まとめ

過去ログ354 2015/5/1 7:18

★土曜日情報
東京6レース
アグスタ
脚抜き良い馬場となった阪神コースの前走は前後半で2.1秒差の速いペースとなり、番手追走の勝ち馬が直線で抜け出し押し切った1戦。
アグスタは出脚がひと息で中位のやや後ろからの競馬となり、道中は折り合いをつけて無理せず追走。
この馬は右回りではコーナーワークも非常にスムーズに走れており、ラスト3Fから仕掛けて差を詰めて行き、ここで頭を上げて手応えが怪しくなりましたが4コーナーで外に出して1ハロン標過ぎにエンジンが掛ってグイグイ詰め寄りコンマ1秒差の2着。


未勝利勝ちの1戦となった2走前の東京では序盤から複数が押し押しの先手争いをしてペースが速くなり、前半4Fまでが48秒1と緩まず速くなる展開。
外枠を引いた人気勢が動きやすい展開で、余裕を与えず3コーナー過ぎから捲って進出し、同馬とポルトボナール2頭のマッチレース。
直線はほぼ全馬脚が上がっていて、走破時計も平凡。東京ではコーナーで外に膨らむ面があるため、今回の東京では多少の割引が必要です。


キングノヨアケ
脚抜き良い高速ダートとなった前走は圧倒的に前が有利な馬場状態で、アイファーラブオーの離し逃げに後続が早めについて行くという展開。
ただ、向正面からの再度のスパートに後続もなかなか追い縋れず、むしろ直線で脱落する馬が多く時計の速い決着で確り脚を使えたのは勝ち馬だけでした。
2番手のキングノヨアケが隊列有利で粘り込めましたが、減量騎手の恩恵で速いタイムにも対応できました。

未勝利勝ちは東京ダート1600m戦で、初めてハナを切っていましたが良い意味で遊んで走っており、2着馬が来てからもうひと伸びして水準以上の時計で勝ち上がりました。
昇級戦の東京ダート1600mでは10着に大敗。
ここは揉まれ弱さがモロに出てしまった1戦で、参考外です。
3走前にも東京ダート1600mに使われましたが、この時は凍結防止剤入りで乾いて時計掛かる馬場状態。
前半3Fが34秒4と、500万下条件ではほとんど見られない超ハイペースとなり、コーナーに進入しても大して緩まず、馬群も縮まらない展開。
好位から抜け出したトゥルッリにノーザンバローズが追い縋るが、脚を止めずに押しきったトゥルッリに軍配が上がる1戦でした。
力のある真っ当なダート馬が押しきったという内容で、今回と馬場状態が異なる条件でのもの。
今の東京の馬場でハナを切れれば1変の可能性もある1頭です。


タマモイレブン
ミドルペース持久戦となった前走は馬場もすっかり乾いて時計が掛かる馬場状態。この距離としては標準的な流れとなり、先行馬が残った形ですが、脚のある追い込み勢も掲示板下まで浮上。
同馬は揉まれない位置で走り、4コーナーでは楽な手ごたえでした。直線は逆手前で走っており、最後は盛り返しての2着。
距離延長で良さが出ており、今回は更に1ハロン延長となりますが注意が必要な1頭です。


ダイワインパルス
前走は黒みがかった脚抜き良い馬場で高速状況となり、前有利な馬場状態。
最初は好発を決めたダイワインパルスが逃げましたが、2コーナーでペースを落とそうとした所にコスモバーダンが一気に捲って先頭、後半ずっと早めに流れる展開となり、直線は前の2頭は踏ん張っていましたが、馬場と展開が合致して伸びたのは内を回った差し馬。


2走前は若干湿って上がりが掛かるスタミナ必須の馬場状態。
出遅れたノースヒーローが単騎になりそうな所を他の馬がすぐ詰めてきて、中盤のペースが速くなる展開。
先行馬は4コーナーでみなバテ気味で、序盤最後尾にいたノンコノユメが十分捲って追い上げられる展開となりました。
厳しい展開でも踏ん張れた2同馬のの走破力は評価できるものです。

この2走は1800mでのもので、1ハロンの距離短縮はプラス材料となりそうです。


タマモワカサマ
前走はアグスタと同じレースに使われてコチラは勝ち馬からコンマ2秒差の4着。
この馬はどうしても3〜4コーナーでモタついてしまうため、その辺りが解消しないと勝ち切れません。
2走前でも3コーナー手前から追い通しとなって3着。
2走前から着けたチークピーシーズの効果もあり、大きくは崩れていません。
今回は初めての左回り+1ハロン延長となり、未知の面が多い1頭ですが、血統的にみると1600mは若干長いような印象があります。


