まとめ

過去ログ367 2015/5/12 12:00

★日曜日 G1
東京11レース
第10回ヴィクトリアマイル(G1)

ヴィクトリアマイル過去9年のデータより・・・

1番人気 (3-2-0-4)
2番人気 (2-0-0-7)
3番人気 (0-2-2-5)
4番人気 (1-0-2-6)
5番人気 (1-0-1-7)
6番人気 (0-0-1-8)
7〜9人 (0-3-2-22)
10人以下(2-2-1-75)

人気薄の好走が多く波乱の多いレースで、7番人気〜12番人気までの穴馬も馬券に絡んでいる。

単勝50.0〜99.9倍で馬券に絡んだのは以下の2頭
2010年ニシノブルームーン(11番人気)
2007年コイウタ     (12番人気)

ニシノブルームーンは前走中山牝馬S勝ち、コイウタは
前走ダービー卿CTで牡馬に混じって2着に好走しており、
調子の良い馬には注意が必要。

連対は全て4〜5歳馬。
4歳 (6-7-3-66) 7.3% 15.9% 19.5%
5歳 (3-2-4-39) 6.3% 10.4% 18.8%
6歳 (0-0-2-20) 0.0% 0.0% 9.1%
7歳上(0-0-0-9) 0.0% 0.0% 0.0%

6歳以上は(0-0-2-29)で、2度馬券に絡んでいるが、3着に来たのは以下の2頭
2010年ニシノブルームーン(11番人気)
2009年ショウナンラノビア(7番人気)

ニシノブルームーンは前走中山牝馬S勝ち、ショウナンラノビアは芝路線へ変更してから、1000万下、1600万下と2連勝と勢いあり、ここでも調子の良い馬には注意が必要。

前走データ
重賞(9-9-8-120)
├阪神牝馬S(2-4-2-45)
├中山牝馬S(1-1-2-10)
├福島牝馬S(0-1-1-36)
├マイラーズC(2-0-1-8)
├産経大阪杯(1-1-0-1)
├京都牝馬S(0-0-0-2)
├高松宮記念(0-0-1-3)
├ダービー卿CT(1-0-1-3)
├東京新聞杯(0-0-0-1)
├中日新聞杯(0-0-0-1)
└海外(2-2-0-2)

OP特別(0-0-0-7)
1600万下(0-0-1-7)

前走は重賞だった馬がほとんどで、阪神牝馬S、中山牝馬Sとマイル重賞が中心。
福島牝馬Sは(0-1-1-36)で苦戦傾向だが、馬券に絡んだ2頭は13年3着のマイネイサベルと09年2着のブラボーデイジーで、この2頭は福島牝馬Sで連対していた。

間隔データ
連闘(0-0-0-0)
2週(0-0-0-6)
3週(0-1-1-44)
4週(2-0-2-7)
5週〜9週(7-8-6-98)
10週〜25週(0-0-0-6)
半年以上(0-0-0-3)

3週(0-1-1-44)で馬券になったのは前述した前走福島牝馬S連対のマイネイサベル、ブラボーデイジー。
今年の福島牝馬S連対馬はスイートサルサ(1着)

★日曜日 ブラスト
東京11レース
ヴィクトリアマイル

流れは、近年のうち、4年で『中弛み』が複合している流れから『中弛み』が基本となります。
オプションとして『加速』や『前傾』や『一貫』の流れが複合しますが、基本的には瞬発力の上がり勝負になりやすい傾向。
そのため前で展開して、速い上がりでまとめられるタイプが向いています。
位置取りとしては、4コーナー5番手以内の馬の好走が多く、過去10年で12頭が馬券になっています。

血統の傾向は、とにかくサンデーサイレンス系。
フジキセキ、スペシャルウィーク、アグネスタキオン、ディープインパクトなどが好走している点より、スピードとスタミナのバランスが取れているタイプ向きと考えられます。
桜花賞・オークス・秋華賞と牝馬クラシックでの好走馬が強く、特に4歳馬が良く好走しています。
桜花賞好走馬は先行してスピードの持続性能で押し切れるタイプ、オークスや秋華賞好走馬は後方から鬼脚を繰り出すタイプが好走しています。
また、ヴァイスリージェント系も好走馬が多く、こちらもクラシック好走歴があるタイプやセカンドシーズン突入のタイプに注意が必要です。

