まとめ

過去ログ346 2015/4/28 13:12

★土曜日 共通
東京11レース

青葉賞

ブラックバゴ
ここに入れば総合力では1枚上の1頭。
ただ、トップスピードの質に関してみれば未勝利勝ちの時に12.8 - 11.8 - 11.1 - 11.8のラップでL2最速地点でジリジリと伸びてきており、最上位となると今回のメンバー構成でも強敵は多いように思えます。
それでもL1で伸び切っていた点や、これまでの中山2000重賞2戦からも、トップスピード持続力、ポテンシャル面どちらも高く、また前を向けないところからもしっかりと反応できるという点は強力な材料と言えます。
今回は距離延長となりますが、要所で動けて長く脚を使える点から不安はありません。
この距離ならスピード的に足りなかった面をカバーして、その分ポジションを取っていければより安定することが出来そうです。
超スローからのトップスピード特化戦になってしまうよりは、ペースをある程度最初に読みながら下げ過ぎないように進めたいところです。
器用な馬なので大崩れはなさそうですが、ペースが極端にスローになると切れ味で優位に立てない可能性も出てきます。
前走のように後方からになってしまうと直ぐに反応できず、前の馬に出し抜かれてしまいます。
普通の流れならトップスピードが問われても問題ないため、弱点の少なさを生かせれば勝ち負けできる1頭です。


レッドライジェル
出足がつかないため、ゲートに関わらず最後方からの競馬になっている1頭。
近2走の中山のレースでは少なくとも追い出されてからの反応という点では決して良くありません。
エンジンがかかってから良さが出る典型的なトップスピード持続力タイプの印象があり、ある程度仕掛けが早くないと差し込めるかどうか、といったタイプです。
中山コースのように縦長でスペースもあり徐々に段階的に加速していく競馬なら問題ありませんが、東京で直線の段階で最後方からギアチェンジを伴って前も一気に加速するというような競馬に対応できるのかどうかは未知数です。
トップスピードに乗せやすいような展開になるかどうかが勝ち負けに大きくかかわってきそうな馬で、ダービーを意識するなら多少不向きな展開になったとしてもこのメンバーで勝ち負けに加われなければ本番では通用しません。
距離延長は追走のスピードが足りないこの馬としてはプラス材料ですが、仕掛けの意識は非常に重要になってきます。

★日曜日 研究
京都11レース

天皇賞・春
過去10年のデータ解析

連対馬18頭の前走が芝2000メートル以上のGU。
なかでも日経賞(3勝2着5回)、産経大阪杯(2勝2着3回)、阪神大賞典(3勝)の3レースが主力となります。

連対馬16頭は前走で3着以内。
4着以下から巻き返して優勝した馬は2頭で、12年ビートブラックは菊花賞3着の実績があり、14年フェノーメノは前年の覇者。
07年エリモエクスパイアは日経賞10着→2着で、ダイヤモンドSハナ差2着の実績があり、このダイヤモンドSは初めてチークピーシーズを着けて挑み、途中からハミを噛んで行ってしまう展開でのもので、結果的にチークを着けていなければ圧勝していた1戦でした。

08年メイショウサムソンは大阪杯6着→2着でしたが、この馬も前年の覇者。

勝ち馬全10頭を含む連対馬18頭が4〜6歳馬で、4歳は5勝2着2回と好成績ですが、連対馬7頭中5頭が前年のクラシックで連対しています。
7歳以上は【0・2・1・46】と劣勢。
牝馬はGI馬3頭を含む4頭が出走して全て掲示板外に敗れています。

連対14頭に天皇賞・春か菊花賞の出走経験があり、そのうち12頭がそこで3着以内か0秒4差以内に好走しています。
長距離GI未経験だった6頭のうち、2頭はGI馬で、別の2頭は前走でGIIを勝っています。

データ上での◎はゴールドシップ

★日曜日 共通
京都11レース

天皇賞・春

ホッコーブレーヴ
スローのロングスパート戦でステイヤー色の強い競馬になると今回のメンバー構成では足りません。
前走でもかなり上手くロングスーパート戦の流れに乗ってロスなく進められての3着。
2走前のステイヤーズSは開幕の馬場でのスローペースとなり、かなり分が悪い1戦でしたが、ポテンシャル戦では準OPレベルだったクリールカイザーを内外差考慮に入れても捕えられなかったのは良い材料とは言えません。
現時点で高いパフォーマンスを見せているのは11秒前半のトップスピードが要求されてからの次のハロンでのバテ差し戦であり、天皇賞春も日経賞もワンテンポ置かれる厳しい仕掛けでそれでも反応して上位にきました。

この馬は高速馬場巧者で、問題はポジションをどこに取るか。
馬群の中でコントロールできればそんなに苦労している印象もないため、内枠から出して行って前に壁を置いて収まれば問題無さそうです。
アドマイヤデウスとの比較で見てもポテンシャル戦で完敗した以上、自身のパフォーマンス比較、アドマイヤとの比較でもトップスピード戦の方がチャンスはありそうです。
アドマイヤと直線ヨーイドンならトップスピード面で優位に立ってくる可能性はあり、そういう展開に賭けつつ、前々で内をできるだけ確保することが理想です。
昨年3着は決してフロックではなく、後は昨年足りなかった部分を補ってやるポジショニング、動き出しができれば今年も上位可能です。