まとめ

過去ログ344 2015/4/27 14:25

★土曜日 ブラスト
東京11レース

青葉賞

流れは、中盤が弛みやすい『中弛み』が基本。
近年では、4年間で『加速』の流れも複合していて、緩い流れからの末脚勝負の様相。
特に中盤の6Fの弛みっぷりは、タイムで考えると異常ともいえる弛み具合と言えます。
厳しいペースにはまずならないと思われ、4コーナー10番手以降の馬の好走も多く、上がり重視のレース。

血統の傾向は、上がりの競馬になりやすいことからサンデーサイレンス系が得意とする流れ。
サンデーサイレンス系は、アグネスタキオン・ダンスインザダーク・マンハッタンカフェ・ゼンノロブロイ・ハーツクライ・ディープインパクト・ステイゴールドなどスタミナ型サンデーサイレンス系向き。
また、サンデーサイレンス系以外では、サドラーズウェルズ系やロベルト系の欧州型のスタミナタイプの好走も目立ちます。
また、ダービーと同じコースのためダービー好走血統が好走しています。
父自身が好走した産駒やすでにダービー好走馬をだした種牡馬は要注意。
なお、サンデーサイレンス系×欧州スタミナ型血統配合馬は最適で、近年はサンンデーサイレンス系×大系統ノーザンダンサー系配合馬(=ダンチヒ系、サドラーズウェルズ系、ニジンスキー系、ストームバード系など)かサンデーサイレンス系×大系統ナスルーラ系配合馬(=グレイソヴリン系、レッドゴッド系、プリンスリーギフト系など)の好走が多い。

好走馬のステップの傾向としては、前走毎日杯で好走していた馬の連続好走が多いこと(=毎日杯→青葉賞:03年1着→2着タカラシャーディー、04年2着→3着シェルゲーム、06年1着→1着アドマイヤメイン、06年3着→2着マイネルアラバンサ、07年2着→1着ヒラボクロイヤル、08年2着→1着アドマイヤコマンド、09年3着→1着アプレザンレーヴ、11年3着→3着トーセンレーヴなど)。
弥生賞負け組の反撃もあり(弥生賞→青葉賞:11年7着→1着ウインバリアシオン、12年6着→1着フェノーメノ)。
また、前走芝2200m1着馬も好走が多いです(=02年1着シンボリクリスエス、03年1着ゼンノロブロイ、05年1着ダンツキッチョウ、10年2着トゥザグローリー、12年2着エタンダール、13年1着ヒラボクディープ・2着アポロソニック・3着ラストインパクトなど)。

★土曜日 ブラスト
阪神11レース

天皇賞・春

流れは『加速』と『中弛み』の複合ラップになりやすいため、前(逃げ・先行)有利な展開。差し・追込は捲り気味に動ける馬か、ディープインパクト級でないと無理な傾向。

菊花賞と同様に長距離を走るため、基本的には内の経済コースを通る馬が有利。
しかし中盤が弛むのでテンから激しく行かない限りは、外枠でも無理なく先行できる馬は好走しています。

血統の傾向は、菊花賞連対した血統・天皇賞春連対馬を出した血統がそのまま強い傾向ですが、ダンスインザダークは何故か天皇賞春には縁がありません。
ステイヤー血統がそのまま強いということですが、ただし自身がステイヤーだと3着に落ち着くことが多く、基本は中距離も走れる(=距離適性がクラシックディスタンス向き)タイプが強い傾向にあります。
リファール系、ターントゥ系(=サンデーサイレンス系・ロベルト系)、ミスプロ系が近年好走が多い傾向。ファイントップ系も好走馬は多い。
また特注はトニービン系で、父系や母父に内包している血統が、好走しています。

ステップの傾向
・大阪杯組は3着内好走(=好走馬は中距離適性が高いことが証明)よりも、4着以下からの巻き返しが多い(=00年以降では、00年4着からテイエムオペラオーが巻き返し1着、03年7着ヒシミラクルが巻き返し1着、07年1着メイショウサムソンは連続好走、08年6着からメイショウサムソンが巻き返し2着好走・3着アサクサキングスは3着好走、09年1着からドリームジャーニーが3着好走、11年1着ヒルノダムールは連続好走・3着エイシンフラッシュは2着に好走、12年3着トーセンジョーダンが2着好走)。

・阪神大賞典組は、好走馬がそのまま走りますが、2着・3着になることが多い。1着からそのまま連続好走したのは06年ディープインパクトと08年アドマイヤジュピタ。
長距離を走るため、ストレスの影響を受けやすく疲れやすいのが原因と考えられます。
ディープインパクトが好走したのは、2着を0.6秒差をつけたことから力が抜けていたこと、アドマイヤジュピタは鮮度と勢いが好走に重要なフレンチデピュティ産駒だったことが原因と考えられます。

・日経賞組は、前走好走馬で天皇賞春も好走した馬の共通点は、有馬記念で好走して休み明けで好走していた馬(=01年メイショウドトウ、04年ゼンノロブロイ、06年リンカーンなど)。近年は09年1着→10年2着マイネルキッツ、09年2着アルナスライン、12年3着ウインバリアシオン、13年1着フェノーメノと、前述の傾向以外の馬も好走が増え、注目のステップと言えます。
日経賞が休み明けで好走した馬は、有馬記念やJCなどで上位好走している馬の期待値が高く、またはGU(京都記念やAJCC)で人気より凡走していた馬が日経賞好走の勢いを利用して好走するパターンとあるようです。

