まとめ

過去ログ322 2015/4/15 16:51

★土曜日 ブラスト
阪神11レース
アンタレスS

ナムラビクター
昨年のアンタレスSで強い競馬を見せており、昨年は平均ペースから12.7 - 12.5 - 12.1 - 11.9 - 13.0と少し緩んでからの再加速となるL2最速戦となりました。
トップスピードも要求されてL1で13.0まで落としているため、そこで踏ん張る持続力も問われた1戦です。
スタートをジワッと出して中団からの競馬となり、折り合いをつけてスムーズに追走。
3コーナーからじわっと外を通って進出し、3〜4コーナーで加速していく流れで2列目雁行状態の一番外でニホンピロアワーズに外から被せて併せ馬の形で直線。
直線序盤でニホンピロアワーズとともにジリジリと伸びてL1で先頭に立つと、最後はトウショウフリークの差し込みを何とか凌いでの重賞初制覇。
ここではペースそのものがそこそこ速く、ある程度溜めたとはいえペースを上げて行くコーナーから大外を押し上げる形になりました。

2走前のチャンピオンズCでも強い競馬でホッコータルマエの2着。
スローペースでGIとしてはかなり遅いペースと言え、12.9 - 11.9 - 12.2 - 12.4 - 11.7 - 12.4と3コーナー手前で第一段階的に少し加速してから緩み、実質的にはL2最速の2F戦に近い流れとなりました。
この流れを楽に好位で進めると、スローで脚を溜めて上手くホッコータルマエの直後に付ける。
3〜4コーナーでもホッコータルマエの後ろで抜群の手応えで、前を目標にしながら直線で好位外に出すと、直線序盤で2列目から抜け出してきて、L1でローマンレジェンドを呑み込みホッコータルマエに迫っての2着。
1800m戦でもレース序盤が緩ければポジションを取ることが出来、加速の段階でしっかりと動けます。
この馬はペースがスローに落ち着けば最上位の一頭ですが、逆に厳しいペースになるような展開になると1800mではスピード的にも苦戦します。

★土曜日 見解
阪神11レース

第20回アンタレスS(G3)
(2010年まで京都ダ1800m、2011年から阪神ダ1800mで開催されています。)
過去10年間のデータより・・・
1番人気 (2-3-2-3)
2番人気 (3-2-2-3)
3番人気 (2-0-3-5)
4番人気 (1-0-0-9)
5番人気 (1-2-1-6)
6番人気 (0-0-0-10)
7〜9人 (1-1-0-28)
10人以下(0-2-2-62)

堅いか、大荒れかの両極端なレース

前走データ
フェブラリーS(1-0-3-5)
マーチS(0-4-2-54)
東海S(0-0-1-0)
ダイオライト記念(0-1-2-3)
名古屋大賞典(1-3-0-8)
黒船賞(0-0-0-0)
仁川S(2-0-0-8)
コーラルS(1-0-1-9)
1600万下(2-1-0-15)

阪神での開催は今回で4度目となり、過去3回は全て1番人気が馬券になっているが、データの信頼度は高くい。

★土曜日 研究
阪神11レース
アンタレスS

アジアエクスプレス
3走前のユニコーンSでは1.3倍の1番人気ながらも12着に大敗していますが、このレースはかなりのハイペースで12.2 - 12.9 - 12.1 - 11.9 - 12.5とコーナーで中弛みがあっての再加速となり、今年のフェブラリーSに似た流れでした。

この流れの中で内枠からスタートを切り、この速い流れで好位のポジションを取り、砂を被ってもヒルつような面は見せていませんでした。
道中はかなり手が動いていて前へ前へと速いラップの段階でスピードに乗せて前に行く形となりましたが、3コーナーの下り以降でペースが緩んできたことで、3コーナーの下りの地点で前が壁になってしまう不利がありました。
そこで4コーナーの緩みに巻き込まれて減速して直線に入ると、そこから再度再加速するだけの脚は前半の先行争いに使ってしまったため、そのまま惨敗となりました。
この馬は根本的なスピードで前々でねじ伏せてきたわけではないため、ユニコーンSも前半46.6というかなり速い流れの中で追走に脚を使ってしまった事が大きな敗因と言えます。

2走前のレパードSではレース序盤はゆったりとスピード面で楽ができ、コントロールしながら前を向いて要所の良さまで引き出してきました。
初ブリンカーで挑み、前2頭を見ながらその外に進路を取り、3〜4コーナーで外から来られた時に自ら動いて前の2頭に並びかけ行く展開。
3走前とは別馬のような手ごたえを見せており、最後は突き放しての快勝となりました。

前走の名古屋大賞典は直線が短い割にコーナーは長いコース。
メイショウコロンボを行かせて2列目の外という形で様子を見ながら進め、向正面からエーシンモアオバーを競り落とし、メイショウコロンボとのマッチレースとなりました。
3コーナーから手が動き出して、並びかけに行くとそのままマッチレースになりましたが、最後は甘くなってしまい2着。
名古屋は緩いため、他の小回りコースの急カーブに比べると外を回すロスが大きなってしまいます。
アジアエクスプレスは外からロスがありながら勝ちに行く競馬での2着で、評価を落すものではありません。