まとめ

過去ログ362 2015/5/8 5:53

★土曜日 2/2
東京3レース

マカワオクイーン
前走は脚抜き良い高速ダート。
逃げたラファーガが十分息入るペースで逃げていましたが、3コーナー手前で手応え悪く早々に脱落。
それを2番手につけていたユッコが交わし、確り上がりをまとめて押しきったという内容です。
道中は終始馬群が一団のまま進み、事実上4Fのみのスパート勝負で、勝負所馬群の内で押し込められていた馬は少しばかり不利だったと言えます。
逃げ馬の直後からレースを進め、3コーナーでも他馬が動いてもジッと脚を溜めていましたが、直線で仕掛けられてもジワジワとしか脚を使えずに前と差が開いてしまい3着。
バテた馬が下がってきてしまい、前が詰まる不利もあっただけに、スムーズなら前との差はもっと詰まっていたと考えられます。

2走前は乾牡馬相手の1戦でシンボリセザンヌの先導に誰も絡まず、前半1000m65秒台の超スローの展開となりました。
モンドインテロが向正面進出してからレースが動き、早めスパート合戦となりましたが、逃げたシンボリセザンヌが最後まで粘り通す所にモンドインテロが楽々並んで4馬身差の楽勝。
マカワオクイーンは自分から前を捉えに行く競馬で、内容としてはかなり強い競馬だったといえます。
ただ、ポジション取りのしやすさを含めて、東京よりも中山コース向きのタイプです。


パームリーフ
前走の中山はパサパサに乾いた良馬場で内枠初ダートのブルールークが逃げて、押し押しでテンマイキララが迫るも、それを往なし途中ペースを緩める展開。
3コーナー過ぎから1,2着馬の一騎打ちの流れとなり、後続はそれを追いかけることすらできず。3着馬は前から9馬身離され、同馬はその3着馬からさらに1馬身離されての4着。
デビューから2戦はブリンカーをつけて芝、ダートに試しましたがブリンカーが裏目に出ていた印象で、前走はホライゾネットに換えて挑みました。
それでもスタートが決まらず後方からの競馬となり、3コーナー手前から仕掛けての4着。
中山1800mよりも東京2100mの方がリカバリーが利きやすく、前進可能の1頭です。


キャプテンバローズ
前走はHペースバテ合い追い込み決着で、後半5Fは13秒台が続くバテ合い。
このハイペースで前半は前に行こうとしましたが、速さについて行けず、抑えるも行きたがってしまいなだめつつの展開。
しかし、3コーナーでは手応えが怪しくなり、4コーナーでは息切れしての11着となり、急かさないといけない小回りコースは全く合っていない印象です。

2走前の中山ではミドルペースの消耗戦で中盤もあまり緩みがなく、淡々とした流れ。
仕掛けてハナを主張し、体力勝負で上がりが掛かる中で、脚が続いた勝ち馬と同馬がそのまま上位となる展開。3〜4コーナーで後続を引き離す脚があれば直ぐにかてそうでしたが、4コーナーで勝ち馬に早目に来られてしまい、最後は力尽きての2着。
今回は東京コースに替わりますが、3走前に東京で走った時は終始外に張っているように走っており、楽なペースで運べた割に最後は甘くなっており、左回りは合わない印象です。

★土曜日
新潟3レース
ラミアカーサ
前走はパサパサに乾いた良馬場で前回と同じくカナリが先導、この日は土曜日とは違い、そこそこ厳しい流れで進む展開となりました。
この速い流れで付いてこれる馬が少なく、1番人気のクリーミーボイスを筆頭に直線バテる馬が続出。
惰性が付いて何とか踏ん張れたのが、外枠で砂を被らずに進ませられた好位勢。
ラミアカーサは出たなりで進み、先団の内からの競馬。
直線は逃げ馬の後ろに入ってしまいインで砂を被りながら進路ができず、内枠がアダとなり2走前ほど伸びずに不完全年奏の5着となりました。

2走前は乾きかけの脚抜き良い状態でまだ速い馬場となり、
前が有利な状況。
ジョリーアップが行き脚で勝り序盤からほぼ単騎で逃げ、直線も余力十分に振り切り1秒差の圧勝。
3コーナーでは内に押し込まれ、4コーナーでスムーズに外に出してからは右手前のままでグイグイとのびてきましたが、勝ち馬がちぎる展開での2着となりました。
理想は良馬場で、牝馬限定戦なら力上位の1頭です。


スマイルハッピー
前走は水が浮く超高速不良馬場で、この馬場なら前半3F34秒0は極端に速すぎるというわけではありません。
1列目4頭雁行で後続も付かず離れずの隊列でしたが、コーナーで2列目以降が徐々に引き離され、直線は1列目で我慢した3頭同士の叩き合いとなりました。
1分11秒台という非常に速い決着となり、まず前に行ってた馬でないと勝負にならない展開でした。
2走前にチークピーシーズを着けた事でテンションが上がっていたため、このレースではチークピーシーズを外し、道中はゆったりと展開し、安定したレース運びで2着。
この馬も牝馬が相手なら一枚上の存在だと言えます。

