まとめ

過去ログ380 2015/5/15 11:11

★日土曜日 共通
東京11レース
ヴィクトリアマイル

カフェブリリアント
前走の阪神牝馬Sは平均ペースで11.6 - 11.4 - 11.4 - 12.0と少し緩んで再び加速が問われる流となり、ポンとスタートを切って内外の馬を行かせて2列目のポケットで立ち回り、3〜4コーナーでも2列目の真ん中で仕掛けを待ちながら、加速の流れに置かれず2列目外に持ち出して直線。
先に抜けていたベルルミエールをきっちり捕えきっての勝利で、ウリウリ比較で見てもかなり強い競馬ができており、阪神1400mとしては少し緩めとはいえスピードが要求された中でしっかりとついて行って加速にも動じず、どの地点でもいい脚を使っていました。
高いレベルでの総合力を兼ね揃えている可能性が高い1頭だと考えられます。
不安材料があるとすれば、高速馬場適性。
これまでの内容的に見てもスピード面を高めてきたことから、ある程度先行できればここでも十分中心を担えうる存在です。
特に前走は福永騎手とのコンビで好発を決めており、この枠からポジションを前にスッと取れるようだと非常に不気味な存在です。
節分Sでも中団からどの地点でもしっかりと伸びるパフォーマンス、相手関係を見ても評価でき、スピード面がある程度問われて良さが出てきたので、このクラスでペースが上がってもそれほど心配はありません。
ただ、3連勝のパフォーマンス上昇には少し時計がかかって良さが出てきた面もあり、新潟外回りで強烈な上りを使っていますが、 12.9 - 12.2 - 11.4 - 10.3 - 11.7と最後方からL2の最速地点での伸びはそこまで強烈でもなくL1で猛然と追い込んできたトップスピードの持続力の高さにあるとは思います。
タフな馬場でスピード面が一定レベル要求された近2走の方がパフォーマンス的には高く、後は高速馬場での総合力勝負でもやれるかどうか。
前半がスローになってしまったときに要所でスッと動けるかどうかが大きなポイントとなります。3連勝でまだ底を見せていないというのは大きな魅力で、馬場適性が読みにくく高速馬場に対してのリスクはあるというのはやや不安ですが、能力的には足りており、マイルへの延長という点で明らかにベルルミエールより歓迎できる材料が揃っています。
好枠を引き当てただけに、走れる条件は揃っています。

ミナレット
この馬は淀みない競馬になってしまうと1600m以上では甘くなっており、ニューイヤーSも中山牝馬Sも厳しい展開の中で良さは出ていませんでした。
スローでしっかりとスピードをコントロールできると、パフォーマンスを上げてくるタイプで、今回の府中マイル戦で、これがどう出るかというところです。
持ち時計的には足りておらず、総合力タイプの馬にとっては良いラップ推移の競馬になったターコイズSや五頭連峰特別での内容を考えても、少し緩い流れに持ち込む必要は確あります。
時計勝負では厳しいため、今回のメンバー構成を考えると流石に厳しいように思えます。
理想はスローでしっかりとポジションを取りつつ、仕掛けが遅い展開ですが強気にはなれない1頭です。

★土曜日 共通
東京11レース

京王杯SC

ダンスディレクター
前走の斑鳩Sのパフォーマンスが強烈で、京都芝外1400m戦を平均ペースの流れ、11.6 - 11.0 - 11.6 - 11.5でL3最速という競馬。
ここでも出負けして後方から進め、3〜4コーナーでは外目を回って直線入りでしっかりと前を向いて伸びてくると最後は突き抜けて他馬を寄せ付けない完勝。
この馬はトップスピードに乗ってからの持続力が非常に高いく、特にこのレースでは4コーナーが最速地点になっていて、醍醐Sとは異なりコーナーでのロスを作りながらの競馬。
それでもそこからトップスピードに乗るとしっかりと抜け出す高い持続力を見せました。
今回ポイントは府中の1400m戦で、この馬は近走では崩れずに競馬ができていますが、パフォーマンスを落としているのは阪神の内回り1400m戦と、中京1400の知多特別のみです。
京王杯SCは近年ペースが上がる傾向が強くなっているため、この馬としては完全な平均ペースに持ち込まれてしまうと不安が生じます。
ただ、スローペースでゆったりと進められればトップスピードに乗ってからの破壊力はメンバー最上位だけに、前半ゆったりと進められる条件ならば非常に怖い存在です。
長篠Sではハイペースへの対応もできており、高速馬場巧者は間違いないため、Bコース替わりで軽くなる傾向の府中、逃げ馬が不在という点で、上手く嵌る可能性は高いように思えます。
道悪になるとトップスピードに乗せて威力を発揮するこの馬の武器は削がれる可能性が高いため割引が必要です。

★日曜日 121
新潟6レース
◎ララエクラテール
新馬戦は渋った馬場でスローからの直線勝負。
好位の内に進路を取り、道中は逃げ馬の後ろで気合をつけつつ3コーナーではムチが入っており促しながらの競馬となりましたが、コーナーワークも上手く前から離されずについていきましたが、直線は勝ち馬に離されての2着。エンジンが掛ったのはラスト50mだけでしたが、2戦目の前走はスローからの上がり4F勝負で2着。
好スタートを切って他馬の出方を窺いながら中団のインから進めましたが、馬込みで嵌ってしまい4コーナーでは仕掛けを待たされた分だけ勝ち馬に水を開けられてしまう形。直線は内からしっかりと伸びてゴール寸前に2着に浮上。
立てな直されて今回は叩き2戦目となり、注目の1頭となります。

リッチゴールド
前走はララエクラテールと対戦して4着となった1頭。
スタミナはありますが、集中力に欠けるため前走はブリンカーとシャドーロールを装着しましたが、あまり効果は見られませんでした。
スタートが良くなかった事もあり、折り合いに専念して後方で脚を溜め、直線はララエクラテールの後を追うように懸命に差を詰めての4着となりました。
集中力が出てくれば逆転も可能な1頭です。


◎レッドサバス
前走は開幕週の京都、落ち着いた展開で中盤緩んで上がり4F勝負。
ゲートは出ましたが進んで行かず、道中は勝ち馬の後ろで折り合いをつけて無理せずに追走。
直線は狭い所を割って伸びていましたが4着まで。

2走前は雨で渋った馬場となり、超スローから3コーナーから捲りが入って後半5F勝負。
好位集団の一番後ろにポジションを取り、3ハロン標手前から手を動かしてスパートし、4コーナーでは勝ち馬の直後につけるも1ハロン標からジワジワと離されてしまい3着。
速い脚に欠けるため、今回の距離はプラスでパンチは足りませんが安定して走れそうな1頭です。