが、3走前は重い馬場でスロー気味で時計が平凡な低レベル戦。
一旦は押して先手を取りきったサーティグランドが早々に控えたのか馬群に飲み込まれ、その煽りで前半に先行集団がずいぶんゴチャ付く展開となりました。
先行グループが残りそうなところをカシノトラダマシイが外から一気に差し切る内容で、スクワールは上手く立ち回れていましたが最後は3着となっており、控えて我慢させる形の方が合っていそうな印象があります。
レベルの低いレースで上位に来ており、人気するなら切りたい1頭です。

★土曜日 
中山3レース
カズノテナンゴ
今回の中山ダート1800m戦は4戦して3,4,2,3着。
前走は脚抜き良い重馬場でオケアノスが今回が逃げる展開でラブオーディーンやカズノテナンゴが間近で追走し、やや縦に長い隊列。そこまで遅いペースではありませんでしたが、後半スパートした後のラップが優秀で、後続がどんどん置かれてしまう流れとなりました。
最後は逃げと2番手の一騎打ちとなり、直線ではこの2頭の外に持ち出しましたがなかな前2頭が止まらずに届かずの3着。
追走が厳しかったためラスト1Fは14秒4も掛かっていましたが、走破時計は優秀でした。
3走前にはこのコースでコンマ1秒差の2着となりましたが、勝ち馬に早目に来られる展開となり、早く動かざるを得なくなり、その分だけ最後は甘くなってしまいました。
今回も大崩れの可能性が少ない1頭です。

キールコネクション
初ダートとなった前走は脚抜き良い高速重馬場で前が有利な馬場状態でした。
出遅れてた外枠のシュネルシュタルクやタンジブルが先導する展開でしたが、レース序盤からペースも速く、途中で捲りが入る展開。揉まれずに済んだタンジブルが直線はほぼ独走状態となり、7馬身離れた2〜4着以下も大きく離される結果となりました。
結果的には人気上位馬同士の前残り決着でしたが、他の馬はほとんど脚が止まっており、道中追走のレベルが非常に厳しかった1戦でした。
この馬はスタートしてからずっと気持が入っておらず、その状況でも2着馬からはクビ・ハナ差の4着に入っており高い能力は見せています。


マーブルヒル
ダートに使われた前走は乾いてパサパサ+強風の影響で時計が掛かるダート。
勝ち馬キングデュナミスもそれほど先手争いに苦労せず単騎逃げを決め、向正面で外捲りに対応してスパートすると他の馬もほぼ同時に動く展開。
4角に差し掛かりつつ徐々に隊列が崩れ、直線はほぼ完全に脚が止まってる様子で走破時計も平凡な1戦となりました。
この時は風も強く決め手を完全に殺されてしまう状況だっただけに、走破時計は平凡でもまだ評価を下げる1戦ではありません。
マーブルヒルは初戦と同じように追われ通しとなっていましたが、最後まで渋太く粘っての3着。芝よりもダート向きの1頭です。


コマクサ
前走はキールコネクションにハナ差先着しての3着。
隣の馬が躓いてしまい、遅いスタートとなりましたが、その後は末脚温存策で長く良い脚を使っていました。
大分弱さは解消されており、時計は掛った方が良さそうなタイプです。