ヴィクトリアマイルで好走した牝馬クラシック好走馬は、06年1着ダンスインザムード(=04年桜花賞1着)
06年2着エアメサイア(=05年オークス2着・秋華賞1着)
06年3着ディアデラノビア(=05年オークス3着)
07年1着コイウタ(=06年桜花賞3着)
07年2着アサヒライジング(=06年オークス3着・秋華賞2着)
07年3着デアリングハート(=05年桜花賞3着)
08年2着・09年1着ウオッカ(=07年桜花賞2着・秋華賞3着)
10年1着・11年2着ブエナビスタ(=09年桜花賞1着・オークス1着・秋華賞3着)
11年1着アパパネ(=10年桜花賞1着・オークス1着・秋華賞1着で10年牝馬3冠)
12年1着→13年2着ホエールキャプチャ(=11年桜花賞2着・オークス3着・秋華賞3着)
12年3着マルセリーナ(=11年桜花賞1着)
13年1着・14年1着ヴィルシーナ(=12年桜花賞2着・オークス2着・秋華賞2着と牝馬準3冠)
14年2着メイショウマンボ(=13年オークス1着・秋華賞1着)

毎年好走馬が非常に多く出ており、牝馬クラシック好走馬が好走しやすいレースと言えます。

★日曜日 共通
東京11レース
NHKマイルカップ

アヴニールマルシェ
この馬の場合エンジンの掛かりという点ではここ2走で徐々に良くなっていますが、早い段階でトップスピードに乗せられる12秒前後の流れの中で後方から追走する方が良さそうです。
L1で差し込みやすい新潟でミュゼスルタンを捕まえ切れなかった点は不満ですが、新潟はL3最速戦にはなりにくい舞台で、逆に府中はペース次第で昨年のようにL3最速戦、L4から11秒台後半というケースはあり得ます。
平均ペースを後方からでも追走できればトップスピードの持続戦では一番強烈な武器を持っているのは共同通信杯でもL1でドゥラメンテ、リアルスティールと差はなく、新潟2歳Sでもミュゼスルタンに食い込んだこの馬が一番と考えられます。
質も高いという点では府中のマイルならアルマワイオリよりこちらの方が有利になり、ハイペースで適性を見せているアルマワイオリもそれなりの優位性も持っていますが、アルマワイオリはトップスピード面で少し見劣るので府中ならアヴニールマルシェが上回ってくるように思えます。
ミュゼスルタンとは位置取りの差が重要になってくるように思えます。
ミュゼスルタンから離されないような位置にはつけておきたいところです。
朝日杯のレースレベルが高かったのは確かで、この馬の闘ってきた相手はクラシック戦線の中心馬ばかり。
そこで最後は見劣らない脚を使ってきていたというのはここでも各馬の脅威となります。


ヤングマンパワー
この馬の不安点はペースが上がってどうかという点。
ペースが上がった時は不安材料で、レース序盤のペースは今の段階ではそれほど上がらない方が良さそうです。
その上で、後半勝負でトップスピード面に関してはジュニアC、アーリントンCからも足りないように思えます。
アーリントンCはポジション差で粘り込めた内容であり、アルマワイオリをあの条件で負かした点は評価できます。
それでも目標が先のアルマワイオリに対して1kg軽い状況で挑めたというのも大きく、アルマワイオリ自身もまずは下げての末脚勝負でどこまでという感もあったため、アルマワイオリがある程度中団ぐらいを意識してくると優位性は無くなります。
アルマワイオリ比較で見ればハイペース適性を見せているアルマと前半のスピードに不安があるという点で見てもやはり総合的に見劣るように思えます。
最上位相手に対抗できる武器は無く、現段階での優先順位は低い1頭です。