ワトソンクリック
前走はキングノヨアケと対戦して、キングノヨアケから1馬身3/4離されての3着となりました。
脚抜き良い高速ダート戦となり、時計の速い決着。ワンペースで走る同馬にとっては時計が掛った方がよく、不向きな1戦でしたが3着に健闘。

2走前は黒みがかった脚抜き良い馬場で高速状況。
ここではダイワインパルスと対戦してダイワインパルスには2馬身先着しての3着。仕掛けてからの反応が良くないため、外を回る形になってしまいますが広い東京コースに替わる点はプラスと言えます。

★土曜日情報
新潟2レース
ブルールーク
前走はパサパサに乾いた良馬場で標準の時計決着。
内枠から初ダートの同馬が逃げて、押し押しでテンマイキララが迫るも、それを往なし途中ペースを緩めて行ける展開。
3コーナー過ぎからオケアノスとの一騎打ちの流れとなり、後続はそれを追いかけることすらできずこの2頭から3着馬は9馬身も離されていました。
3コーナー付近で早々と外から被せられて厳しい展開でしたがゴール直前まで先頭をキープしており、高いダート適性を見せた1戦となりました。

ガンクラブチェック
2走前からダートに使われていますが、2走前は凍結防止剤の影響で水分を含んだ馬場状態。
ここでは行き脚がつかずに3〜4コーナーで仕掛けられた時に頭を上げてスピードが乗らないまま10着。

ダート2戦目の前走は緩んで2F勝負となり、前にい行った馬の展開。
3〜4コーナーではムチが入っていましたが、2着馬の後を追うように差を詰めての3着。
この馬は自分のリズムで走らせる事が好走するための要因で、今回も自分のリズムを守れるかどうかがカギとなります。


マイネルライヒ
前走はフレグモーネのため、出走取り消しとなりましたが、2走前の中山では表面に湿り気がある乾きかけの馬場。
レース序盤で押して行くと前3頭を見ながら内にポジションを取り、コーナーでペース緩み、向正面からクラウンリバティが捲って一気にレースが動く展開となりました。
ここで少し置かれてしまい、直線は外に出して伸びてきましたが外から来た3着馬に交わされてしまい4着。
ラスト1F13秒9の凌ぎ合いになり、揺さぶられて対応し切れなかった先行馬がバテて、3着争いはズブい追い込み馬が足りた流れ。
走破タイムはそれほど速くなく、詰めの甘い馬同士でのレース展開となりました。

3走前は乾いてやや重い砂。
スローで向正面で捲りが入り速くなる展開でしたが、1コーナーで詰まってしまい、押してポジションを取りに行ったところで掛ってしまい向正面半ばまでは折り合いを欠く展開となりました。
3コーナーからは前のグループについて行けませんでしたが、その割に渋太さを見せて4着となりました。
力のいるパサパサのダート向きの1頭です。


フェブカリエンテ
前走は高速重馬場状態となり、スローで流れて中盤から徐々に速くなるという展開。
二の脚がつかずにいつも通り後方からの競馬となりましたが、直線でもピリッとした脚が使えず5着。
脚質的に展開に左右されるタイプで、展開待ちの1頭と言えます。

連闘で挑んだ2走前はスローの前決着。
脚抜きの良い馬場に加えて中盤が緩い流れでは前が止まらず、1番人気のフェブカリエンテは上がり1位の脚は使っていましたが、差を詰めるだけでやっとの4着。

3走前は重い馬場で超スローの直線勝負戦。
直線までほとんど動きの無い流れとなり、前が残る不利な流れとなりましたが、かなり大外を回して差してきて、最後はクビの上げ下げでハナ差の2着となった同馬はロスを考慮すれば勝ちに等しい内容でした。
今回も展開面に左右されますが、未勝利では力上位の1頭です。


シンプリースパーブ
前走は重馬場での持久戦となり、簡単には前が止まらない馬場でしたが差し馬での決着。
中団の内で良いポジションが取れ、4コーナーで少し詰まってしまう不利があり、直線では勝ち馬に届きそうもない地点から馬場の中ほどから割って出てゴール前に2着に浮上。
結果的に人気3頭で決まったこともあり、他の馬のレベルが低かった1戦で、大きな評価は禁物です。

★土曜日情報
東京12レース
ジェネシスロック
前走の中山は脚抜きの良い高速ダートで圧倒的に前が有利な馬場状態。
1列目は3頭で争い、高速馬場で速いペースとなりましたが、後続の追撃が甘く、このうち2頭がそのまま前で粘り込んでしまい、差し馬が全く間に合いませんでした。
ラスト1Fが13秒2でしたが、決着タイムが速く差し馬の末脚は限界だったように思えます。
このレースでは馬場も展開も合わず、しかも内枠でヒルム面もみせていただけに、ここで勝ち馬からコンマ1秒差の3着は大きく評価できます。

