まとめ

過去ログ373 2015/5/14 10:36

★土曜日 共通
東京11レース

クラリティシチー
近2走は時計的に見て高く評価できません。
ポテンシャル勝負でも対応できていますが、この馬は一瞬の脚を使う印象で、前走のダービー卿でもL2の地点ではモーリスに対して見劣ってはいませんでした。
この馬のトップスピードの持続力はそこまで高いレベルには達していませんが、昨年秋の内容から立て直してきた今は、器用さが問われる可能性が高い府中1400mに変わるのは面白い材料と言えます。
2走前の東風Sで脚を溜めてパフォーマンスを上げてきたことを考えると、この条件なら溜めて進めるのも1つの手です。
ただ、近年の京王杯SCはペースが上がる傾向にあり、絶対的なスピードが要求されやすい舞台です。
20秒前後の高速決着になった時について行って脚を残せるかは未知数で、前走は内の実力馬が全滅した流れでモーリスに千切られたことを考えるとあまり過大評価は禁物です。
素質馬を休ませて本領発揮のイメージがありますが、近2走は時計、ラップ的に見てもそれほど評価できるものではないため、半信半疑な1頭です。
現段階では外から勝ち切れるだけのトップスピードの持続力は無いように思えます。

★土曜日 
京都10レース

ティーハーフ
前走は硬い馬場でのハイペース戦。
2走前に器用に脚を使えていた事からこのレースでは意識的にポジションを取りに行っており、自在性を見せて折り合って上手く走れていました。
「元々このクラスの馬じゃないですよ最後に追ったのは少し物見をしていたからで、次元の違う強さでした」と国分騎手の話。

2走前じゃ荒れ馬場でハイペースの外差し展開となり、上位2頭が3着馬を3馬身半以離し、時計も優秀な1戦でした。
前半から速く流れ、3〜4コーナーでは内を空けて走る馬が多くなる形。
馬場の割りにペースが速くなり、時計も速い決着。
ティーハーフは荒れた中程を通ってきた点、トップハンデを背負っていた点を考慮すれば強い競馬をしていました。
内枠で57.5キロを背負ってあれだけ走れるのは相当の能力の証明で、内枠の馬が壊滅的だった1戦で唯一内枠で2着となった点は大きく評価できます。
(1番枠11着、2番枠18着、3番枠8着、4番枠13着、5番枠ティーハーフ2着、6番枠16着、7番枠9着、8番枠6着)

能力は相当高い1頭で、このメンバーでも最上位の1頭と言えます。

★土曜日 共通
東京11レース

京王杯SC

サトノルパン
スローの展開では掛かってしまう1頭で、掛かるのを嫌ってソロっと出してしまうとポジションを落として末脚は発揮できても取り付くところで脚を使ってしまい、最後の踏ん張りが利いていません。
レースが流れたオーロCでは折り合っていましたが、特に弾けたというわけではなく、恐らく本質的にはスローの方が持ち味を発揮しやすいように思えます。
後方からになると早めに動いて最後に甘くなってしまうため、好位で我慢が利けばペースが速くても一脚を使えています。
出が悪く、スタートで出せば掛かる、という安定感はありませんが、高い能力を秘めている事は間違いありません。
これまで通りの競馬なら勝ち負けは期待できませんが、内枠から掛かる事を恐れずにポジションを取って行ければ面白い1頭です。

ブレイズアトレイル
京王杯SCの近年の傾向は良馬場ならペースが上がってスピードが問われる事が非常に強く、そうなると根本的にスピードで足りていません。
マイル戦ならゲート次第で何とか対応可能ですが、東京1400mではスプリンターがレースを作るケースもあるため、条件は悪くなります。
流れがスローになった場合でも、今度は東京1400m特有のギアチェンジが要求されるトップスピード勝負になりやすいため、エンジンがかかってからのトップスピードの質がそこそこで、それを長く維持する持続力が最大の武器になるため、12秒前後から一気に11秒前後までペースを引き上げられると対応するのは難しくなります。
馬場が少し渋ってペースが上がり切らず、L1も落ち込むような競馬になれば少しチャンスは生まれます。