まとめ

過去ログ357 2015/5/7 17:33

★日曜日 共通
東京11レース
NHKマイルカップ過去10年の展開の傾向

レース全体のペースとしては、スローにはならないレース。近年のケースでも10年前のラインクラフト以降、ほとんどが平均ペース以上の流れになっており、良馬場ならスローの可能性は極めて低いと断定できます。
この理由は1400m路線のスピードタイプも参戦することが多く、マイルが長い馬でも目標がないという3歳スプリント路線の整備がないというのが大きな要因です。
1400m戦でスピードを生かしてくるタイプが先行してペースを引き上げることも多く、マイル路線の逃げ馬が目標にされてペースが上がるという傾向があります。

もう1点、NHKマイルの傾向としては、仕掛けが早い点があげられます。
後半でL3−4最速戦率が非常に高く、全体で見ると過去10年で7度。
ペースが早い上に仕掛けも早いという厳しい競馬になりやすいため、基本的にはどの馬も脚を出し切りやすいレースと言えます。
遅い流れにはなりにくいため、それについていくだけの前半のスピードが問われ、前半のスピードとトップスピードの持続力をバランスよく兼ね揃えている馬を狙うのがセオリーです。

馬場が少し渋った場合は、ラップ的に大きな傾向が出ており、例えば良馬場だったがカレンブラックヒルの年も直前に大雨が降って一気に渋りましたが、この年は時計にも出ていますが、このレースと、ディープスカイ、ピンクカメオの年は探り探りな感じでコーナーで息が入るラップ推移。
ここで取り付ける『追込み馬』、『息を入れて出し抜ける逃げ馬』といった割と極端な競馬が嵌る傾向になっているので、少し渋って馬場が読みにくくなった時にはこういったペースの緩急を生かしてくるタイプに注意が必要です。

良馬場になれば展開的に紛れることはなく、逃げ馬にとっては厳しい競馬が強いられます。
昨年もミッキーアイルが何とか凌ぎましたが、何とかというレベルで時計的価値も低いレースでした。
東京の場合、逃げ馬が32秒台を出すのは高速馬場でも難しいため、特にペースの緩急で出し抜いて勝ってきたタイプの逃げ馬は厳しい競馬を強いられます。
昨年のミッキーアイルのように32秒台の走破時計で勝ち切った馬でも苦戦するため、良馬場なら逃げ馬は割引が必要です。
ラップ的な観点ではL3最速になりやすく、フラットな馬場でも内を通した方が良い材料が多くなります。
好位〜中団でペースについていきながらトップスピードの質よりも長く脚を使えるトップスピードの持続力を見せてきた馬を上位に取るのが基本となります。

★土曜日  
京都10レース
エイシンハドソン
重馬場。一貫したペースで縦長展開。4角で馬群圧縮し、逃げ馬が渋太く粘るが、勝ち馬だけがこれを捕まえられた。

柔らかくて時計掛かる馬場。単騎逃げで縦長展開。中盤緩んでそこからじわじわペースが上がり直線の叩き合いで3頭が抜け出した。

時計速い馬場。スローで流れ上がり4F勝負。内を早めに抜け出した勝ち馬が迫った2頭を凌ぎ切った。

アウォーディー
少頭数でかなり緩い流れ。勝ったブランクヴァースは鞍乗の仕掛けるタイミングが完璧で、長く脚を使えていた。2着のアウオーディーは反対に勝負所で動き遅れ、最後猛追して脚を余す内容。

雨影響し渋って時計掛かる馬場。スローで入って向正面でペースが上がっていき後半5F勝負。内を回った2頭が逃げ馬を捕まえて抜け出した。

パアドルウィール
硬い馬場。中盤緩む展開で直線勝負。番手から勝ち馬が抜け出して、2着は馬群の内から伸びた。

序盤の入りはスローだが、中盤からあまり淀みないペースになり、最後まで持続力必要。上がりも掛かってスタミナ要求度が高いレースとなった。

ラブラバード
硬い馬場。中盤緩む展開で直線勝負。番手から勝ち馬が抜け出して、2着は馬群の内から伸びた。

重馬場。一貫したペースで縦長展開。4角で馬群圧縮し、逃げ馬が渋太く粘るが、勝ち馬だけがこれを捕まえられた。

平均P差し展開。時計速め。掛かった馬もいて先行争いが少し厳しく。道中も大きくペースは緩まず持続力必要に。上位2頭は外回したが単純に力上位か。

ファシーノ
強風で時計の掛かる状況。少頭数の縦長隊列でペースが上がらず前残りに。勝ったヤマニンは終始楽な手応えで運び、展開も向いて快勝。

荒馬場。1〜2角で緩むが3角手前から徐々にペースUP。ロングスパート合戦で長く脚が続いた馬が上位に。

★土曜日  
土曜日 
京都1レース
ウエスタンラムール
タイキレガトゥス
サウンドフォース
ライムチェイサー
ミュゼバトラー
ダンヴィル

京都3レース
サウンドドゥイット
ブライトボス
ダンシング
ホザンナ
ランウェイ

京都4レース
カリテスグレース
カレンオプシス
ジョヴィアル
スウィートテイルズ
パラダイスリッジ
ナムラケイト

京都7レース
ダイナミックウォー
ストロベリーキング
コウユーアンドレ
サダムダイジョウブ
ミキノノボリリュウ

京都10レース
エイシンハドソン
アウォーディー
パアドルウィール
ラブラバード
ファシーノ