アンジュデトワール
前走は乾いて若干時計掛かる馬場状態。
先行争いはそれほど厳しくなく、出負けしたアポロフリューゲルが盛り返して逃げられたほど。
前半は落ち着いたペースで進んで、差し馬勢も3角手前から比較的早めに進出し、ツクバインパクトが上手いタイミングで仕掛け直線抜け出し、他の足が止まった所にタイセイストームが盛り返しました。
脚色を見ると先頭の2頭も止まりかけていましたが、走破力のない馬同士で何とか粘れたと言う程度です。
全体の走破タイムも最近の未勝利戦に比べるとかなり遅く、レベルの低い1戦だと言えます。

2走前の中山1200m戦は稍重発表も馬場が乾きかけ+強風の影響で時計が掛かる馬場状態となり4着。
テンに争った頭数も少なくそこまで厳しいペースではありませんでしたが、先団はほとんどジュエルアラモードの先行捲りに潰されて全馬バテ気味の消耗戦となりました。
走破力がなく馬場が堪えた馬が多かった様子で、標準的なタイムで走りきれた馬がそもそも少なかった1戦で大きな評価はできません。


プラセンタ
前走はラミアカーサと対戦して4馬身差先着した1頭。
前4頭を見ながら外目をスムーズに運べ、最後もしっかりと伸びていました。
良馬場で1分12秒台をマークしており、時計面での不安はありません。

★土曜日
東京6レース
チェリーサマー
2走前の中央初戦は9番人気ながらもコンマ1秒差の2着。
やや湿り気がって脚抜き良い中山のダートで、序盤から1列目を4〜5頭ほど雁行で進む展開で先団ひとかたまり。
ペースも標準速めで決して楽ではないペースで、徐々に減速する消耗戦ラップで先行差しイーブンの展開となりました。
ここでは上位の決め手を使えるボムフィリアにとって理想的な流れで、最後坂上で先頭がもつれる所を外から捉えきっての勝利。
チェリーサマーは転入初戦で一度ムチを入れたら突っ張って反抗していましたが、その後はスムーズに追走。仕掛けて3コーナーで2番手に上がると、4コーナーでは抜群の手応えを見せて先行勢を交わしてハナに立ちました。
前崩れの展開を考えれば中身の濃い競馬をしており、転入初戦で力を示しました。

2戦目の前走は水が浮く程の超高速不良馬場。最初はスズダリアと同枠サンアルパインが2頭併走でずっと進み、コーナーで隊列は縦に伸びる展開。
直線に向いても前の組が粘り込み、速い上がりでまとめているものの、ワタシダイナマイトのみが最後図抜けた末脚で差し勝った1戦です。
転入初戦でムチに反抗していたため、このレースでは序盤でムチは使われず、好位からの競馬。
直線でモタモタしていましたが、外から馬が来るとエンジンがかかり、ゴール前は2着争いに加わっての4着。
気難しい面がありながらも速いペースに対応できており、能力はこのクラスでは上位の1頭です。今回は2ハロン延長となりますが、追走が楽になるため、近2走よりもレースがしやすくなりそうです。


ジェルブドール
前走の小倉は水が少し引いて走りやすい高速不良馬場で、ペースが緩まず時計勝負となりました。
馬場を考慮しても43秒台は速く、これに対応できたのが上位2頭だけ。
44秒台に乗ってきている4着となった同馬も馬場は大丈夫そうですが、時計面や距離に限界がある印象です。

2走前の東京1600m戦も脚抜き良い馬場で優秀な時計での決着。
前半も34秒台で入っていて速い流れとなり、勝ち馬が未勝利勝ちに続き圧巻の時計。
3着の同馬も勝ち負け水準では走っていましたが、相手が悪かった1戦です。
この1戦は初ダート戦と言う事もあり、砂を被ってフワフワする面も見せていました。
このレースの勝ち馬ゴールデンバローズは次走のヒヤシンスSも3馬身半差で圧勝しており、UAEダービーで3着となる実力馬です。
砂を被らない外目の枠なら勝ち負け出来る1頭です。

パワーポケット
3カ月の休み明けとなった前走は、小雨が降り始めるもパサパサに乾いた良馬場で2着。
逃げ馬不在のメンバーで、休み明けの同馬が先導する形となりましたが、厳しいペースで追い通しの馬が頻出し、勝負所でバテる馬も出てきて差し馬はコーナーでの追い上げに苦労してしまい、先団がそのまま前で残ってしまう決着。
最後の上がりはかなり掛かっていて、本来は差し馬が逆転できてもおかしくないペースだっただけに、同馬の踏ん張りは評価できる内容です。

ニットウスバル
前走はパワーポケットと対戦して1馬身半程度差をつけれての3着。
この馬にとって1800m戦は明らかに長く、好位置で流れに乗れた事が大きくて3着に粘り込みましたが、1ハロン短縮の今回は前進が期待できます。
前走で脚質に幅が出ており、注目の1頭となります。

エグランティーナ
前走はパワースポットとニットウスバルと対戦してニットウスバルから遅れるころコンマ2秒での5着。
前走のペースでもこの馬にとっては速いぐらいで、終いに徹して最速の上がりをマークして前残りの展開で5着。決め手に磨きがかかっていますが、居距離短縮の今回はペース的にさらに厳しくなるため、マイナス材料といえます。