まとめ

過去ログ379 2015/5/15 0:09

★日曜日 121
東京2レース
◎ヴァッハウ
前走は乾いたダートで前・内有利な馬場状態。
これまで逃げていたシュネルシュタルケが新馬戦以来の府中コースで押して先手を取り、淡々としたペースで後続も引き付けつつ直線二枚腰を発揮する流れ。この展開で外枠で前に壁が作れず前半は掛り気味になってしまい、なんとかなだめられていましたが、直線は伸びそうで伸び切れずに2着。
2走前はHペース消耗戦で速い流れながらも早め外から動いて最後まで脚が続いた勝ち馬に対し、同馬はスタートで半歩出遅れて二の脚で挽回し、中団馬群での競馬。
ペースを考えれば良ポジションで脚を溜められましたが、4コーナーでスムーズに外に出すと、最後は徐々に差を詰めてきましたが半馬身届かず2着。
この2着は時計的にも優秀で評価できる1戦です。
この馬は中山コースよりも手綱を抱えて運べる東京コース向きで、東京開催の内に勝っておきたい1頭です。


△ウサギノカケアシ
前走は乾いてパサパサの良馬場。
出遅れ多数でユニコーンスターが先導するも、あまりペースは速くならず、中盤も平均的にまとめて、最後の上がりも掛からずのスピード持続力勝負となりました。
2番手の勝ち馬がが前走と同じく流れに乗って、最後までしっかり踏ん張れた形です。
ここで大きく躓くアクシデントがあって、馬込みの中からの競馬となり、前で上手く立ち回った勝ち馬とのコンマ2秒差を考えればかなり中身の濃い競馬をしています。

◎ケイアイトレジャー
前走はヴァッハウからアタマ差の4着となりましたが、良いポジションにつけて流れにも乗れていました。最後まで渋太く粘っての4着で、血統的にもダート適性はあるため今回も上位とは差の無い競馬が出来そうです。

◎ロックフォール
前走は休み明けの1戦で、内枠から好位のポジションを狙いましたが複数の馬が押し押しで先手争いを繰り広げたため、ダートスタートで良馬場の1400mにしては前半3F36秒2と結構速くなってしまい、二の脚がつかずに中団からの競馬となりました。
コーナーで緩み、後続が追い上げて4コナー5頭雁行となり、直線横一線からの決め脚勝負。
先手争いした組が直線で壁になってしまいほとんど後退し、後方で待っていた組が直線坂上で逆転しての追い込み馬のワンツー決着。
叩き2戦目で上積みが見込め、1300mも3走前に強い競馬で2着の実績があり、ここも上位可能です。

★土曜日
東京3レース
クラウンシャイン
以前は遊びながら走っていましたが、2走前に初めてチークピーシーズを装着して効果が見られた1頭。
2走前の中山ではレース序盤は14秒台が2度あるほどのスローとなりましたが、向正面でダイワエクシードが進出してペースアップするロングスパート戦。
ラスト1Fは13秒台まで掛かっていましたが、後続が伸びて来れないのは上がり性能の差という印象で、前で競馬をした馬が38秒台の上がりでは後続は追いつけません。
このレースはスタートで躓いてしまい、直ぐに挽回して3番手の外にポジションを取ると、行きたがるのとなだめつつの競馬。直線で前を交わそうとしている所で外から勝ち馬に差されましたが3着以下には差をつけての2着となりました。

前走の東京1600mは乾いたダートで前・内有利な馬場状態。
外枠のタマモヴィオーラが好発を決めて先導するも、すぐ他馬が追いついてくる展開。
3コーナー過ぎでかなりペースを落とし、4コーナー出口では馬群が7頭分外に広がるぐらい他馬が一気に接近して直線に向いてからの速力戦となり、人気のトーセンラムセスが2走前の力を見せて圧勝。
ラストの上がり2Fがかなり速く全体が遅い決着となり、まともなダートらしい展開ではありませんでした。
このレースでも発馬で躓いてしまい後方からの競馬となり、ラスト1ハロンから馬群を割って伸びて2着。
東京コースでは良い決め手を見せており、今回も上位可能の1頭です。


