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過去ログ34 2014/7/18 11:51

★日曜日 見解
日曜日 函館11レース

第50回 函館記念(GIII)

アドマイヤタイシ
GIIIで5戦連続2着という安定感。言い方を変えれば詰めが甘い。
前走の鳴尾記念は高速阪神の内回り2000m戦。
1000通過は60.6とスローからのロングスパート戦となり、ポテンシャルが要求されるような競馬になっていた。
このレースや過去のレースからも、ラスト200mで落ち込む展開で良さが出ており、この馬はトップスピードの持続力と、ポジションを取って行ける機動力が武器となる。

極端なトップスピード戦になりそうもない今回は条件的には良く、仕掛け所がある程度早い方が良いという点ではグランデッツァとは真逆の展開を好む。
平均的な流れになってくれれば信頼をおける頭と言える。

★日曜日 研究
函館11レース
グランデッツァ
2012年のダービー後、1年8か月の休養明けのレースはダートに2度使われて16、11着。
その後3ヶ月の休養を挟んで挑んだ都大路Sでは圧巻の復活劇を演じました。
超高速状態の京都の馬場で1000通過は57.6。
ラップ的に見ると11.9 - 11.9 - 11.8 - 11.2 - 11.4と後半で減速しておらず、中盤で少し息が入っているぐらいの流れで平均ペースと言えます。この流れの中で外枠から楽に離れた2番手で進めると、3〜4コーナーで前との差を詰め、直線序盤で一気に抜け出し5馬身差の圧勝となりました。
トップスピード持続型のディサイサイファ相手にこのレースで完勝できたのはかなり高く評価できます。

前走の安田記念は真逆のレースとなり、極端な不良馬場でハイペースのL3最速消耗戦となりました。
ラスト200mが14秒近い消耗戦となった流れで中団馬群の中でハイペースを追走しながらの競馬となり、直線馬場の悪い内目を通した事もありますが、ジリジリしか伸びずに11着となりました。

今回は函館2000mとなりますが、2000mの平均ペースなら優位に立てるスピードを持っており、その上で一脚、というのがこの馬の持ち味だけに、コース適正で不安はありません。

札幌2歳Sでゴールドシップに勝った点、3歳時のスプリングSで勝った点、この2レースと2走前の都大路Sで共通して言えるのは仕掛けが遅く、L2最速戦になっているということと、前半はそこまで早くない、という点です。