まとめ

過去ログ391 2015/5/22 9:34

★日曜日 共通 3/3
オークス枠順から見た各馬のプラスマイナス

16ノットフォーマル
この枠なら外からのプレッシャーは全くないので逃げるという観点だけで見れば一番競馬がしやすい枠となります。
内から競ってくる馬が出てくれば微妙ですが、内にはトーセンナチュラルとシングウィズジョイという2列目タイプが出してくるという程度。
これを交わせば主導権は握れます。
この枠に入った事で、逃げ馬がある程度単騎でペースを作る可能性は高くなりました。


5シングウィズジョイ
この枠順の並びを見て全馬の中で一番いい枠を引き当てました。
トーセンラークとノットフォーマルという前々でハナを切っていく可能性が高い馬が大外で、外の先行各馬はこれを行かせてからのポジショニングになり、2頭がある程度競りあったり、単騎逃げを目論む形ならポジション争いには影響無さそうです。
同じ2列目争いのトーセンナチュラルよりもスタートは上で、外を引けたため、トーセンナチュラルの前に出てしまえば離れた2列目のポジションは取れます。
この馬は絶好枠を引けた事は間違いなく、大きなアドバンテージとなります。単
騎逃げ馬を見ながらゆったり進めて直線入りで一気に動いてくると前々からでもしぶとく使えるトップスピードの持続力を秘めているだけに注意が必要な1頭です。


13アンドリエッテ
器用さがあまりないのは桜花賞で証明済みで、外から前を向く形で徐々にエンジンをかけながら進められればチューリップ賞のように最後には良い脚を使えます。
トップスピードの持続力、ポテンシャル面では世代最上位の一頭で、それを引き出せるようにしっかりと前を向いてエンジンをかけていくことができるかどうか。

★日曜日 共通 2/3
オークス枠順から見たプラスマイナス

06年は重量級の馬が3頭馬券になりましたが、この年は特殊な年で、逃げたヤマニンファビュルが両サイドから来られたためにハミを噛んで引っかかってしまい1000m通過タイムが58.1秒のオーバーペースとなり、2番手以降は平均的な流れとなりました、さらに4人気のコイウタが3コーナーで故障発生となり、その直後にいた馬たちが 思い切り手綱を引っ張る不利がありました。
ロスなく内に入れたい馬も、故障したコイウタがいたため、内に入れられず、思うようなレース運びができずに結果的に3コーナーでコイウタよりも前にいた馬達(3コーナー8番手以内)で決まったレースとなりました。
この年は後方から追い込みが利かず、前の馬がかなり有利なレースとなり、1〜3着馬の場体重は484キロ(カワカミプリンセス)、494キロ(フサイチパンドラ)、488キロ(アサヒライジング)の重量級の馬が上位を独占する特殊な年となりました。

この特殊な06年を除くと、480キロ以上で馬券になった馬は6頭で、ハープスター、アパパネを除く4頭は内枠からロスの無い競馬が出来ていました。アパパネの年は道悪で内枠の馬が馬場の悪い所を通って消耗していたため外枠有利な年でした。
そうなると、昨年のハープスターしか馬券になっておらず、それも10番枠で外枠と言うよりも真ん中の枠で2着でした。

過去10年での480キロ以上の馬の成績
05年 11エイシンテンダー5人気4着490キロ
06年 2フサイチパンドラ5人気2着494キロ、11テイエムプリキュア10人気11着484キロ、4ヤマニンファビュル16人気17着492キロ
07年 6ミルクトーレル13人気8着500キロ、18ザレマ2人気10着522キロ 、15アマノチェリーラン12人気12着482キロ
08年 12ソーマジック3人気8着490キロ、9ライムキャンディ10人気12着506キロ 、14カレイジャスミン14人気15着484キロ
09年 3レッドディザイア2人気3着484キロ、8ディアジーナ3人気5着486キロ、13ルージュバンブー13人気13着488キロ、2パドブレ17人気16着488キロ
10年 6オウケンサクラ3人気5着490キロ、9モーニングフェイス12人気8着494キロ、12トレノエンジェル13人気12キロ492キロ
11年 10デルマドゥルガー11人気10着482キロ
12年 15サンキューアスク17人気5着480キロ
13年 4アユサン3人気4着486キロ、12フロアクラフト17人気5着480キロ、15セレブリティモデル12人気13着480キロ、6サクラプレジール6人気14着480キロ
14年 バウンスシャッセ3人気3着514キロ、エリーザベスト18人気18着502キロ 、6パシフィックギャル8人気16着486キロ

