まとめ

過去ログ347 2015/4/28 16:48

★土曜日 1鞍
東京11レース

レッドライジェル
昨年11月にデビューしたものの単勝1.6倍を裏切る2着となり、結局3連敗。
トモがまだ緩く、未完成の部分があって、なかなか勝利には至らなかった同馬でしたが、4戦目となった3歳未勝利を最後方からまくって快勝すると、続く山吹賞でも、最後方から直線一気の追い込みで勝利。上がり3Fを33.7秒という好時計をマークして、一躍ダービー戦線に浮上してきました。
2連勝は、いずれも直線の短い中山コースで、届きそうにない位置からの差し切り勝ち。
この末脚は3歳重賞でも通用するほどの威力で、これほどの馬が勝つまでに4レース要したのは気性の問題で、怖がりな性格がわざわいしていました。

この馬の特徴は、道中ポツンと離れた最後方を追走し、直線で一気に追い込む”父親譲り”のレーススタイル。
このレーススタイルは同馬の”精神的な弱点”から生まれた戦法でした。
同馬はかなり臆病な性格で、ゲートを怖がって出遅れたり、レース中にも他馬を気にして怯んだりするところがありましたが、思い切って最後方から追い込むスタイルに変更した事で、結果的にこれが、同馬が秘めていた末脚の爆発につながりました。

前走の山吹賞では、湾岸S(1600万下)でシャドウダンサーを差し切る計算のタイムをマークしており、この時期の3歳馬としては相当強く、クラシック級の末脚であることは間違いありません。
(当時の中山芝は馬場差-1.8秒と追い込み馬にとっては厳しい馬場でした。)

この脚質の馬が、東京替わりで条件が好転する今回はどんなパフォーマンスを見せるのか楽しみな1頭です。

★土曜日 1鞍
東京11レース

レッドライジェル
昨年11月にデビューしたものの3連敗。トモがまだ緩く、未完成の部分があって、なかなか勝利には至らなかった。しかし、4戦目となった3歳未勝利(3月14日/中山・芝1800m)を最後方からまくって快勝すると、続く山吹賞(4月4日/中山・芝2200m)でも、最後方から直線一気の追い込みで勝利。上がり3ハロン(600m)を33.7秒という好時計をマークして、一躍ダービー戦線に浮上してきた。

 レッドライジェルを管理するのは、美浦トレーニングセンター(茨城県)の藤沢和雄厩舎。多くの名馬を管理してきた同厩舎では、連勝で勢いに乗るこの若駒への評価が高まっているという。関東競馬専門紙のトラックマンが語る。

「2連勝は、いずれも直線の短い中山競馬場。それも、届きそうにない位置から白星を手にしました。そのレース内容には、陣営も驚きを隠せなかったようです。スタッフたちは当初、『(レッドライジェルが)完成するのはまだ先』と評していましたしね。そうした状況にあって、圧巻の2連勝を飾り、同馬はその後も成長を重ねているとのこと。この短期間の間にも、さらにスケールアップしているかもしれません」
レッドライジェルの特徴は、道中ポツンと離れた最後方を追走し、直線で一気に追い込む”父親譲り”のレーススタイル。そもそも、同馬の”精神的な弱点”から生まれた戦法だったが、ダービーへ向けては、「それが大きな武器になる」と陣営は見ている。先述のトラックマンが続ける。

「レッドライジェルはかなり臆病な性格で、ゲートを怖がって出遅れたり、レース中にも他馬を気にして怯(ひる)んだりするところがあったようです。それで、思い切って最後方から追い込むスタイルにしたのですが、結果的にこれが、同馬が秘めていた末脚の爆発につながりましたよね。そして、青葉賞やダービーの舞台となるのは、直線が長くて、広々とした東京競馬場。同馬の戦法が、余計に生かされるのではないでしょうか。あるスタッフによれば、『最近は、馬自身も自信を持ってきて、臆病な面が少しずつ解消されてきた』とのこと。今後がますます楽しみです」

★土曜日 研究
東京11レース

青葉賞

ブラックバゴ

この馬はダービーでは面白い1頭で、これまでのレース内容的に見てもかなり器用な競馬ができています。

3走前のホープフルSはややスローで流れ、12.5 - 11.8 - 12.7 - 12.5 - 11.6 - 11.8と向正面で一端ペースが上がって3角手前でまた一気に緩むという変わったラップ。
出脚が鈍くて後方からの競馬おとなり、後方内を立ち回りながら3〜4コーナーで最内のスペースを突きながら3列目まで押し上げる展開。
直線入りで全く進路がない状況で詰まってしまい、最後の最後でようやく前が開いてから強襲しての2着。
スムーズに捌けていれば結果は違ったかなという内容でしたが、未勝利勝ちでいきなりでも要所でしっかりと動けており、前を向いてからの反応も良く見えました。

2走前の京成杯はスローで流れて13.1 - 12.7 - 12.0 - 11.7 - 11.7 - 12.3と仕掛けが早く、L4から徐々にペースが上がりトップスピードはそこまで要求されずにポテンシャル面が問われた展開。
向正面では何かに反応したように一気にハミを取って掛かってしまい、中団で進めながら、各馬が動いていく中で中団馬群の真ん中で待ちながら直線という形。
直線序盤で少し狭いところはありましたが、しっかり捌くとジリジリと伸びてL1でベルーフに強襲されての2着。
内の馬に対しては脚色でも優位に立っており、ポテンシャル面でもベルーフ相手に正攻法で僅差というのは評価していい材料だと言えます。

前走のスプリングSは1,2着馬が皐月賞でも2,3着に入っているレースレベルを考えるとハイレベルな1戦でした。
ペース的に見ても49.8-46.5と3秒以上の超スロー。
12.8 - 12.0 - 11.8 - 11.2 - 11.5というラップ推移をキタサンブラックが刻んで番手から抜け出しているように、後ろからではどうにもならないレース。
4コーナーでリアルスティールが置かれ、更にそのあとの仕掛けになったこの馬は直線入りの最速地点で置かれる致命的な競馬になってしまいました。

この馬はトップスピードの持続力、ポテンシャル面どちらも高く、今回は距離延長でスピードをコントロールでき、要所で動けるタイプだけに、長く脚を使えるという点からも不安は極めて少ない1頭と言えます。