アドマイヤドラゴン
前走はクラウンシャインからアタマ差の3着となった1頭。
14,9,15,16枠と、これまでは外枠からの競馬が多かった同馬ですが、前走は6番枠らの競馬となり久々の内枠で砂を被ってしまい、頭を上げて嫌がっていました。
道中は外目を選択し、3コーナーから動ける態勢を作って直線入り口で外に出すと最後は勝ち馬に離されてゴール前で差されての3着。
砂を被らなければクラウンシャインを逆転できる力は持っている1頭です。
今後も内枠に入るようなら割引が必要です。
3走前の東京では7着に崩れていますが、これは外枠から好位の外目で脚を溜めてしましたが、そこで砂を被った時にハミを取らなくなってしまい最後は脚色が鈍ってしまいました。
とにかく砂を被らない事がポイントです。

ウイズキッド
前走は距離を延ばしての1戦で3着。
ここまで短距離を使っていた同馬が押して先行し。途中でキングリオがバカついて前に寄って行き、道中ほとんど息を入れられず好位組も接近する形。
道中一切ハロン13秒台ラップがないスピード持続力勝負で、直線で先団脚色一緒になる中、間からスループオブウォーが抜け出し、大外からは唯一ベルウッドケルンが鋭い脚で伸びて来てこの2頭に交わされての3着。
大トビでもでは速く、軽く仕掛けただけでハナを切れており、前走のようにゆったり良ければ問題ありません。

★土曜日
東京1レース
◎ナナイロボタン
新馬戦は乾きかけでも脚抜き良い馬場で前が有利な馬場状況。
好発決めた2着馬が先導し、この馬を中心に馬群が固まる展開。
スタートで出遅れた同馬は砂を被らないように終始外目を通るロスがあり、3コーナー手前で仕掛けると3コーナー付近からロングスパートの展開。徐々に他馬が脱落する展開となり、結果的には前有利馬場で行った行ったの決着。
直線でメンバー最速の上がりを見せて3着となった同馬は評価できる1戦となりました。
2走目の前走はパサパサに乾いた良馬場で牝馬限定未勝利戦で前半4F50秒切るペースで暴走に近い水準。
カナラズカナラズを筆頭に前の3頭が飛び出した形で、徐々に後続も3コーナー手前から追い付き始め、4コーナーでは捲り差ししてきた馬含め5頭雁行状態。
本来は差し馬に向いたはずのバテバテ展開で勝ち馬同様、コンマ1秒差で2着の同馬も大きく評価できます。
華奢なタイプだけに急坂の中山よりも東京コースの方が合っているように思えます。


○ディスコルディア
2走前の初めてダートに使われた時は脚抜き良い良馬場の東京2100m戦でやや前残り傾向。
隊列が決まってからはずっと動きもなく馬群が凝縮するのみ、3コーナーの下りから先団がいっせいにスパートを始めて後続が千切れ出す流れとなり。前の組で我慢効いた馬がそのまま直線でも伸びていて、追い込み馬に出番が回る展開ではありませんでした。
このレースを見る限りはゴール前で息切れしており、距離が長かったように思えます。
ダート2戦目の前走は乾いたダートで前・内有利な馬場状態。
勝ち馬の先導ペースが速く、つかず離れず追走してた後続も脚を使わされてるようで、逃げ馬の独走に直線で付いていけない展開。
全馬上がり38秒台で一杯になってしまい、後方から迫る馬もいないまま、道中でロスなく回れたかどうかが重要になった1戦で、評価できるのは勝ち馬のみ。
行った馬同士の先行決着だっただけに、あの形ならもっと伸びて欲しかったように思えます。


○デイトリッパー
前走はディスコルディアにクビ差先着しての3着。距離短縮で少し脚を溜める競馬を試し、内ラチ沿いからジワジワと伸びて3着となり、次につながる内容の競馬だったと言えます。
レースに幅もあり、上積みが見込めそうな1頭です。