まとめ

過去ログ368 2015/5/12 13:56

★日曜日 1鞍
東京11レース

ヴィクトリアマイル

スマートレイアー
昨年エリザベス女王杯以降、パフォーマンスを落としている1頭。
エリザベス女王杯は内が有利な馬場で先行2頭と後続集団という構図でスローで流れて上がり4F勝負。
このレースはかなり仕掛けが遅くトップスピードの質が問われた1戦で、この展開はいい条件ではありませんでしたが、それでも後方から同じような位置取りとなったディアデラマドレに対して全く対抗できずに外から伸びずに10着。
勝ち負けはともかくとしてディアデラマドレは3着まで食い込んでいたことを考えると、4コーナーで内から外に張られる形になったとはいえここまで伸びなかった点は大きな割引材料です。
4走前の府中牝馬Sの内容から、トップスピードの持続力はディアデラマドレとはそこまで差はなかっただけに、大きく評価を下げる1戦となりました。

2走前のチャレンジCは柔らかい馬場で少し時計掛かる馬場。0
息が入らないペースで消耗戦となり、直線横一線になり差し馬3頭が叩き合う展開。
脚を出し切るには最高の展開でしたが、最後方から脚を出し切ることに徹した形。
直線大外まで持ち出すまでにスムーズさは欠いたとはいえ、ここでのロスはL1が落ち込んでいることからもそんなに大きな不利ではなかったはずです。
レースレベルそのものは高かったとは思いますが、昨年の同じような平均ペースからのポテンシャル勝負となった大阪城Sや府中牝馬Sで見せたトップスピード持続戦の内容から考えると不満が残ります。
脚を出し切れる展開になればどんなペースでも対応できる馬だっただけに、この内容では強気になれません。

前走の阪神牝馬Sは昨年出遅れながら大外一気を決め込んだ舞台。
ラップで見ると11.3 - 11.6 - 11.4 - 11.4 - 12.0と大きく淀まずL1が12.0まで落ち込む流れ。
この流れで直線入り口からイマイチ伸びず、最後まで全く伸びずに4着。
力関係という観点で見ても昨年出遅れながら捕えているウリウリに完敗しており、大きな不満が残ります。

良い頃なら馬場を問わず、ある程度厳しい流れになれば外からしっかりと脚を使ってL1までに確実に伸びており、昨年のヴィクトリアマイルも敗れていましたが内容的に決して悪くありませんでしたが、昨年以上のパフォーマンスは期待できそうにない1頭です。

★日曜日 ウイナーズ
東京11レース

ヴィクトリアマイル

ヌーヴォレコルト
オークスでは距離延長でハープスターに対して優位性を作り、ややスローで中団からポジションを取って12.5 - 12.0 - 12.0 - 11.3 - 11.8という加速戦でL2最速地点でもしっかり置かれずに伸びてきて抜け出す競馬。
最初は3頭で併走でしたが、1コーナー過ぎで先手争いは決着し、ペイシャフェリスの先導でペースは徐々に落ち着く展開。
やや縦に長い隊列のままペースは12秒台後半を刻み、道中で仕掛ける馬もないまま最後尾は3コーナー下り途中からスパートが始って、実質的な上がり4F勝負となりました。
上がり1〜4位が上位4着までを独占したように、直線でギアを上げられる性能がある馬しか好走出来ず、その他は坂の半ばでバテてしまった1戦です。

ローズSは軽い芝でのスローで流れて上がり3F勝負。
12.5 - 12.0 - 11.4 - 11.1 - 11.7と道中緩む阪神1800mらしい中弛みからの再加速戦で、総合力が問われる競馬となりました。
スタートを決めて好位の内にポジションを取り、直線序盤でリラヴァティが出し抜いた直後のスペースを使ってスッととった器用さ、トップスピードの質を見せての完勝となり、息を入れる競馬で器用さを見せました。