6クイーンズリング
枠自体は良く、桜花賞でも新馬でもスッと動けていたので、内で包まれてもそこまで苦労はしなさそうです。
ゲートを五分に出てレッゴードンキを目標に中団で競馬ができればチャンスはあります。


10ミッキークイーン
スタートが悪いだけに、極端な枠を避けられたのはプラスです。
クイーンC組の中では一番要所での反応が良いタイプで、他馬と同じ位置取りでは厳しくなるため、差し馬勢より前にポジションを取ることが理想です。
この枠なら様子を見ながらコーナーワークでポジションを意識できるというのはプラスです。


7キャットコイン
この馬は厳しい流れで良さが出ており、2400mでは隊列が決まってから好位以降は息が入る傾向があるため、中団内のスペースで進めると直線入りで加速していく流れで置かれる可能性があります。
エンジンが掛かってしまえば良い脚を使ってくるタイプで、いかにスムーズに脚を引き出せるかどうか。
極端な内枠ではないので、出負けせずにしっかりと中団にポジションを取ってから外に出せればチャンスはあります。

★日曜日 共通 3/3
 展開のカギを握る逃げ馬ノットフォーマルは大外8枠の16番に入った。これは全馬にとってありがたい材料かもしれない。桜花賞は内枠で出ていくまでに二の足で微妙だった面もある。この枠なら外からのプレッシャーは全くないので逃げるという観点だけで見れば一番競馬がしやすいだろう。もちろん内から競ってくる馬が出てくれば微妙だが、内にはトーセンナチュラルとシングウィズジョイという2列目上等タイプがとりあえず出してくるという程度。これを交わせば主導権は握れるだろう。ただ、トーセンラークが江田照に替わり、主張していくる可能性は当然高くなったのですぐ内にいるこの馬が一番厄介かなと。いずれにせよ逃げ馬がある程度単騎でペースを作る可能性は高くなったと思う。もちろん2列目勢が実質的なレースメイクにはなると思うが。


 フローラSの覇者シングウィズジョイは3枠5番とほぼ絶好の枠を引いた。この枠順の並びを見て全馬の中で一番いい枠を引いたなと素直に思う。トーセンラークとノットフォーマルという前々でハナを切っていく可能性が高い馬が大外なので行く気ならハナからガンガン飛ばさないといけない。外の先行各馬はこれを行かせてからのポジショニングになるし、内のこの馬としてはまあ外が半端に切り込んでくると待たないといけないが、2頭がある程度競りあったり、単騎逃げを目論む形なら2列目のポジション争いにはそう影響しないだろう。そのうえで同じ2列目で戦うことになりそうなトーセンナチュラルよりもスタートは上で外を引けたので、この前に出きってしまえば離れた2列目のポジションは取れる。かなりいい枠を引いたと思うし、一気に不気味さが増してきたなと。単騎逃げ馬を見ながらゆったり進めて直線入りで一気に動いてくると前々からでもしぶとく使えるTS持続力は脅威となりうる。


 チューリップ賞2着馬のアンドリエッテは7枠13番と外枠に入った。まあこれは別に大して問題ではないだろうと。ポジションをどうするかだが、それよりもとにかくどうやって仕掛けていくか。器用さがあまりないのは桜花賞で証明済み、外から前を向く形で徐々にエンジンをかけながら進められればチューリップ賞のように最後には快適な脚を使えるのがこの馬の魅力。TS持続力、ポテンシャル面では世代最上位の一頭なので、後はそれを引き出せるようにしっかりと前を向いてエンジンをかけていくことを基本にできるか。もちろんそのうえでできればロスも少なくできれば言うことはないが、トップスピードに上手く乗せて進められるか、コーナーでの立ち回りが問われる。ロスを怖がらずにしっかりと進めていけるかがポイント。ギャンブル的に早仕掛けになるという前提での内突きも場合によってはアリだと思うが、オークスの傾向的に見て仕掛けどころは遅くなる方が多い。リスクは大きくなるのでその辺りをどう判断して川田が動けるか。