まとめ

過去ログ318 2015/4/14 10:56

★日曜日 1鞍
中山11レース
皐月賞

キタサンブラック
前走で牡馬クラシック候補のリアルスティールを撃破した1頭ですが、どちらかと言うとダービー向きの印象があります。

前走のスプリングSは2つの課題があり、一つはペースが上がり切らず超スローペースになった時のギアチェンジやトップスピード面で、もう一つはペースが上がった時にスピードに対応できるかどうか。

高速馬場でペースは1000m通過タイムが62秒6の超スロー。
中山1800mらしく坂スタートと1コーナーまでが短いコースで隊列が決まって最序盤は緩くなりました。
2コーナーまではスローでしたが、13.1 - 12.8 - 12.0 - 11.8 - 11.2 - 11.5と向正面に入っても緩いままで単騎逃げを離れた2番手で見る形で、実質的にはかなりのスローとなりました。
ゆったり2番手で我慢しながら3コーナー手前で徐々に差を詰め、ダノンメジャーに被せられながらも勝負どころでの動きは良く、3〜4コーナーで逃げ馬に並びかけてまだ仕掛けを我慢しながら雁行状態の真ん中。
外からダノンプラチナが来たのを見ながらじわっと仕掛けると直線序盤の最速地点でダノン2騎を出し抜く。L1でエンジンが掛かってきたリアルスティールの強襲を凌ぎ切っっての勝利。
このレースはリアルスティールの福永騎手の仕掛けの甘さで何とか押し切れた感じでしたが、この馬自身の比較で見て注目した点は直線入りでの反応です。
11.8-11.2と中山内回りを考えるとかなりの落差で、これを楽に刻んできたというのは大きな材料です。
府中の2走では加速していく段階ではモタついていましたが、中山ではスッと反応できていました。
この馬の場合、左回りよりも右回りの方が合っている可能性もあります。
要所の反応という点では、不安が一つ解消したと言えます。
自分の形になれば相当な強さを見せているだけに、スムーズに番手からの競馬が理想です。

★日曜日 ブラスト
中山11レース

皐月賞

流れは、09年・10年・13年は『前傾・中弛み』、12年は『前傾・ハイレベル』と、『中弛み』の複合ラップにはなりやすいものの、基本は『一貫』や『前傾』といった厳しい流れが中山芝2000mの基本です。
好走馬の位置取りは、4コーナー10番手前後の差し馬の好走も多く、厳しいペースでも前で展開する逃げ馬の好走もあるレースとなります。

また、目安として走破タイムが2分を切るかどうかで好走馬が変わるのが皐月賞の特徴で、1'58秒台だとマイラーが好走し、1'59秒台前半ならサンデーサイレンス系が好走しています。
2'00秒以降になると欧州型スタミナ血統(=ノーザンダンサー系・ロベルト系)向きの傾向となります。
1'58秒台でマイラーが好走するのは、スピード勝負でそのまま押し切れてしまう流れになりやすいためで、この流れの時には、ダートで好走歴のあった馬やミスプロ系が活きる流れとなります。
この場合は逃げ・先行がよく好走しています。

1'59秒台なら、中盤が弛み上がりの速さを競うレースになりやすく、サンデーサイレンスが得意のレースとなります。
この場合は先行・差しが活きる流れとなります。

2'00秒以降ならスタミナの持続性能が問われ、距離適性が延びると好走しそうなスタミナ型のノーザンダンサー系(特にオペラハウス)やロベルト系向きとなります。

ただ、基本はサンデーサイレンス系のためのGTレースという様相が強く、やや欧州型の要素(=特に凱旋門賞血統)を含んでいる馬が一番適性に嵌るよな印象があります。
サンデーサイレンス系は、ディープインパクト、ステイゴールド、ネオユニヴァース、マンハッタンカフェ、スペシャルウィーク、アグネスタキオンなどスタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多く、スタミナ型寄りの適性は必要です。
その上で、欧州スタミナ型血統との配合馬ならなお良く、メジロマックイーン、ラムタラ、Sadler’s Wells、トニービン、ダンシングブレーヴなど凱旋門賞で好走している血統がポイントになっています。

ステップの傾向は、トライアル好走馬(=弥生賞、スプリングS、若葉S)が好走しやすい傾向で、特に1着馬に関しては6年連続で全て前走重賞1着馬となっています。
また、好走馬の多くがこれまでに2歳重賞や3歳重賞でも好走していた馬がほとんどで、その上でトライアル好走馬を中心に考えます。

★日曜日 見解
中山11レース

第75回皐月賞(G1)

過去10年間のデータより・・・

1番人気 (3-2-1-4)
2番人気 (1-2-2-5)
3番人気 (1-0-3-6)
4番人気 (2-0-1-7)
5番人気 (0-0-0-10)
6番人気 (1-2-0-7)
7〜9人 (2-1-2-25)
10人以下(0-3-1-86)

10万馬券以上が3度出ており、内1回は162万馬券となっており、大荒れの可能性も高いG1レース。
7番人気以下の成績
関東馬(0-1-0-41)
関西馬(2-3-3-70)

関東馬で連対したのは2007年2着のサンツェッペリンのみで、中山芝重賞で3着内の実績があった。

前走データ
重賞(9-6-8-121)
├スプリングS(4-2-1-46)
├弥生賞(3-4-4-32)
├共同通信杯(2-0-2-5)
├京成杯(0-0-1-3)
├毎日杯(0-0-0-13)
├アーリントンC(0-0-0-7)
├きさらぎ賞(0-0-0-8)
└シンザン記念(0-0-0-3)

OP特別(1-4-2-24)
├若葉S(1-4-2-17)
└すみれS(0-0-0-5)

500万下(0-0-0-5)

ローテーションで見ると、スプリングS、弥生賞、若葉Sの皐月賞トライアルだった馬が好成績。


スプリングS・弥生賞で2番人気以内1着馬で
皐月賞当日4番人気以内の馬は(5-2-1-4)で安定している。
今年は弥生賞で2番人気で優勝したサトノクラウンが該当する。