2走前の中山ではほぼ乾いていましたが少し速い水準の馬場状態。
前が有利な状況で、レース序盤の先手争いは数頭が競ったように見えましたが前半3Fは34秒6と非常に遅く、未勝利戦並みの流れとなりました。
通過ラップも1000万にしては相当遅く入っている方で、先行馬でも速い上がりでまとめられる展開。
1列目の好位勢同士の叩き合いになり、休み明け+前走1着馬同士の決着となり、おかしな展開といえる1戦でした。
同馬は揉まれないポジションを狙っていたため、気合をつけて意識的に前にポジションを取りに行った分だけ脚を使ってしまいハナ差の2着。
揉まれずにスムーズな競馬が出来れば直ぐに勝てる1頭です。
理想は揉まれない真ん中よりも外目の枠となります。

キョウエイハピネス
昇級戦となった前走は、前日と当日の雨で表面が湿ったダート。
前回500万下を逃げて勝ったヴェアリアスサマーと同馬が2頭併走で逃げる展開となりましたが、前半34秒6とかなり遅い流れ。
道中も捲る馬はおらず、直線でキョウエイハピネスが押しきりそうな構えとなりましたが、大外枠のチュウワベイビーがジリジリ迫り、最後に差し届いてクビ差の2着。

2走前は骨折明けの1戦でプラス16キロの重めの馬体。
やや湿り気あり脚抜き良い馬場でキョウエイハピネスがポンと出た後のテン争いが起こらず、前半3F34秒8と未勝利よりも遅いペースで流れる展開。
逃げ馬に十分に息が入る流れで直線に向いて二枚腰を使い、後続を一気に引き離す完封だ勝利。
スピードは確かに違いましたが、かなり楽な展開だったことは否めず、走破タイムも相手関係も微妙で行った行ったの決着。
今回は東京コースに替わるため、割引が必要です。
近2走は楽なペースで展開面の恩恵もあっただけに、楽観視はできません。


ミステリートレイン
前走はジェネシスロックと対戦して6着。
未勝利よりも遅い流れとなり。4コーナー5番手以内の馬が4頭掲示板を占める中、同馬は9番手から大外を回って勝ち馬からコンマ3秒差の6着。
前半は砂を被って嫌がる素振りを見せており、最後は伸びていただけに前半がスムーズならもう少し際どい結果になっていたように思えます。

2走前は重馬場で高速馬場、直線外差しが有利な状況下でセイウンチカラが逃げて2列目もあまり急がなかったので抑えての逃げとなり、1000万にしてはやや速い程度の展開。
この日は弾ける脚を使えるタイプが上位に食い込める差し馬場で、先行勢も渋太く粘っていましたが直線坂上で追い込み馬が強襲。
追い込み馬が上位を独占するけっかとなり、展開待ちの馬にとってベストのレースとなりました。
ただ、同馬は渇いた馬場向きなため、この湿った馬場では5着が限界となりました。


乾燥して重い馬場。直線向かい風。テン争い激しくなりHペースで追い込み展開に。この流れを前めから見せ場十分の2着馬は内容が濃い。

スウィープアウェイ
前走は極端な前傾ラップになって追い込みの展開。
後方から進めて4コーナー手前で追い上げるも、4コーナーとゴール手前で内から張られる不利を受けてしまいクビ・ハナ・ハナ・ハナ差の5着。
勝ち馬からはタイム差無しでゴール前は5頭が横一戦となる大接戦だっただけに、不利が無ければ勝っていたレースでした。

2走前は休み明けの昇級戦。
脚抜き良い馬場で上がりの脚が必須な馬場状態。
ネイティヴコードの単騎逃げを誰も競りに行かずどの馬も積極進出する様子が無いまま進み、コーナーで緩めたペースに付き合って、4コーナーで馬群は一団に凝縮する展開。
直線3Fともに速いラップを刻んで、3F35秒台前半に上がりをまとめられた馬が混戦を抜け出す形え、純粋な1200m向きのタイプでは踏ん張りきれない緩急幅の大きい流れとなりました。
このレースでは前半の緩い地点で頭を上げて行きたがっており、それでも見せ場を作っての4着。

500万勝ちの3走前は前日の雨の影響で渇きかけの稍重馬場。
先行馬多数も内枠のジギースンナーが逃げて緩まないペースになり、直線で隊列一変する持続力勝負。
府中向きの速い脚を使えるタイプが間に合う展開となり勝った同馬はかなり距離ロスが大きく、差し切った内容は評価できます。
近2走は展開や不利で能力を出し切れていませんが、4戦2勝2着1回、4着1回の得意舞台に替わる今回は注目の1頭となります。