・京都記念組は、好走馬が天皇賞春上位人気の時に、芝2400m以上のGU・GT好走実績がある場合は注意が必要(=10年1着ジャガーメイル、13年2着トーセンラー)。特に京都記念を休み明けで好走していて、消耗度が少ない場合は期待値が高くなります。

★土曜日 ブラスト
京都11レース

天皇賞・春

ステップの詳細分析
■阪神大賞典組
・疲労度合いはマックス。実力が相当上の場合でなければ、踏ん張りきれない可能性が高い。
・好走率自体は高い。実践上位で好走したような好調な実力馬は崩れにくい。
・脚質は逃げや追込など極端な脚質で好走すると疲労が溜まりやすく、マイナス要因となる。
・阪神大賞典連対馬で、阪神大賞典を5番人気以下で好走した馬は、ストレスにより惨敗する。
・阪神大賞典好走馬のうち、当日3番人気以内の馬で、前々走2番人気以内でないと連対は難しい。このパターンで4着以下に沈んだ馬はC系種牡馬の馬。強い相手に頑張り続けてきたが、延長の単調な長距離戦で、馬群に入れず後方からの競馬で、集中力が切れてしまって凡走のパターン。
・阪神大賞典3〜5着馬は、前に行っていた馬(特に2コーナで3番手以内)はほぼ全滅で、不利なステップ。ただしC系なら、相手強化で集中力が活かされる結果となり、プラス要因になる。基本的には、C系要素の強い馬かまとまった馬以外は、苦戦するステップ。
・阪神大賞典は少頭数のスロー→天皇賞春は多頭数に変わるため、少頭数のスローを先行していた馬には忙しく感じるため、前走より着順をあげるのは大変。
・惨敗馬は、穴で期待出来るが、人気より着順が悪く、その差が大きい方がより疲労が残らず期待値が上がる。2走前も同じように人気よりも着順が悪いとなお良い。また脚質は極端なタイプの方が良く、前走好位で展開した馬だと巻き返しは期待出来ない。つまりは、ここ2走で疲労を取りきるような負けっぷりをしていて、かつ極端な脚質が今回嵌まりそうな馬を狙う。

■産経大阪杯組
・産経大阪杯連対馬は、距離が大幅延長になるため、追込で好走した馬は危険。距離が延びると、かなりのケースで前走よりペースが遅くなる。追込の場合、前走よりペースが速くなった方が自然に前が潰れるため、楽に差せることが多くなる。特に産経大阪杯→天皇賞春の場合、距離が1200mも長くなるため、道中の中だるみは産経大阪杯の比ではなく、後方で押さえている時間を長く感じ、また前もなかなか潰れずに長時間追い込む脚を継続させないといけなくなるため、産経大阪杯で追込で好走したストレスがある馬には、相当な負担になる。
・産経大阪杯連対馬のうち、産経大阪杯3番人気以内で好走していないと天皇賞春3着以内の好走は難しい。人気に応えて産経大阪杯を連対した馬でないと、反動が出て天皇賞春で好走しにくく、疲労度合いは相当高い。それでも阪神大賞典組に比べると、やや疲労度合いは軽い。
・産経大阪杯好走馬のうち、中距離〜クラシックディスタンス向き(2000m〜2400m)をベスト距離としている場合、得意距離を気分良く好走した後の大幅延長は、マイナス要因となる。
・産経大阪杯2着馬は、苦戦傾向。基本は1着馬を狙うのがセオリー。産経大阪杯での位置取りは、3コーナー7番手以内。
・距離が阪神大賞典と違って、大幅に本番より短い分だけ、体力消費が少なく済むという利点があるため、阪神大賞典ほどには疲れない。
・産経大阪杯3〜5着馬は、期待値は高い。距離が1200mも短い2000mで、しかも連を外しているために、疲労度合いはかなり軽減される。
・産経大阪杯6着以下でも、産経大阪杯を叩き台とした使っていた場合は、好走に期待出来る。長距離適性がある(菊花賞や天皇賞春好走歴)馬が、敢えて短い距離の産経大阪杯を叩く事で活性化され、かつ短い距離の凡走で疲れもなく挑むことになり、効果的。産経大阪杯での位置取りは、2コーナーで9番手以降に位置して、差しor追込or捲りだったことには注意。

■ダイヤモンドS→阪神大賞典組
・長距離路線だけに、心身疲労の蓄積はかなりのレベル。ただGTを前に、前2走ともGTを使っていないのは、疲労面からはかなりのアドバンテージになる。だが、それでも3000m以上を連続で使うこと、また主要ステップの一つであることによるストレスを考慮すると、疲労度合いは高く、似たような条件を連続して走って前走で好走したような馬は、疲労度MAXと考える凡走の危険性大。
・逆に2走とも人気を裏切って惨敗している馬の方が、ストレスフリーで期待出来る。

■3走連続して3000m以上の馬
・疲労度MAX。ストレスもMAXで凡走必死。