まとめ

過去ログ317 2015/4/10 13:18

★日曜日 共通
阪神11レース

桜花賞
ノットフォーマル
前走のフラワーCでは中山芝内1800mの舞台に替わり、スローペースで中山1800m戦らしく前半が緩くなって12.3 - 12.3 - 12.0 - 11.4 - 12.0と徐々に加速はしていましたがL2最速戦で仕掛けのタイミングそのものはフェアリーSに比べると遅かった1戦です。
この流れで内枠から五分に出たもののハナには立てずに2列目のポケット。
道中も好位で競馬をしていましたが、3〜4コーナーで加速していく流れで前を向けず、ついていけずに下がってしまい、そのまま直線最後までいいところなくの惨敗となりました。
距離という面もあり、スローから前を向けずにレース全体の仕掛けそのものが遅くギアチェンジを要求されて甘くなったとも言えます。

距離はきんもくせい特別でこなしており、赤松賞では最後方からでも反応が鈍かったところからも、急激なギアチェンジが合わなかったように思えます。
もともとフェアリーSでも待ってスッと出し抜いたというよりは3〜4コーナーでも仕掛けながらすぐに反応できずにジリジリとラップを引き上げる形になったようにも思えるため、すぐに動けるタイプではない可能性が高いです。
フェアリーSのように上手くレースを作りつつギアを自分のタイミングで引き上げられれば前々から良い脚を長く使えるというのがこの馬の武器となりますが、それでも今回は内枠でもあり、出が決して早い方ではないので、ハナを取り切るつもりなら思い切った競馬が必要ですが、この大舞台でそれが黛騎手にできるかどうか、そしてそこからレースをコントロールしていけるかどうか。
ここをクリアできれば動き出しに関しては反応の鈍さを4コーナーの下りでフォローできる舞台です。その点からも上手くレースを支配すれば圏内争いに踏みとどまってくる可能性は秘めています。
相手関係からは間違いなくかなりの強敵になってく

この馬が主導権を握ってペースをコントロール、徐々に加速して下り坂を生かしながら2列目を出し抜ければ、先行勢では圏内まで残すチャンスを一番秘めていると言えます。
流石にここまで強敵が揃う中で前々からの競馬は基本厳しい阪神マイルで積極的には狙えません。

★日曜日 共通
阪神11レース

桜花賞
クルミナル
この馬のハイパフォーマンスはエルフィンS。
超スローから12.9 - 12.3 - 11.2 - 11.2 - 11.5と3F勝負で下り坂を終えてからギアチェンジがある程度伴ってのトップスピード戦。
L3から速いラップでL1落としていませんが、馬が突き抜けただけで実質的にはトップスピードの持続力が要求された流れだと言えます。
この流れを好位馬群の中で進めながら3〜4コーナーで3列目に下がって直線に入ると、直線序盤で先頭に立ってそのまま後続を寄せ付けずの完勝となりました。
少し雨を含んだ良馬場で、同日の1000万下と比較して時計的には上、ラップ補正を考えると互角のタイムで、時計的には十分通用するめどは立てています。
スローからのトップスピード持続力という観点で見ればこの面子相手でも十分戦えるレベルにあります。
エルフィンSでは強い競馬をしていましたが、実際ペースがある程度上がった時にどこまでやれるかは未知数。
チューリップ賞はあまりにも酷い競馬で参考外。
現時点ではある程度ペースが上がらずにトップスピード持続力を引き出せる競馬でどこまでやれるかなというところです。
今回のメンバー比較でみると阪神JF組はもちろん、クイーンC組も1000万下と互角以上のレベルにあるため、エルフィンSの内容的にも互角にはやれてもペースが上がった時の不安という点では阪神JF、クイーンC組に比べてもリスクとしてはあります。
まだ底を見せていないため、この馬のトップスピードの質、持続力という観点から見れば前走の敗戦で妙味が出るこの馬は最大の穴馬と言えます。
やや内目の枠を引いたため、前走のように変にポジションを取りに行ってペースが上がらずに凝縮すると苦しくなり、スピード面での目途を立てていないため、末脚勝負に徹するという手もあります。
ペースが上がり切った時に対応できるかどうか、ペースが上がり切らないかどうかでも変わってきますが、チャンスは残されている1頭です。

ペルフィカ
2走前のこぶし賞はややスローで12.1 - 12.3 - 12.0 - 11.6 - 11.5とある程度流れて逆に仕掛けどころが遅かったというレースで実質2F戦となりました。
この流れを五分に出て無理せず最後方で進めながら3〜4コーナーで1頭交わす程度で、外からじわっと押し上げて直線を向くと、序盤からジリジリと伸びてきて先頭列に並びかけ、最後までバテずにテイエムダンシングをねじ伏せました。
ラップ的に見るとこの馬自身はL2で詰めてきており、L1はほぼ自身のラップなので恐らく落としています。

3走前の白菊賞では京都芝内1600m戦で48.4-47.2とスロー気味で12.1 - 11.9 - 11.9 - 11.6 - 11.8のラップでL2最速でも後方馬群の中から直線スッと伸びて先頭に立ったもののL1甘くなってアスカビレンに交わされました。
この内容的にもマイルでは足りない印象があります。

ファンタジーSのトップスピード戦でのジリっぽさを見てもトップスピード戦では微妙です。
また、ある程度スピードが要求される競馬で考えても正直マイルの内容からは苦しいように思えます。フィリーズレビューはある程度流れてくれた中で、緩急が小さく12秒前後で進んでいたのも大きいく、ポテンシャル面ではある程度良いものを見せていますが、それは1400mまでです。
マイルではパフォーマンス的に若干落としており、トップスピード戦だと不安が大くなります。
今回は阪神芝外1600m戦で強敵がかなり揃った印象だけに、上手く運んでもなかなかごまかしが利きにくい阪神1600m戦からも、適性的に見てもなかなか付け入るスキを見出すのは難しいように思えます。

★日曜日
中山3レース
レッドカノーヴァ
新馬戦は芝に使われて7着となりましたが、2戦目の前走はダートに使われて2着。
その前はサクラモチが非常に速いペースで飛ばし、縦長の展開。
この展開で砂を被って嫌がる面を見せており、押っつけ通しの競馬となりましたが2着を確保。
前向きさが足りず、気持ちが幼くて自分から走る気に欠けていましたが、この状態でハイレベルな1戦で2着に来ており、能力は非常に高い1頭と言えます。