まとめ

過去ログ340 2015/4/23 23:54

★土曜日 1鞍
京都3レース

タガノフォーエバー
フレグモーネ明けで3,2,2着とあと1歩の所まで来ている1頭。
前走は高速不良馬場でHペースの緩まない縦長の展開。
バテ合いで逃げた勝ち馬が後続を寄せつけずに押し切った1戦です。同馬は外枠でもスムーズに離れた3番手にポジションを取り、3〜4コーナーで進出を開始すると頭の高い走法で速い脚に欠け、直線では勝ち馬に並ぶところまではいかずに2着となりました。

2走前は低レベル戦で、前に行った馬がそのまま流れ込む形
この馬はタメて切れるタイプではないため、前半から積極的に進め、3コーナーからジワッと進出すると直線で右に張る面を見せてしまいそこで上手くコントロールできずに2着となりました。
左回りでは右にモタれてしまうため、右回りで狙いたい1頭で、頭の高い走法から、坂のある阪神よりも平坦京都コースの方が合っているように思えます。

ニホンピロシナバー
前走は高速不良馬場で緩まず一貫した平均ペースの縦長展開。
1コーナーで少し外に振られてしまいましたが、そこから徐々に内に入れてロス無く追走し、3コーナーでは押っつけ押っつけの展開。
直線に向いたところでは前が壁になってしまい、そこで待たされるロスがありながら4着。京都コースの今回は要所の下り坂でズブさがカバーできるため、前進可能の1頭と言えます。


クローザー
前走は脚抜き良い馬場で序盤からペースが上がってのロングスパート戦。
この馬はハミを抜く面があるため、砂を被ってどうかの不安はありましたがその点に関しては前走でクリアしていました。
最後はクビ差の2着となりましたが、後続は完封しており、叩き3戦目の今回は上積みも見込めます。

2走前は締まって脚抜き良い高速馬場でスローで流れて3コーナーからペースアップする展開。
12.7-12.6-12.4-12.0-12.3というラップでL2最速戦となりました。
前走は12.6-12.3-12.7-12.8-13.1という減速ラップの消耗戦となり、真逆の適性を問われる中でどちらも好走しており、相手なりに走れるタイプです。


ロイヤルパンプ
前走はタガノフォーエバーと対戦して1馬身半の差をつけられての4着となりましたが、この馬は5カ月の休養明けの1戦で、良の坂路コースで一杯に追われて55.4-40.2-25.8-12.7の時計でしたが、この中間は稍重の坂路で55.3-40.2-26.1-12.9の時計をマークしています。
前走の良馬場よりも良い時計をマークしており、状態面の上積みは間違いありません。
前走はスタート後に両側から挟まれる不利があり、後方からの競馬となっていただけに、今回、スムーズなら逆転は可能です。

★土曜日 研究 平場勝負
東京2レース
ヴァッハウ
4戦連続2着となっており、中山、東京とコースが替わっても安定している1頭。

前走は中山1200mのHペース消耗戦。
速い流れながらも早め外から動いて最後まで脚が続いた勝ち馬はもちろんですが、時計的にも優秀です。
3着以下には5馬身以上差をつけており、レースを使うごとに集中力が増してきています。
中山1200m戦は少し忙しいため、今回の東京の1300m戦がこの馬にとってベストの舞台と言えます。

3走前には東京1300m戦で2着となりましたが、凍結防止剤入りで乾いて時計掛かる馬場状態でのもの。
ここでは押して先手をとり、それほどペースを緩めず直線でも二枚腰と使っての2着。
完封してもおかしくない流れを、大外からスレッジハンマーが一気の脚で抜け切り捉える競馬となりました。
今回は転厩2戦目となり、注目の1頭となります。

スールキートス
前走は凍結防止剤入りで乾いて時計掛かる馬場状態。
内目の枠の馬がテン争いして序盤のペースはやや速めになり、3コーナーで急にペースダウンして馬群が凝縮する展開。
外から押し上げる馬が一気に動きだして直線は先行勢が粘れず、上がりが掛かる中での決め手勝負となりました。
事実上のバテ合いとなった展開で、1番人気ながら6着。
この馬はトモの疲れが溜まりやすいため、中1週というローテーションがかなり堪えたようです。
連闘となった3走前はトモがバラバラになって苦しそうに走っていましたが、間隔を明けて立て直された2走前は2着に好走しています。
今回は立て直されての仕切り直しの1戦となるだけに、注目の1頭となります。

