まとめ

過去ログ308 2015/4/3 13:58

★日曜日メインレース
中山11レース

ダービー卿CT

エキストラエンド
この馬のこれまでのレースを見ても京都ならL3から速いラップを刻んでいるレースを内で立ち回ったここ2年の京都金杯であったり、一貫ペースだったマイルCSで結果を出しています。
馬場そのものは昨年の東京新聞杯で強い競馬ができているため、そこまでは気になりません。
基本的にはL1でのバテ差しが身上。
前走の東京新聞杯でもそうですが、要所でスッと動ける印象はありません。
この馬はディープ産駒らしくスピードに乗った状態を維持するか、トップスピードに乗せやすい競馬が理想です。その点で今回は中山マイル戦で比較的ペースが上がりやすく緩みにくいため、この馬としては競馬はしやすくなりそうです。
時計的に見てもマイルCSでスピードの高さは見せており、平均ペースまでなら問題は無さそうです。
今の中山の馬場がどうかという点、道悪になる可能性が高い天気という点まで含めると馬場に依っては難しいところもありますが、特に中途半端に渋って騎手の意識が下がりながら要所で加速するようなラップになるのは避けたいところです。
タフな馬場適性そのものはここ2年の東京新聞杯で見せており、L1が落ち込めば差し込めそうですが、高速馬場ベースでの半端な雨となると騎手の意識が下がるだけで馬場が悪化しない、となって動き出しの良さが結果的に問われるということになりかねません。
一貫ペースや仕掛けが早い競馬でL1落ち込む流れなら信頼度は高いだけに、当日の天気、馬場が重要となります。

10モーリス
距離は1400〜1600ぐらいが良さそうな馬で、トップスピードの持続戦に特化した形では危うい印象です。
前走はあの流れで前が加速する中、一頭だけ勝手に出し抜かれた中でも反応できており恐らくギアチェンジ面も高いレベルのものを持っているように思えます。
白百合Sも2F勝負で1秒以上のギアチェンジ戦となり、合わせながらスッと伸びたように要所でかなりの脚を使えます。
また、ハイペースにも対応可能で、この馬で前々を確保できればかなり安定してくる印象があり、安田記念でも通用するレベルにあるように思えます。
ただ、ネックなのが出が安定しない点です。
この馬は11秒前後を要求されるラップをそこまで長くは維持できません。
どちらかというと仕掛けは待ちたいタイプで、瞬時に動けるギアチェンジやトップスピードの質を一瞬でスッと引き離すという点に使いたいタイプ。
今後もかなり期待している一頭で、このクラス相手に55kgで強い競馬で勝ち負けできなければ安田記念でどうこうとも言ってられません。

★日曜日メインレース
中山11レース

ダービー卿CT

クラリティシチー
この馬は根本的にトップスピードが問われるような展開が好ましくないタイプで、理想は前走のように淡々とした流れでポテンシャルを要求される競馬です。

これまではなかなか噛み合わないレースが続きましたが、前走はシャイニープリンスをあっさり差し切る高いパフォーマンスを見せました。
この馬にとっては中山マイル戦は力を出しやすい条件と言えます。ただ、時計的にはまだ最上位のモノは見せておらず、高速馬場状態で32秒台の走破時計になってくるとスピード面で未知数なところがあります。

淡々とした流れになっても、前がとばして残せるような馬場状態では位置取りの差で届かない可能性もあります。
強い競馬をしたラジオNIKKEI賞を見る限りは、1800mでトップスピードを要求されな競馬が合っているように思えます。
今回はこの馬のポテンシャルを発揮しやすいコースだけに、淡々と流れてくれればチャンスはあります。
逆に、緩んでしまってペースが途中で上がるようなL2最速の展開になってしまう不安が生じます。


アーデント
この馬は要所でのギアチェンジはほとんどなく、ポジショニングも悪いため、展開や枠に左右されてしまいます。
また、高速馬場ではどうしてもスピード的にマイルでは厳しくなっており、ポジションを取れず、追走に脚を使ってポテンシャルも発揮しきれていません。
この馬のこれまでのレースをを見ても明らかに時計が掛かっている馬場に好走歴が偏っています。
その点からも、今の中山の馬場を考えれば明確に渋って時計に影響してこないと厳しいように思えます。
マイル戦そのものは走っていますが、江の島特別では一貫ペースで33秒台を切るだけのチャンスはありましたがここでロスなく進めながらL1で伸びあぐねており、高速馬場適性は低い印象があります。
今回、渋ってくれれば中山マイルの下り坂連続してペースが上がりやすいコースを考えてもこの馬のチャンスは大きくなります。
また、基本的に出脚がつかない馬で、内枠を引くと馬群の中での競馬という点でリスクがあっただけに、この外枠はプラスとなります。
基本的に前目をイメージするのであれば外枠で多少出負けしてもリカバーできるだけの条件が必要で、嵌らなければ信頼できない馬ですが雨が降りそうというのは明らかに追い風となります。
馬場が悪化すればするほどにチャンスも出てくる1頭です。

★日曜日
阪神4レース
マイアベーア
前走は阪神芝の1400m戦で、柔らかくて時計掛かる馬場状態。
平均ペースで流れ中団から直線渋太く抜けてきたのが勝ち馬から2馬身半差の2着。
緩めの馬場はもうひとつなだけに、良馬場で見直したい1頭です。


カルシャン
初戦は2着に好走しましたが、手薄なメンバー構成で超スローからの上がり2F勝負。
逃げ馬を番手の馬が捕まえるだけの競馬で大きく評価できるものではありません。


アルティマブラッド
前走は左寛跛行で取り消しとなりましたが、その前の中京ではスロー気味で上がりも掛かる競馬で3着。
良馬場でしたが、雨の影響は残っており、緩めの馬場状態でした。
レースは中盤で緩んだところ折り合いに苦労している馬が多く見られ、時計も掛かっていましたが、上位3頭が後ろを2馬身離し、一定の能力差は見せた形。
最後は内外の差で3着となりましたが、この馬も良馬場の方が良いタイプとなります。

レパードクリフ
初戦でフワフワしていたため、攻めを工夫して中間は調整され、2戦目の前走ではスタートを決めて好位の内から道中は抑えるくらいの行きっぷりを見せていました。
直線では狭い所を割って出る根性も見せての4着。
レース内容が良化しており、今回も注目の1頭となります。