まとめ

過去ログ388 2015/5/21 17:34

★土曜日  G1C
東京9レース

ロッカフラベイビー
前走はパンパンの良馬場で、差しが有利な状況。
テン争いが起こらずダイワミランダがスンナリ行き、序盤から緩いペースで流れていました。
先団は固まり、4コーナーは横に5頭並ぶほど。
直線横一線からの瞬発力勝負になってから、ディープジュエリーは進路を決めかねて差しそびれていましたが、坂上でやっと抜け出し辛勝。
ロッカフラベイビーは中団ポケットで脚を温存して直線坂下で迷わず追い出すと、最後はフラついてしまい3着。
2走前のフラワーカップは雨上がり後で乾きかけ、内が有利な状況。1コーナーを団子のような隊列で入って、特に争わず押し出されるようなアルビアーノの逃げ。
4F目12秒9で息も入る流れとなり、差し馬の側が自分から動かざるを得ない形となり、ディアマイダーリンが向正面捲って進出しても先団に動きなし。
十分に脚を溜めつつ二枚腰を発揮したアルビアーノが直線で独走しての勝利。
ここで同馬はスタート後に接触してしまい後方からの競馬。小柄で非力な面があるため、中山の急坂を上がってくるところで伸びていましたがジリジリとなり4着。
3走前のクイーンカップマイル戦で良いポジションにつけられましたが、終いが甘くなってしまい7着。
これまでのレース内容から、この馬のベストは1800mで坂の無いコース、決め手は重賞級のモノをもっているため、直線の長い東京1800m戦はベストの舞台と言えます。


エバーシャルマン
前走のフローラSは開幕週で絶好の馬場。
レース序盤に好発を決めたシングウィズジョイと外枠から行き脚ついたグリシーヌシチーが並ぶが、競り合いにはならず、好位組も押さえ込んだままとなりペースが上がらずに直線でも縦に長い状態。
後方の馬もほとんど33秒後半〜34秒前半の脚を使っているものの隊列が全く変わらず、流れが遅くなって内枠有利な馬場となりました。
同馬は中団の切れ目で折り合っていましたが。ポジションさが響いて5着まで。
2走前は雨上がり後で乾きかけの馬場で、内が有利な状況。
最内枠で51キロのファインドヌーヴが好スタートを決めて先手を取り、2コーナーで若干緩んだぐらいで平均的なラップを刻んで逃げる展開。
コーナーでもそれほど馬群が固まらず4コーナーで隊列が斜め、外を回した馬がほとんど間に合わない形。
持続力が問われる流れになり、ほとんど前の2頭で決着するかと思われたところに、序盤最後尾にいた同馬が鋭い末脚で追い込んでクビ差の勝利。
前走は展開に泣きましたが、東京向きのタイプだけに、見直しが必要です。


クイーンズターフ
前走は高速馬場で少頭数の超スローで上がり3F勝負。
道中は3列目の内から進め、行きたがるのをなだめて3〜4コーナーでは外からジワジワ間合いを詰めてきて直線入り口では持ったままの手応えで勝ち馬の後ろに進路をとりましたが、最後5頭がまとまって叩き合いとなり半馬身差の2着。
2走前のクイーンカップは内枠3頭が序盤から争って外からも競る形になり、コーナーに進入してもペースが落ちず、クイーンCにしては速い流れとなりました。
直線半ばでやっと横一線となり、脚を溜めていた差し馬が坂上で徐々に追い付き始め、ゴール前でやっと追い込み馬が間に合う展開。
上位9頭まで0.4秒差の接戦で同馬は8着。
これは過去10年のクイーンCで一番速いタイムとなり、比較的厳しい流れでここまでタフな流れになると、牝馬限定戦ではさすがに差し追い込み馬が有利となりました。
同馬は4コーナーで外から被せられてしまい、リズムを崩してしまいましたが、そこがスムーズならもっと際どかった内容です。


トーセンビクトリー
前走は時計が速い馬場状態で、中盤が緩む展開でスロー。直線の瞬発力勝負で同馬がアッサリ抜け出しての勝利。
好位の内に進路を取って折り合うと、直線ではゆっくり追い出して1ハロン標手前で先頭に立つとそのまま危なげなく押し切り勝ち。抜け出してからフワついたり、手前を右、左と替えていただけに、余力十分での勝利となりました。
ただ、先頭に立つとソラを使うタイプだけに、アタマでは狙い辛い1頭です。

★土曜日 
京都2レース
キングカヌヌ
ダノンプレジデント
クレイヴソリッシュ
カシノサクセス

東京9レース
ロッカフラベイビー
エバーシャルマン
クイーンズターフ
ダイワグローリー
トーセンビクトリー
レトロクラシック
ロックキャンデイ

京都4レース
ノミネーション
レイション
クローディオ
サウンドアプローズ
シゲルデンガク
ティーエスバラ

★土曜日 1鞍
東京11レース

モンゴル大統領賞

サトノアラジン
スローでは掛かってしまうため、準オープンクラスの前走は1800mよりもレースが流れる1600m戦に使われました。
前走の中山マイル戦は内側は適度に使い込まれていて、速い時計の出やすい良馬場。
内枠マルタカシクレノンが2コーナー過ぎからジワッと引き離す大逃げとなり、ずっとハロン11秒台半ばの一貫したラップ。
離れた中団以降は明らかに追走が遅すぎで、2番手のダローネガが33秒台の上がりを使って粘るかと言う展開でしたが、それを大外から段違いの末脚で差し切ったサトノアラジンは非常に強いパフォーマンスでした。
クラスが上がった方がレースが流れるため、1800m戦でも折り合い面の不安はありません。

2走前はテイエムタイホーに敗れての2着となりましたが、トビが綺麗な馬で緩んだ馬場にノメッてしまい、まともに走れていませんでした。テイエムタイホーは次走のオープンも連勝しており、ハナ差3着に退けたウインプリメーラもその後準オープンを卒業しています。

菊花賞では3着馬からコンマ2秒差の9着となりましたが、4コーナー手前で下がって来たサングラスが邪魔になり、直線ではタガノグランパに寄られてまともに引っ張る不利がありました。
そこから盛り返していただけに、まともなら3着はあった内容で、能力は非常に高い1頭と言えます。