★土曜日 G1C
京都10レース
スマートプラネット
前走のフィリーズレビューは柔らかくて時計掛かる馬場の平均ペースで流れ、五分のスタートからある程度出して行くも行き脚がつかずに好位での競馬になってしまいました。
道中好位馬群の中でコントロールしながらの競馬になり、3〜4コーナーでペースが徐々に加速していく流れで好位の外から仕掛け、直線序盤で伸びてき最後までジリジリと伸びるも届かずの4着。
長く脚を使えるタイプではないため、外枠から全体的に外を回らされる形となり、コーナーでペースが上がっていく中でも脚を使った事で最後に脚が鈍ったように思えます。
ただ、ジリジリと最後まで伸びてきたことを考えるとポテンシャル勝負ならある程度走れるという印象があります。
その点からもこの馬にはマイルは長く、1400mで平均的に流れた方が良いのは確かです。
要所で動けますが、速いラップを刻むと一瞬しか脚を使えないタイプで、前走で権利を取りこぼして短距離路線に来たのは結果的に正解だと重い舞ます。
前走のラップで4着なら1400m路線なら世代間でもいいところまで行ける馬です。
5走前の新潟1400m戦では、ハイペース気味から11.5 - 12.2 - 12.1 - 11.6 - 11.8とコーナーで緩めてL2で再加速で出し抜いての圧勝をしており、この時がスプリンターズSと同日で、この時計ははかなり評価できますが、これでも緩めています。
理想は内枠から番手でハイスピードを追走しながら渋太く粘る競馬です。


ナイトフォックス
前走は連勝した時のように左だけチークピーシーズを着けて挑み4着。
前日の雨で少し時計掛かる馬場となり、4コーナー直線と内目がやや悪い馬場状態。
前半は無理せずに内に入り近で中団で脚を溜める形を選択し、淡々とした流れの中で脚を溜めて進めていく展開。
3〜4コーナーでは3列目の内ポケットで追い出しを我慢させ、4コーナーで前が空いて物凄い手応えで回ってくると、直線序盤の坂下でスッと抜け出す一瞬の脚を見せましたが、L1で甘くなって惜しくも4着となりました。
この馬は恐らくペースが速くても一脚は使えるというタイプで、前走はスピードの幅が要求され、他馬が追走に脚を使わされても上手く脚を溜めて前を向けなくても良い反応を見せられるこの馬の良さが直線入りでは見らました。
この流れで4着は評価でき、この負け方は適性的に合わなかったというだけで悲観するものではありません。
マイルでは少し長い印象もあり、距離短縮の面ではプラスといえます。
ただ、大きなコースよりも小回り向きな印象もあり、京都コース替わりはマイナスとなります。


マテンロウハピネス
前走のNZTは3番人気に推されながらも12着に大敗。
初のチークピーシーズ着用で五分のスタートでかなり押していましたが、結局ハナを取り切れずに2列目での競馬を強いられる展開。
レースは流れており、逃げ馬単騎の状態だったのでそんなに苦しくはない展開。
3コーナーではコーナーワークで2番手に上がり、そのまま番手外の位置に押し上げながら4コーナーで仕掛けて直線に入ると、外側に斜行してしまい、直線序盤で伸びがなくジリジリ下がっていき12着惨敗。
終始外から被せられてしまい、初めて揉まれる形となり、経験の差がでた1戦となりました。
まら、当時の中山は内が全く残れていない馬場状態だったこともあり、大きく割り引くような1戦ではありません。
ただ、この馬は基本的に出し抜きラップで結果を出してきた馬で、前回はマイルのスピード戦になって、ハナも切れずペースそのものが速かったように思えます。
この馬としては本質的にはもうマイルよりも距離があった方が良いタイプかもしれません。


ブラッククローバー
前走のファルコンSは雨の影響で上がりの掛かる馬場状態で、稍重でもほとんど乾いており、荒れた内をのめりながらでも運んだ方が有利な状況でした。上位の3頭が最内をぴったり回ってきたのに対し、1人気のフミノムーンが終始外々を回っていたのが堪えて4着になった1戦です。
ブラッククローバーは好発から無理せずにじわっと下げて好位の外にポジションをとり、道中もそこでコントロールしながら3〜4コーナーで馬群の中目からじわっと手を動かしつつ外から上がってきたフミノムーンとともに動いて直線。
直線の坂ではてフミノムーンより劣勢でしたが、そこから差し返してゴール間際まで踏ん張っての5着。
1400mではコントロールしながらになるため、気持ち長いような印象です。恐らくベストは小回りの1200m戦です。


ブリクスト
前走のファルコンSは18番枠が堪えて8着。
出負けして後方からの競馬となり、道中も後方外々で動かずに溜めながらの競馬。
3〜4コーナーでも動いたフミノムーンの直後を通しつつ4コーナーで大外に回して直線に入ると、直線序盤で弾けることもなく、ジリジリとなだれ込むこともできずの完敗。
出遅れ+外回りは厳しかったとしても、1400mのスピード決着は合わなかった印象です。
ペースバランスで比較してもききょうSは割とマイラー色が強い競馬になっており、その辺が同じききょうS組でもヤマカツエース(3着)との差が出たかなという気がします。