まとめ

過去ログ331 2015/4/21 13:22

★土曜日 研究
福島11レース

福島牝馬S
近3年は馬連1440円、830円、1100円と荒れていませんが、4年前は新潟開催で参考外で5年前の10年より前は馬連3710円、13060円、3330円、9130円、7320円、17770円と荒れています。

人気別で成績を見ると、1番人気(3-0-1-6),2番人気(0-1-2-7),3番人気(1-1-2-6),4番人気(0-4-1-5),5番人気(2-2-0-6)と、 上位人気も信頼度は低くなっています。

主力は中山牝馬ステークス組で(8-6-5-45)
連対馬の7割、3着馬の半数を占めており、近5年に関していえば全て中山牝馬ステークスがワンツーを決めており、 中心となります。
他の路線では牝馬重賞組が注目で、愛知杯、阪神牝馬ステークス、京都牝馬ステークスなどから4頭の連対馬が出ています。

中山牝馬ステークスからの出走は多いが、連対した馬は全て6着以内。

今年の該当馬はグレイスフラワー、ケイティーバローズ、パワースポットの3頭。
注目は3着だったパワースポットで、中山牝馬ステークス3着馬の福島牝馬ステークスでの成績は(1-1-1-2)となっています。

新潟で行われた11年を除けば、過去10年27頭中13頭が福島で連対経験があり、 該当しない14頭中12頭が福島初出走で経験がなかったことを考えると、福島コース既出馬で、実績がない馬は割引が必要です。

★日曜日 G1C
京都11レース
マイラーズカップ

ダノンシャーク
昨年のマイルCSはハイペースで11.6 - 11.4 - 11.5 - 11.3 - 12.0とL2最速戦。
L4−2と速いラップを刻み続け、L1は落とすという内容。
コーナーで速いラップを刻んだレースで超高速馬場を考えるとポテンシャル勝負に近い競馬だったと言えます。
この超高速に近い馬場でこのペースについていくだけのスピードも要求され、この流れで中団の内でしっかりと内目をロスなく立ち回って直線では3列目まで取り付くと、直線序盤しっかり進路をとって2L1で前のフィエロをきっちりと捕えました。
フィエロの直後をマークするような形で競馬を進めてしっかりと脚を出し切った岩田騎手の好騎乗とも言え、これに関してはフィエロも高く評価できます。

新潟マイル戦の関屋記念では平均ペースから11.6 - 11.6 - 11.5 - 10.8 - 12.1とL2最速戦。
ギアチェンジも要求され、トップスピードの質も、前半の46.5を追走するだけのスピードも、L1で相当落ち込んだ中でトップスピードの持続力も、非常に高いレベルでバランスよく総合力を要求されました。
この流れで楽に2列目につけながら直線序盤で仕掛けて先頭列に並びかけると、L2最速地点ではっきりと追い出されてしぶとく粘るもクラレントの切れに屈しての2着。
この流れで正攻法の競馬での2着というのは大きく評価でき、マイル戦での高いスピードもさることながら単調な競馬ではなく要所でしっかりと加速して直線最速地点でトップスピードに乗せてそれを持続させました。
マイルCSも含めてマイル戦がベストなのは間違いない1頭です。

★日曜日 G1C
京都11レース

マイラーズカップ
昨年は1分31秒4のコースレコードで決着しており、開幕週の京都外回りが舞台で高速決着濃厚です。

フィエロ

『以前からキャンターが柔らかくていいモノを持っていた。』と陣営から評価されていまいたが、馬がまだ弱く1回速いところをやると、ガタッと来ることが多く6歳にしてキャリアわずか13戦。
今はダメージが少なくて攻め馬がしやすくなっており、この年になってようやくしっかりしてきました。

この馬はデビュー当初から非凡な能力を示しており、未勝利戦デビューで初勝利。
ただ体質の弱さから、陣営は決して無理をさせず、適度に間隔を空けながら使われ、昨年にオープン入りすると、春にはマイラーズC2着。
そして秋のマイルCSでは勝ち馬ダノンシャークと5センチ差の大接戦を演じました。

マイルCSはかなり強かったという印象で、京都芝外1600m戦で、超高速馬場状態。
ややハイペースで11.6 - 11.4 - 11.5 - 11.3 - 12.0とほとんど淀まずにL2最速で、L1で落とすという厳しい流れとなりました。
この流れを無理のない範囲でしっかりとポジションを取って好位の内目につけ、3〜4コーナーでも好位馬群の中で待ちながら直線を向くと直線序盤でしっかりと捌いて一気に先頭列を切り裂き抜け出す展開。
L1でそのままというところに内からダノンシャークの強襲となり、2頭のマッチレースを首の上げ下げで屈してのハナ差の2着。
ペースが上がった中でしっかりとポジションを取れたように基礎スピードの高さをハッキリと見せ、その上でもう一伸びして最速地点での脚色もグランデッツァを上回っていました。

前走・香港マイル6着の後は放牧先の山元トレセンでリフレッシュさせ、4カ月ぶりでもCWコースと坂路の併用で乗り込み上々の仕上がりとなっています。
今回、58キロを背負うダノンシャークに対しては負けられない1戦となります。