その後の秋華賞は時計が速い馬場状態で、速い流れで前と後ろに馬群が分かれる展開となり、差し有利な展開。
ややハイペースからの11.7 - 12.2 - 11.5 - 11.7 - 11.8 - 11.8とL4最速戦となり、スピードとポテンシャルが要求される競馬。
道中は中団の最内から3コーナーは内目、4コーナーで外に出してから中団で直線という形となり、直線序盤でそこから一気に伸びて捕えるかなという手応えながら内からロスなく立ち回ったショウナンパンドラを捕え切れずにクビ差2着。
明らかに内有利の展開で4コーナーから外を出した分のロスがあり、直線入り口でマーブルカテドラルにぶつけられてトモが流れてしまい、直線では内からタガノエトワールに張られながら伸びるという厳しい競馬でこの着差だっただけにスムーズならこの馬が勝っていた内容でした。
この内容で厳しい流れに目途を立ててきたことは大きく評価できます。

エリザベス女王杯は秋華賞とは逆にスローからのトップスピード戦。
12.9 - 12.2 - 11.5 - 11.3 - 11.3とL1でも落ちていないように仕掛けも遅い展開。
この流れで2列目の最内を取りに行き、少し力む面を見せましたが向正面では折り合って直線入りでスッと出し抜く脚を見せた形。
最後までラップをほとんど落とさずにラキシスに突風スピードの持続力の観点で見劣ってしまいましたが、それでも要所で出し抜く脚はトップクラスのレベルにあると言えます。
この馬は相当強い馬であることは間違いなく、前走の中山記念でも12.1 - 12.3 - 12.2 - 11.7 - 12.2と2段階加速戦で勝利。
この時は開幕週Aコースで内有利馬場+直前雨で馬場が急激に悪化し、唯一の逃げ馬候補タイキパーシヴァルに行かせて、少し離れた2番手以下が隊列の奪い合いになる展開。
逃げ馬の脚色が悪くなったのが3コーナー手前で、そこからロゴタイプが先導し始め2列目が窮屈になり、4コーナーでひと悶着ありましたが直線で抜け出したロゴタイプを中心に2列目が追い上げるも、最短距離を進んだヌーヴォレコルトが最後捉えきった内容。
3〜4コーナーで窮屈な格好だったのを強引に割ってこれた同馬はかなり根性がある面も見せました。

理想は内目の枠で、内目の枠なら確勝級の1頭です。

★土曜日 G1
東京11レース

第60回 京王杯スプリングC(GII)

過去10年のデータより・・・
1番人気 (1-0-1-8)
2番人気 (1-1-4-4)
3番人気 (1-2-2-5)
4番人気 (2-0-0-8)
5番人気 (1-4-0-5)
6番人気 (1-1-1-7)
7〜9人 (1-1-1-27)
10人以下(2-1-1-73)

1番人気が1勝、3着1回のみで、信頼度が低い。
3連単は14万、41万、179万、16万馬券がでており、荒れやすいレース。


前走斤量55kg以下の牡馬は(0-0-0-24)で全滅。

枠データ
1枠(1-1-0-15)
2枠(0-1-2-16)
3枠(1-2-2-15)
4枠(1-0-2-17)
5枠(1-3-0-16)
6枠(2-2-1-15)
7枠(4-0-3-17)
8枠(0-1-0-26)
向正面中間辺りからスタートするコースで、外枠はロスがあるため8枠は割引が必要。
12年は5番人気グランプリボスが7着
11年は5番人気のエーシンフォワードが8着
10年は1番人気のエーシンフォワードが4着

前走データ
重賞(8-6-8-86)
├マイラーズC(2-1-2-17)
├高松宮記念(3-1-4-26)
├ダービー卿CT(1-1-2-20)
├阪神牝馬S(1-1-0-4)
├東京新聞杯(1-2-0-3)
└オーシャンS(0-0-0-2)

OP特別(0-2-1-43)
└谷川岳S(0-1-0-16)

1600万下(2-2-1-8)

前走1600万下(2-2-1-8)が好走しており、人気も低いため、昇級馬には注意が必要。